ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

感謝

2017-11-24 | アメリカ事情

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感謝祭休暇に入る前日は、学生アシスタント達がせっせとクリスマスの飾りつけをしていた。同僚の一人が近くのベーグル専門店へ行って皆の朝ごはん調達。オフィスにはゆったりとした時間が流れていた。ディーンに4人の同僚達はその日から長い週末休暇に入っている。私は、スローで、静かで、落ち着くジャズを小さく流しながら、仕事をする。この日から学校は休みで、学生はキャンパスから消えている。キャンパスには色とりどりの落ち葉。先週後半の雨で一段と木々は色づき、落ち葉も多い。空気は、ひんやりとしている。 学生がいてこそ成り立つ私達の仕事だが、閑散とした晩秋のキャンパスは、なんときれいなんだろう!そんなひと時を持つありがたさ。



 

 



その前の日は長姉の誕生日で、その日に届くよう24本の薔薇の花束を手配した。テキストが入って、涙がこぼれたわ、ありがとう、と姉から。一色でなく、赤やキャンタロープ色やそして忘れてならない黄色い薔薇も入っている花束の写真を即時に送ってくれた。ジョン・ウェインの大好きだった義兄の好きな黄色い薔薇。独りぼっちになって、2頭のシープドッグ、3匹の猫たちと迎える2回目の感謝祭とクリスマス。幸いやはり未亡人の先輩友人や古くからの友人達は、そんな姉を思いやってくださり、むしろ私よりも忙しいくらいな社交日程。ありがたい。


 

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"......I love you, son."

"I love you, too, Dad."

そして夫と三男Mは電話を終えた。夫は私を振り返り、「あの子は、いい青年になったね。君のお陰だ。ありがとう。」と言った。「あら、私は生んだだけよ。それはあなたがいい父親だからよ。」と私。


最近三男息子が決めた将来について、少々気になることがあって、電話をした夫。わからなかったことをわかり得て、心配だったことが安心に変わった。夫と私は、余程の心配がない限り、息子たちの決断や決心を受け止める。もう大人。自分で考えに考えて、あるいは伴侶と話して決めたことであろうし、360度見渡して得た結論なのだろうと思う。355度くらいの見解なら、5度は親が考慮・提案もある。その5度分の為に夫は電話を掛けた。理解してその5度は355度に加わって360度の円になった。ありがたいこと。


次は次女への電話。あと2,3週間でクリスマス休暇に帰郷する。彼女の夫も同郷だからありがたい。今年は夫方の実家に宿泊すると言っているが、例年そう言っておいて結局うちに来る。夫の作るパンケーキやワッフル朝食と、私の作るすき焼きを楽しみに夫婦でやって来る。今年彼女の夫は卒業し、来年早々法学校へ進む。まだまだ次女の頑張りが続くが、笑顔で受けて立つこの娘の”根性”を夫と私はありがたく思う。


次男は遠い南で妻と娘と元気にしていると言う。クリスマスはスゥエーデンに行かず(行けず)、自宅で過ごすと言う。孫もすくすく育ち、なんと小柄な母親の背丈の半分ほどの長さ(高さ)になったそうだ。12月で1歳。健康に家族仲良く暮らしている。ありがたい。


長女一家も長男一家も揃ってやってきた。人見知りの女王も、お茶目な盛りの王様も、健康に順調に育っている。24時間シフトもER(救急室)でこなしている長男も長男を支える彼の伴侶も、毎日笑顔を絶やさず、暮らしているのが本当にありがたい。 長女一家が近くに住んでいるのも祝福の一つ、ありがたいことだ。



Macy's Paradeに見入る小さな人



ありがたいことをすぐ見つけられた感謝祭を過ごせられたことも、ありがたいことである。



 

 

 

 

 

 


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