ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

愛犬をよろしく

2021-01-24 | アメリカ事情

3歳の孫娘と「新入り」1歳のハスキー「マヤ」

 

 

 

私たちの14歳の愛犬アビーは先月その命を終えた。翌日、4歳の娘メレディスは泣きながら、アビーをどれだけ恋しいか話していた。彼女は、アビーが天国に着いたかどうか、そして神様はアビーだとわかったかどうか神様に手紙を書きたいと言った。私は、それではこれから手紙を書きましょうと娘に話した。すると下記のように彼女が口述し、私がそれを書き取った。

親愛なる神様、
どうか私の犬の世話をしていただけますか? 彼女は昨日亡くなり、あなたと一緒に天国にいます。彼女がいなくて私はとても寂しいです。彼女が病気になったのに、あなたが私に彼女を私の犬としてくださったことがうれしいです。

彼女と遊んでいただけることを希望してます。彼女は泳いだり、ボールで遊んだりするのが好きです。私は彼女の写真をこの手紙に入れますから、あなたが彼女を見かけたら、彼女が私の犬であることがおわかになるでしょう。私は本当に彼女が恋しいです。

愛を込めて、
メレディスより

私たちはその手紙をアビーとメレディスの写真と共に封筒に入れ、それを神/天国に宛てた。返信先住所も記載した。それからメレディスは、手紙を天国に届けるにはたくさんの切手が必要だと言ったので、封筒の前面にいくつかの切手を貼り付けた。その日の午後、彼女はそれを郵便局の書簡用のポストに投函した。数日後、彼女は神がまだ手紙を受け取ったかどうか尋ねた。私は神はもうお受け取りになったと思うわ、と彼女に言った。

昨日、見知らぬ筆跡で「メレディスへ」と宛てられた金の紙に包まれた金の紙で包まれたパッケージが玄関のポーチにあった。メレディスはそれを開いた。中にはロジャース氏*の「ペットが死ぬとき」という本があった。表紙の内側には、開いた封筒に私たちが書いた手紙がテープで貼られていた。反対側のページには、アビーとメレディスの写真とこのメモがあった。

親愛なるメレディス、

アビーは無事に天国に到着しました。写真は大きな助けになり、私はすぐに彼女に気づきました。

アビーはもう病気ではありません。あなたの心にアビーがとどまるように、彼女の霊は私と共にここにあります。アビーはあなたの犬であることが大好きでした。天国では体を必要としないので、私はあなたの写真を保管するためのポケットを持っていません。それで私はあなたが保管してアビーを覚えておくためにこの小さな本と共にあなたに送り返します。

美しい手紙をありがとう、そしてあなたがそれを書いて私に送るのを手伝ってくれたあなたのお母さんに感謝します。なんて素晴らしいお母さんなのでしょう。私はあなたのために特に彼女を選びました。私は毎日祝福を送り、あなたをとても愛していることを覚えていてください。ちなみに、私は見つけやすいです。私は愛があるところならどこにでもいます。

愛を込めて、
神より

 

*ロジャース氏とは、Fred Rogesフレッド・ロジャースのことで、1968年から2001年まで未就学児向けのアメリカの公共放送局PBSの番組の制作、司会そして音楽を担当して人気があった。そのソフトな礼儀正しい語り方や実直な性格が子供達にもその親たちにも好かれた。その番組Mister Rogers' Neighborhood(ロジャース氏のご近所)は、彼の性格そのままに子供も親も安心して視聴できる、そして視聴しながら、知らずにして何かを学ぶ機会となった。フレッド・ロジャースは聖職者でもあり、善良な優しく、楽しい「おじさん」は、とても自然で大人になってもいつまでも番組は覚えられている。現在はダニエル・タイガーという番組が彼の番組から派生してこれも子供達に人気を博している。2003年75歳の誕生日にあとひと月という時彼は胃ガンのためこの世を去った。

 

 

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