ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

酸いブドウ

2021-01-18 | 考え方

Peanuts Sports絵本より。

「決して希望をすてないこと。来週もまた試合はある。」その通り、チャーリー・ブラウン!

 

 

 

「このような困難に値するような何を私はしたのだろう」、または「なぜ神は私にこれをさせたのだろう?」と思ったり、つぶやくことがあります。それについて素晴らしい説明があります!

娘が母親にすべてがうまくいかないことを伝えています。彼女は代数に失敗し、ボーイフレンドは彼女と別れ、彼女の親友は去っていきました。

その間、母親はケーキを焼いていて、何かおやつが欲しいかと娘に尋ねると、娘は「勿論!お母さんのケーキが一番大好きよ」と言います。

「ほら、この食用油食べる?」と彼女の母親は申し出ます。

「やだわ!」と娘は言います。

「生卵はどうですか?」

「気持ち悪いわ、お母さん!」

「じゃあ小麦粉はどう?それとも重曹がいい?」

「お母さん、そのどれも食べたくないわ!」

母親はこう答えます。「そうよ、一つ一つでは味も悪いわよね。でも、正しい方法でそれらを組み合わせると、あなたの大好きな素晴らしく美味しいケーキになるのよ!」

神は同じようにお働きになります。何故神は私たちに、例えば今のように、ひどく困難な時代を経験させてるのだろうと何度も人は思います。しかし、神はこれらすべてのものを神のお考えであなたの前に置くとき、それらは常に善、つまり神にケーキのために働くことをご存知なのです!私たちがすべきことは、ただ神を信頼することです、そうすると最終的に、人々は皆素晴らしい何かを作り出すのです。

夕食時、夫に、上記の話をしてから、「これからのアメリカの少なくとも4年間は、不運で苦渋に満ちたものになるのかもしれないけれど、これも美味しいケーキのための重曹なのよね。」と言うと、夫は、「重曹? いや、明らかにこれは酢だね!」と申しました。お酢?そうです、ケーキ、クッキーなどの焼き菓子のレセピには、驚くほど頻繁にお酢が使われます。 お酢は、その鋭い風味を考えると、焼き菓子の一般的な成分の一つと言うのは驚きです。 しかし、酸として、酢はしばしばケーキやクッキーのドウに混ぜられて、重曹と反応し、二酸化炭素を生成するに必要な化学反応を始めて、その生地を焼くときケーキやクッキーをふっくらさせます。 卵を使わないチョコレートケーキは、この反応を利用しています。 完成品を味わうと、ケーキにお酢が入っているとは到底思えず、驚かされることがよくあります。

焼き菓子に使うお酢は、大抵はリンゴ酢やホワイト酢ですが、バルサミコ酢も使われます。ただしバルサミコ酢は酢としての風味が強く、それを焼き菓子に使用すべきと言うレセピにだけ用いたほうが無難と言われています。

イソップ物語で狐が手に届かなかったブドウは、酸っぱいに違いないと負け惜しみを言ったことから、酸い(すい)ブドウと言う言葉は、英語で、サワーグレイプといい、それは「負け惜しみ」などのような少々否定的なことを意味します。聖書にはこの酸いブドウと言う言葉がよく出てきます。それを思うと、バルサミコ酢は、「酸っぱいぶどう酒」ですから、英語で言うサワーグレイプの意味に通ずるものがあり、次の政権がバルサミコ酢的なのは否めないような気がします。

それでも、将来にどれほどの不安があろうとも、実はその不安も美味しいケーキのためにあるのだと思えば、そのケーキのできあがりを楽しみにして生きていけます。そうです、例えバルサミコ酢を使って作るケーキであっても、レセピによっては美味しいものかもしれません。だからやはり神を信頼するに限ります。

 

卵を使用しないチョコレートバントケーキ

レセピは明日のおまけに出します。

 

 

 

 

 

コメント (1)
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