ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

あなた自身

2020-11-28 | クリスマス

 

 

 

高価な贈り物や美しいカードよりもあなた自身のお顔をお声を面前で見たり聞いたりすることが、年老いた親には、何よりのギフトである。それは皆知っていることだが、そうできない、そうしたくない、という方も多い。何故このクリスマスコマーシャルが、深く胸を打ち、涙をそそられるかは、言葉がわからなくとも、また言葉がなくとも、はっきりわかる。こうした優れた作品をコマーシャルに創作し、製作した方々に感謝の気持ちをお伝えしたい。

この老人は、1人暮らしで、子供達はそれぞれの世界で成功をしているようだが、クリスマスはカードを出すだけで、それぞれに日々の生活に没頭している。隣の老人宅には子や孫たちが和気藹々と寄り集まっているのを窓越しに見る老人は今夜も1人で食事である。クリスマスも近いのに、子供達も孫達もいるのに、一人きり。老人は自らの死を装う。知らせを受けた子供達はすぐに老人宅へ集まる。食堂から出てきたのは、亡くなったはずの父親であった。そうまでしないと家族に会えない老親の気持ちが切ない。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする