阪神淡路大震災に想いを寄せて
阪神淡路大震災で被災されお亡くなりになられた方へのご冥福をお祈りします
今から24年前の1995年1月17日午前5時46分52秒、震源地兵庫県淡路島北部、神戸市など震度7の大地震が発生し、死者6434人、負傷者4万3792人と家屋崩壊、高速道路崩壊と大きな被害が出ました
私はその時、自宅で就寝していましたがドンという揺れとその後もドドドという揺れで飛び起きました
当時飼っていた猫を猫用のカバンに入れて水と餌をカバンに詰め慌ててドアを開けて避難しようとして呆然としたことを鮮明に覚えています
なぜ呆然としたかといえば、ドアの外は特に何も変わらない世界だったからです
「あんなに大きな揺れだから日本は大変なことになってる。今すぐに避難しないといけない。」
ととっさに思ったからでした。
「なんだ大丈夫なんだ。」とは到底思えず、テレビをつけてみても何も情報はありませんでした
「どうなったんだろう、、、どういうことだろう?」
不安で胸がいっぱいになりました
しばらくするとテレビから見たこともない景色が飛び込んできました
「私の大好きな神戸の街が、、、」
ヘリから撮影している女性アナウンサーの泣き声とともに崩れている高速道路、所々火の気の上がる街並み、ビルや家々が一階が押しつぶされている姿、、、。
その景色は今でも鮮明に覚えています
その日は出勤日でしたので仕事場に向かいましたが道はどこも混んでいて、会社に着いてもまだ仕事場に到着できない人も何人もいました
会社の中の荷物は散乱していて片付けだけでその日は過ぎたこと覚えています
何かできないかと知り合いなど電話しましたが通じず
電話がつながっても「バイクはありますか?道の状況が悪くて電車や車で来ることはできないんです」
と言われて被災地に行くことはできませんでした
私は猫を飼っていましたので「猫のお世話ならできるかもしれない。」と思い動物愛護団体に電話すると「こちらでの世話は足りめますので何匹でもいいので迷い猫たちを飼ってもらえませんか?」と言われました
住んでいたマンションで当時は一匹飼うのが精一杯だったのでしかたなく断りました
私は何もすることなくテレビや新聞などの情報を見入ることしかできませんでした
それから急ピッチで復旧、復興が進み私もその後結婚、出産と慌ただしい日々を過ごし地震のことは遠い記憶になりかけた日、東日本大震災が発生しました
それから熊本地震、大阪北部地震、北海道胆振地震と立て続けのように日本を地震が襲いました
現在の日本はどこが絶対安全、地震は来ないとは言えない状況です
南海トラフ、富士山噴火、首都直下型地震は日本という国家さえも脅かす大きな国難レベルの災害の可能性があります
国レベル、地域レベル、個人レベルの防災を真剣に考えなければなりません
地震についての知識が何もなかった阪神淡路大震災、あの日から24年経った今、気をひきしめ過ごしていこうと思っています
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