北原鈴淳 琴古流尺八教室 in八王子

尺八の音色は心を癒してくれます。

演奏すれば「無」の境地になれ、演奏が終われば満足感、充実感が得られます。

初稽古

2016-01-12 21:51:00 | 音楽・日々是尺八
2016(平成28)年が始まった。
皆様、あけましておめでとうございます。

前回「ヒトカラ」を書いたのだが、その後テレビで新宿西口の「ワンカラ」を放送していた。
「ワンカラ」も一人でカラオケをするのだが、そこは個室で、ヘッドフォーンをして歌うのだ。
中にはぶっ通しで8時間も歌う人がいると言う。フルートの練習する人もいるらしい。大声を出しても、文句言われなくて誠に都合が良い。

元日早々、年賀状を頂いた。ほとんどが元旦の表示がしてある。
内輪で新年会をした時に聞いてみた。「元旦」と「元日」の違いは?と。

以外に知らない人がいる。私は小さい頃から知っているので、答えた。元旦とは元日の朝の事である。従って元日の朝とは言うが、元旦の朝とは言わないのである。

私が教える尺八の稽古は4日に始まった。先ずは音出しである。

今月は24日に「新そばを楽しむ会」で尺八を演奏するので、曲目の選定に入らねばならない。
毎年行っているので、少しは変えたいと思うが、主催者は「1年経てば皆忘れているから、同じ曲でもよい」と言う。

確かに良い曲は、何回聞いても良いものだ。

今、策を練っているのは、「早春賦」と「知床旅情」のコラボだ。
コラボってなんだ?

最初の出だしが似ているので、交互に演奏したら面白いのではないかと思ったのである。
楽譜をみると8分の6拍子と、4分の3拍子の違いがあるが、演奏用に楽譜を書いてみたところ、何とかなりそうである。

その他、信州出身が多いので、毎年「千曲川」を演奏している。

話は変わって、大相撲初場所も始まった。信州出身の「御嶽海」が予想より早く幕内に上がって来た。
大変、楽しみである。突き押しが得意だが、組んでも良しとしないと、大関クラスにはなれない。簡単ではない。必ず壁にぶつかる。怪我もするだろうし、上に上がるには四つ相撲も出来るかに尽きる。

土俵の「しきり」の乱れが「シキリ」に言われて久しいが、制限時間になったら、行司が「位置に付いて、用意、ハッケヨイ」で力士が、両手を付いて立ち上がれば、陸上競技の様に一斉にスタート出来ると思うが、ダメだろうか?

私の知っている元力士の「栃櫻」さんは、「そんなの面白くない」と言う。「呼吸や駆け引き、勢い等いろいろあって、素人には分からないだろう」と。だからなかなか改善出来ないのだろう。

相撲通はどこかにいるもので最近、近所の寿司屋に行ってたまたま相撲の話になり、何と「栃櫻」を知っていると言う。これは通だろう。彼の最高位は「十両」である。

昨年、北の湖元理事長が62歳で亡くなった。全盛期は本当に強かった。
栃櫻が西新宿に「方屋」を開店した時に、お披露目に北の湖、北桜、元金親、忍の山が見えた。
私も招待されて、北の湖の前で「柔」を演奏した。話は出来なかったが、おとなしい方だった。

北の湖が筆字で「方屋」と書いたのを、店の看板や衝立にも使用していた。
実は私は当時、西新宿で自営業をしており「方屋」の名刺も作った。
そこにロゴとして北の湖の「方屋」を入れたのである。

北の湖が入門の頃から、栃櫻は先輩として随分悪い事を教えたと言っていた。
北の湖は最後まで、相撲の事を考え、相撲を全うした人生だった。