2002年6月撮影
#207 -- Guards for President Sophia BR --
ブルガリアの首都、ソフィア。
バルカン半島の真ん中にあり、黒海とアドリア海を結ぶ交易路に
ある古くからの町。温泉が出るので時の権力者たちに重宝されたのだそうです。
祖先は、先住民のコーカソイド系の南スラブ人と、モンゴロイド系の
騎馬民族の混血で、ソフィアは、7千年もの歴史を持つ、ヨーロッパの中でも
最古の町のひとつなのだそうです。
15世紀にはオスマン帝国に支配され、19世紀には、
ロシア対トルコの戦争(露土戦争)のさなかロシアの保護下、自治州となります。
ブルガリア独自の言葉や文字をもちながらも、
大国に翻弄されてきた歴史が伺えます。
さて、町の中心にある大統領府は、大きな建物の一角にあります。
玄関には、衛兵さんが立っていて、仏頂面でぴくりとも動きません。
この建物は、シェラトン・ソフィアホテルとつながっていて、
中庭に聖ゲオルギ聖堂があり、建物が四方をとり囲んでいます。
朝食後にホテルの中庭に出ると、大統領府の裏口で、衛兵さんたちが
リラックスしていました。帽子を取っている衛兵さんもいれば、
白い歯を見せて談笑している衛兵さんもいます。
羽飾りつきの帽子や、スモック風の上着は、コサック地方の民族衣装に似て、
なんだか少しアジアっぽい。
My record ・・・次の旅のために・・・
撮影場所は、 ブルガリア大統領府 by Google Map
夜行寝台列車で、イスタンブールまで8時間
Sofia Hotel Balkan, a Luxury Collection Hotel (Sheraton Hotel)
(advice) 今回は、ルーマニアからトルコへ列車の旅途中に
ソフィアに1泊しました。ルーマニアとブルガリアの国境、ドナウ川の上で
長い間、停車があり、到着がかなり遅れたため、ソフィア到着は深夜。
町歩きできず残念でした。次の機会に是非!
ソフィアからイスタンブールまでは順調。 ただし、明け方に国境越えをするため、
まだ暗いうちに起こされ、列車を降りて入国手続き。