1998年10月撮影
#205 Rhine-Main-Danube Canal Bamberg DE --
ヨーロッパの大河といえば、ライン川とドナウ川。
ライン川は、アルプスからドイツとフランスの国境を流れ、さらに北上し、
オランダのロッテルダムで北海に達する、全長1233㎞の川。
ドナウ川は、ドイツ南部の黒い森を出発し、オーストリアを横切り、
スロバキアとハンガリーの国境、クロアチアとセルビアの国境、ブルガリアとルーマニアの国境を流れ、
最後は黒海に注ぐ、全長2860㎞の川。
日本に多い急流とは異なり、のんびり、ゆったり流れていく川は、
上流でも川幅は広く、川底も深いのでしょう。
重い鉱石や土砂、鉄鋼を載せた船が何日もかかって河口の港まで旅する様子を目にします。
「国際河川」と聞いただけで、なんだかわくわくしてしまいます。
ある日、National Geographicに、ドナウ川とライン川を結ぶ
運河の記事を見つけました。(1993年ぐらいの記事だと思います)
正確には、ドナウ川とマイン川を結ぶ運河です。(マイン川はもともとライン川へ合流している)
トルコの技師が、難工事の末に運河を完成させたという記事。
運河は、170㎞、日本橋から日光に(日光街道)相当する長さ。
この2本の大河が繋がると、北海から黒海まで全長4000㎞を船で往来できる!
地図を指でなぞりながら、「旅に出たい」衝動がMAXになり
困ってしまいました。
ちなみに、ライン川は、アルザス運河、ローヌ・ライン運河経由で、ローヌ川を経て、
地中海へもつながっているのだそうです。 すごい!
My record ・・・次の旅のために・・・
撮影場所は、ドイツのバンベルグ郊外 by Google Map
日本からフランクフルトまで直行便
フランクフルトからレンタカーでドイツ周遊。バンベルグまでは230km(2時間)
エアフルト(ホテルの宿泊記録紛失)
(advice) バンベルグの町も世界遺産です。
内陸部なのに、「ドイツのベニス」なんて別名があり
不思議だな、と思っていたのですが、
町には川や運河が多くて、水際はとても良い景色です。
ドイツの中でも戦禍を受けず、昔ながらの建物が残る町で、
世界遺産に登録されています。