2009年12月撮影
#196 Leshan Giant Buddha Sichuan CN
四川省楽山市にある磨崖仏。磨崖仏とは、岩壁に彫られた仏様。
座高60m、鼻の長さが5mというの巨大な弥勒菩薩。
奈良の大仏は高さ約15mの胡坐像、鎌倉の大仏は高さ約11mの胡坐像。
楽山大仏は腰かけスタイルで、座高は奈良や鎌倉の大仏様の5~6倍です。
このあたりは、現在、町の中心部は、開発が進み建築中の超高層マンションが乱立していますが、
大きな川を越えると、緑あふれる丘陵が広がっています。
この大仏がある岩山は、長江の支流、岷(びん)江と大渡河と青衣江が合流する地点で、
近隣の民は、昔から川の氾濫に悩まされていました。
水害を鎮めるために、凌雲時の傍に、
僧海通と民が力を合わせて90年がかりで造ったのだそうです。
完成は803年。 日本の奈良時代にほぼ重なります。
大仏様は、ちょっと窮屈そうではありますが、
大河をしっかり足で踏みつけながら、
川の向こうの民に対して優しい眼差しを向けておられるように見えます。
My record ・・・次の旅のために・・・
撮影場所は、 楽山大仏 by Google Map
日本から成都まで直行便
成都から150km(1時間半)
Sheraton Xian Hotel
(advice) 大仏様を見学するには、二つの方法があります。
一つは、大仏様の背後から見学するルート。頭の横あたりからスタートする順路があり
大仏様の真横を通って足の下まで降りることができます。
もう一つは、川から拝むルート。 観光用の舟がたくさん出ていて、
30分くらいかけて、大仏様の正面まで往復してくれます。
川から仏さまを仰ぎ見るのも良い景色です。
このあたりは、豆腐料理が有名。
近くの峨眉山と共に世界遺産に登録されています。