2003年9月撮影
#202 Salamanca Castilla y Leon ES
サラマンカは、スペインの首都マドリッドから北へ200km
スペインを縦貫する銀の道の街道筋の町でもあります。
古くはローマ帝国の植民都市として開拓され、イスラムの支配を経て、
レコンキスタでキリスト教徒に奪還されました。
1218年には、レオン王国のアルフォンソによって大学が設立され、
天文学や神学、法学、哲学の研究の中心となったのだそうです。
ヨーロッパ最古の大学のひとつです。
大学の正面の装飾はプラテレスコ様式(銀細工)の代表として有名。
(15~16世紀、ルネサンス様式のスペイン版)
この町には、酸化鉄を含む砂岩でできた建物が多く、
旧市街は、温かみのある赤い壁が続きます。
新旧のカテドラルは、12世紀のロマネスク様式の建物と、
18世紀のゴシック様式の建物が続き棟で建っています。
新カテドラルにあるマリア像は、「神々しい」という表現がぴったり。
普段は、黒衣なのですが、祝祭期は、純白のドレスに
着替えるのだそうですよ。Wikipediaに写真 ↑ があります。
この町のマイヨール広場は、とても美しい。
これは18世紀のバロック様式で、絢爛豪華、細かい装飾で覆われています。
チュリゲラ様式(スペインの代表的な建築様式)で有名なチュリゲラ兄弟の
手によるものです。
建物の砂岩は、石英を含み、夕陽を浴びるとキラキラと輝きます。
夕方に、町はずれのローマ橋のあたりへ行けば、
穏やかに輝く、町の美しい全景を眺めることができます。
My record ・・・次の旅のために・・・
撮影場所は、新カテドラル by Google Map
日本からマドリッドまで直行便
マドリッドから200㎞(2時間) サモラまで70㎞
Parador de Zamora
(advice) マドリッド大学や、新・旧カテドラル、エステバン修道院
貝の家など旧市街はどこを歩いていても、写真を撮りたくなる場所が一杯。
マイヨール広場も、夕方、影と日向のコントラストや、
夜はライトアップも美しく、何時間でも座っていられる雰囲気です。
生ハムも有名。 留学生も多く、国際色豊かな町です。