宮部みゆき 著
今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室に勤める杉村三郎はある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。事件は3時間ほどであっけなく解決したかに見えたのだが―。
しかし、そこからが本当の謎の始まりだった!事件の真の動機の裏側には、日本という国、そして人間の本質に潜む闇が隠されていた!あの杉村三郎が巻き込まれる最凶最悪の事件!?息もつけない緊迫感の中、物語は二転三転、そして驚愕のラストへ!『誰か』『名もなき毒』に続く杉村三郎シリーズ待望の第3弾。
遅ればせながらようやく今作へたどり着きました
今作は若干の異色さを感じつつも、いつもの杉村シリーズを感じて読み進めていましたが、なんだか感傷的な杉村氏の心の動揺を感じ、夫婦間の隙間に違和感が・・・。
それでも何も感じさせない妻の言動に安心を思いつつ、支える妻に安堵するんだけどね。
事件だ何だのストーリーは心惹き付けられる一方、なんなんだこの終わり方わ!
今の流行に乗った終演の形なのか、菜穂子さんの清楚なイメージからのクソ女っぷりに憤慨してしまいましたわ・・・・・フィクションだけどさ
宮部さん、最後にとんでもない核爆弾投入してくれましたね
この先、続編作ってくれないと許しませんよ