歌野晶午 著
東京近郊で連続する誘拐殺人事件。誘拐された子供はみな、身代金の受け渡しの前に銃で殺害されており、その残虐な手口で世間を騒がせていた。
そんな中、富樫修は小学六年生の息子・雄介の部屋から被害者の父親の名刺を発見してしまう。息子が誘拐事件に関わりを持っているのではないか?恐るべき疑惑はやがて確信へと変わり…。
既存のミステリの枠を超越した、崩壊と再生を描く衝撃の問題作。
う~ん・・・・・う~ん・・・・・斬新?
途中までは本当にハラハラさせられて、しかし意外に早くも真相が解明されたかと思ったら・・・・これ以上はネタバレになるんでやめておきますか。。。。
なんと言ったらいいかな~・・・・。
まあ、それなりに楽しく読ませていただいたが、出来ればもっと別の時間を過ごせば良かったかな?
共感出来た描写はと言えば・・・・
大人達は子供の興味を引くためにあの手この手で色々な方法で広告をしてくるが、子供が欲しいと言えば親は我慢しなさいと必ず言ってくる。
大人達はどうしたいんだ!
もちろん大人の私にはそんな広告に一々反応していたらキリがないっことは分かるが子供にはそんな理屈は通じないだろうな。
そんな子供心を思い出しただけでも読んだ甲斐があったってものではないか!