監督 ジャン=マルク・ヴァレ
HIVを患った男が治療薬を求めて、製薬会社や政府と戦う姿を描く、実話を基にした人間ドラマ。
『マジック・マイク』のマシュー・マコノヒーが21キロもの減量に挑戦し、エイズ患者を演じきった。
ロックバンド、サーティー・セカンズ・トゥー・マーズの一員としても活躍するジャレッド・レトが彼の相棒役で女装姿を披露する。
この映画でアカデミー主演男優賞に輝いたマシュー・マコノヒー。
激痩せするか、激太りすれば限りなくアカデミー賞に近づくという神話は継続してる感じですね
とはいえ、ストーリー自体も凄く良かった!
HIVについては、日本ではまだまだ馴染みの薄い病気。
過去にアメリカで戦ってくれた人たちが居たからこそ、日本ではそこまで問題が起きずにここまで来れたということを少し実感できたかな?
1985年、まだまだ世界はゲイに対して大きな偏見を持っていた時代。
ただ同じ病気に苦しみ、死なないように生きることで精一杯で生きた心地のしない世界を一緒に歩まなければいけないという共感だけで、人はここまで繋がれるんだなと素直に思える映画でした。
自らも命の終わりと闘いながら、「生きたい」と思う人々に希望を与える姿には、感動を覚えました。