ドロシー・ロー・ノルト
レイチャル・ハリス 著
石井千春 訳
この本が流行ったのが、確か10年程前だったと思います。
当時、20代前半で、結婚もしていなければ、当然子供も居なかった私が、この本に強い興味を抱いていました。
しかし結局、本屋さんでパラパラと捲る程度で、購入には至りませんでした。
・・・・何故かって?
ハッキリとは言いにくいですが、自分の親の子供の育て方に強い疑問を持っていたからです
ただ断っておきますが、私は両親を大変尊敬していますし、一生懸命私たち子供を育ててくれた事は、とても感謝していますよ
そこだけは履き違えないようお願いします。
でもこの本を読んでると、自分の親がことごとく駄目出しをされているようで。。。。。。
私は、自分の親の子供の育て方を反面教師にして自分の子供と向かい合っていこうと思います
・・・・・・・まぁ、その点についてはこの本を読んだからと言うより、二十歳位の頃から思っていたことなんですけどね
これ以上言うと、両親がかわいそうなので、この辺にしておきますが・・・・
本のタイトルを見ると、何だかすごい決め台詞みたいなのがあって、その一言で子供のやる気スイッチが
みたいに思うかもしれませんが、この本に子育ての答えが書いてあるわけではありません。 沢山のヒントが書いてあるだけです。
考えて見れば、十人十色の子供達に、「これが答えだ!」何てモノがあるわけ無いですよね。
要するに、子供の話をしっかり聞く。
親がカッっとなって、子供を頭ごなしに叱り付けない。
親に非があったときは、子供にしっかり謝る。
この本に特別なことは書いているわけではありません。
当たり前の子育てを、ただ分かりやすく諭すように書いているように思います。
もし、子育てに悩んでいる親御さんが居たら、この本を手にとって見るのも良いかも知れませんね。
読めばきっと多少なりの自信が付くと思います。 それだけでも読んだ価値があったと言うものではないでしょうか。
私はまだ親になって約5年の新米ですが、未だ子供を怒鳴ったことはありません。
遊びながら食べていて味噌汁をぶちまけたり、触っちゃいけないと言っていたのに大事なものを壊されたりする事はしょっちゅうです
カッっとなることもあります。 そんな時、私は自分を子供の目線で物事を考えるようにしています。 そうすると、自ずと怒鳴るより、今起きた事実を、子供と向き合って何が起きたのか子供に理解させることの方が合理的に思うし、子供も理解します。
私は、怒鳴られても、長々とお説教されても効果が無いことを、子供時代に実証積みです。
手を上げるのはもっと効果がありません。 これも大いに実証積みです
正しい子育ては、正しい大人を社会に沢山送り出すことに繋がります。