今朝俺は昨日の昼休みにコンビニでなんとなく買ったSHUEISHA JUMP REMIXの『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』を読みながら東横線に乗っていた。妄想力豊かに描かれた荒木飛呂彦のグラフィクスによってさながら杜王町に引き込まれてるかのように集中していた。iPodからはSYSTEM OF A DOWN。奇妙なサウンドが奇妙な冒険にマッチする。すると、アンジェロが岩にされた頃でしょうか。何者かに足を傘でコツコツつつかれているのに気が付いた。ふと漫画から目を足元へ向けると、俺の真ん前の座席に座っているオッサンがなにやらぼやいているようだ。む。さては音漏れしちゃってんのかな?そんなにでかくないけどな、などと思いながらおっさんがなにいってんのか聴き取るためにイヤホンをはずし「はい?」とうかがった。するとそのサンオツは「つばが飛んでくる」とかいいやがる。「は?俺?」と聴きなおすといやそーな顔しやがり難癖つけてくる。てか一言物申す!俺は口を硬く閉ざしてたし会話もしてないし咳払いすらした意識はない。最初おっさんのいってるいみというかオッサン自体の意味がわからなかったが、落ち着いて考えても無意識に咳払いをしたとしてもだよ、オッサンにかかる前にジョジョにかかるだろってほど真下を向いて漫画に集中していた。オッサンにかかる角度ではどう見てもなかった。なんだこいつちょーむかつくなと現代的にキレる若者心が沸き起こり、ジョジョをしまい俺はサンオツに無言のプレッシャーをかけた。サンオツはナントカ大戦辞典と名づけられたわけのわからん小説を読んでいる。サムイやつめ…と心で最大限に罵る。そこで試しに咳払いをひとつささやかに、ささやかに、 「コホ…ッ。。」 としてみた。真下を向いて。絶対にツバはでてない。出てもオッサンにかからない。したら!またにらんでナンクセつけやがるから私は「コラー!」と。「絶対かかってねーだろ!」と。心の中で思うだけでただ睨むだけに終わりました。つーか朝の列車のオッサン腹立つの多すぎ!10分前から並んでるってのに平~気で横入りしてくるやつとか強引にむさぼるように座るやつとかマジしばくよ!でも電車内でキレても周りの迷惑。腹が立っても実際小さいことだと抑えるしかないのだ。朝から不満の残る今日一日の締めは、仕事も残業な上に、傘立てに立てといたお気に入りの少しランクの高いロングサイズのマイビニ傘が誰かにもって行かれていた。ビニ傘はなめられる。このように貧しい気持ちは貧しい出来事を引き起こします。いつも心に花束を!