『性犯罪被害ケア拠点 全国初、尾張の病院に設置へ
2010年5月11日 09時08分
性犯罪に遭った被害者のケアに官民が協力して取り組む拠点を、警察庁と愛知県警が6月、全国で初めて県内の民間病院に設置する方向で最終調整していることが分かった。民間団体のスタッフと女性警察官が常駐し、被害の申告や治療、カウンセリングなどを1カ所で受け付ける日本版「ワンストップセンター」のモデル事業で、成果が得られれば全国で導入を目指す。
拠点では、医師や相談員、警察官らが必要なケアを迅速、効率的にできるようにする。被害者が各機関で繰り返し性犯罪の体験を説明し、心の傷を広げる2次被害を防ぐ。被害の申告をしやすくして、犯罪者の早期摘発につなげる狙いもある。
県警などの関係者によると、拠点は尾張部の民間病院に置き、運営は犯罪被害者の支援に実績のある県内の民間団体に委託する案が有力となっている。
案では午前9~午後5時、女性警察官と支援団体スタッフが対応する。必要に応じ臨床心理士や法律家の相談も受けられるような仕組みも検討する。
警察庁は3月、犯罪被害者支援の総合的な推進計画を策定。今回の拠点事業も目玉として盛り込んだ。こうしたワンストップセンターは、先行的に取り組んでいる韓国で24時間態勢の施設が整備されているという。
警察庁は、被害が多発する大都市などで候補地の選定作業を進め、愛知県警が誘致に名乗りを上げていた。県警は同庁や公募に応じた支援団体などと詰めの協議を急いでいる。
(中日新聞)』
このニュースから2ヶ月、とうとう、
『性犯罪被害で精神的負担軽減
[2010年07月22日 10:22]
性犯罪被害者の精神的負担を軽減するため、警察庁や愛知県警は警察や医師などへの相談を一緒にできるようにする「ワンストップ・センター」の第1号を、愛知県一宮市の「大雄会第一病院」に設置することを22日、決めた。26日から運営を始める。
センターは、被害者が警察や病院などを何度も移動し、繰り返し同じ説明をすることの精神的な負担や、不慣れな対応による二次被害を避けるために計画。
警察庁が2010年度被害者支援推進計画の中で構想を決め、被害の多い愛知県でモデル事業を始めることにした。
愛知県警によると、病院内に設置されたセンターには、平日の午前9時から午後8時まで女性警察官と民間被害者支援団体の女性支援員が常駐し、被害者からの説明を医師と一緒に聴くなどして、負担軽減を図る。
夜間や休日でも、県警本部から女性警察官がセンターに出向き、当直医師と一緒に対応する。
(大分合同新聞)』
開始のニュースが流れた。
どうも気になるのは、官民協力してのワンストップ・センターを日本で初めて、というところ。
SACHICOは四月から始動しているわけだけれども、その点はどうなのかなぁと。
その点は除いても、今回気になる点は、なんにせよ警察が主体であるというところ。
警察が初期段階から介入しているということは、いいことなんだけれども、パワーバランスとしてどちらが勝つのか、というか、被害者に証言を強要する空気になることはないだろうか、というのが一番の懸念ではないかと思う。夜間や休日は当直医師と女性検察官が対応する、とあるが、その女性警察官は、どれだけのトレーニングを受けているのかなぁと。ワンストップ・センターに行くこと=警察に訴えること、になってしまっては、そこに行ける当事者は狭められるかもしれない。
体勢について、もう少し知りたいなぁということで、本日愛知県警の方に資料を請求させていただいたのだけれど、こうした形をやっていく中で、警察や、その民間の支援団体との連携が深められて、当事者によってより有益な場所になっていけばいいなーと心から願います。
なんにせよこうした形で性被害のサポート事業が全国的に活性化されていくということは本当にすごいことだし、その取り組みがどんどん広がっていけばいいなと思うのです。
今後のポータルサイト運営に関しても、「いまこそやる時だ」っていう、ほんと社会の動きに励まされながらですね、がっつり進めていけたらいいなと思います。
いやぁ、いいニュース!!
2010年5月11日 09時08分
性犯罪に遭った被害者のケアに官民が協力して取り組む拠点を、警察庁と愛知県警が6月、全国で初めて県内の民間病院に設置する方向で最終調整していることが分かった。民間団体のスタッフと女性警察官が常駐し、被害の申告や治療、カウンセリングなどを1カ所で受け付ける日本版「ワンストップセンター」のモデル事業で、成果が得られれば全国で導入を目指す。
拠点では、医師や相談員、警察官らが必要なケアを迅速、効率的にできるようにする。被害者が各機関で繰り返し性犯罪の体験を説明し、心の傷を広げる2次被害を防ぐ。被害の申告をしやすくして、犯罪者の早期摘発につなげる狙いもある。
県警などの関係者によると、拠点は尾張部の民間病院に置き、運営は犯罪被害者の支援に実績のある県内の民間団体に委託する案が有力となっている。
案では午前9~午後5時、女性警察官と支援団体スタッフが対応する。必要に応じ臨床心理士や法律家の相談も受けられるような仕組みも検討する。
警察庁は3月、犯罪被害者支援の総合的な推進計画を策定。今回の拠点事業も目玉として盛り込んだ。こうしたワンストップセンターは、先行的に取り組んでいる韓国で24時間態勢の施設が整備されているという。
警察庁は、被害が多発する大都市などで候補地の選定作業を進め、愛知県警が誘致に名乗りを上げていた。県警は同庁や公募に応じた支援団体などと詰めの協議を急いでいる。
(中日新聞)』
このニュースから2ヶ月、とうとう、
『性犯罪被害で精神的負担軽減
[2010年07月22日 10:22]
性犯罪被害者の精神的負担を軽減するため、警察庁や愛知県警は警察や医師などへの相談を一緒にできるようにする「ワンストップ・センター」の第1号を、愛知県一宮市の「大雄会第一病院」に設置することを22日、決めた。26日から運営を始める。
センターは、被害者が警察や病院などを何度も移動し、繰り返し同じ説明をすることの精神的な負担や、不慣れな対応による二次被害を避けるために計画。
警察庁が2010年度被害者支援推進計画の中で構想を決め、被害の多い愛知県でモデル事業を始めることにした。
愛知県警によると、病院内に設置されたセンターには、平日の午前9時から午後8時まで女性警察官と民間被害者支援団体の女性支援員が常駐し、被害者からの説明を医師と一緒に聴くなどして、負担軽減を図る。
夜間や休日でも、県警本部から女性警察官がセンターに出向き、当直医師と一緒に対応する。
(大分合同新聞)』
開始のニュースが流れた。
どうも気になるのは、官民協力してのワンストップ・センターを日本で初めて、というところ。
SACHICOは四月から始動しているわけだけれども、その点はどうなのかなぁと。
その点は除いても、今回気になる点は、なんにせよ警察が主体であるというところ。
警察が初期段階から介入しているということは、いいことなんだけれども、パワーバランスとしてどちらが勝つのか、というか、被害者に証言を強要する空気になることはないだろうか、というのが一番の懸念ではないかと思う。夜間や休日は当直医師と女性検察官が対応する、とあるが、その女性警察官は、どれだけのトレーニングを受けているのかなぁと。ワンストップ・センターに行くこと=警察に訴えること、になってしまっては、そこに行ける当事者は狭められるかもしれない。
体勢について、もう少し知りたいなぁということで、本日愛知県警の方に資料を請求させていただいたのだけれど、こうした形をやっていく中で、警察や、その民間の支援団体との連携が深められて、当事者によってより有益な場所になっていけばいいなーと心から願います。
なんにせよこうした形で性被害のサポート事業が全国的に活性化されていくということは本当にすごいことだし、その取り組みがどんどん広がっていけばいいなと思うのです。
今後のポータルサイト運営に関しても、「いまこそやる時だ」っていう、ほんと社会の動きに励まされながらですね、がっつり進めていけたらいいなと思います。
いやぁ、いいニュース!!