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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

立憲民主党に内閣不信任案提出をけしかけながら、賛成するとは明言しない国民民主党の玉木雄一郎代表の裏切り体質は、ゲス不倫だけでなく、選択的夫婦別姓法案について立民とだけは協力しないという点からも明らかだ

2025年06月03日 | 玉木雄一郎と国民民主党に騙されるな

参院選まであと一か月余り。ほんとになりふり構ってられませんので。

国民民主党の榛葉賀津也幹事長が参院選比例候補の山尾志桜里氏に「彼女のプライベートの問題は私は詳しくは何がどうなったか存じ上げません」、反ワクの須藤元気氏に「須藤さんは反ワクチンではない」と大ウソ連発w

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 並みいるサイコパス政治家の中でも汚い奴という意味では国民民主党の玉木雄一郎氏代表と日本維新の会の吉村洋文代表は双璧です。

 そんな人間でなかったら第3自民党と第2自民党の党首は務まらないんですね。

 玉木代表は2025年6月3日の記者会見で、立憲民主党の野田佳彦代表に対し、内閣不信任決議案の提出をまたけしかけました。

 玉木氏は、この会見の中で、立民から不信任案が提出された場合に石破茂首相が衆院解散を検討しているとの報道に触れて

「政権交代を目指す野田氏は出すべきではないか」

と述べたんです。

 ところが、玉木氏はじゃあ立民が不信任案を出した時には賛成するのかというと

「やすやすと信任できない。厳しい姿勢で臨みたい」

と言うだけなんですよ。

 もう他の野党を裏切る気満々じゃないですか。

国民民主党の玉木雄一郎代表が参院比例候補に求める「確認書」が酷い。緊急事態条項導入の改憲、原発の必要性を認めることを要求し、「党是である『対決より解決』の姿勢で政治活動に臨む」と与党へのすり寄りを強制

 

 

 2024年秋の衆院選から絶好調だった国民民主党の支持率ですが、不倫や政治とカネ問題の疑惑が山盛りの山尾志桜里氏や反ワクチン陰謀論の須藤元気氏らを7月の参院選の比例選挙の候補にするとぶち上げてしまってからケチがつきっぱなし。

 おまけに、小泉進次郎新農水大臣が備蓄米放出で米価を5キロ2000円に下げると明言したため、同じ目立ちたがり屋根性に火がついてしまって、思わず、5月28日の衆議院の農林水産委員会で備蓄米を

「1年経ったら動物のエサになるようなもの」

と言ってしまったものだから世間から袋叩きに遭っています。

 国民民主党の支持率も連続して下がりっぱなしになったので、下がる前なら衆参同時選挙だって望むところだというわけで、立民の内閣不信任案に賛成する可能性もあったのでしょうが、今となるとこれには反対して、石破政権の恩を売って与党入りを確実に。

 そして参院選で自公両党が議席を減らした分を民民が議席を増やし、うまくいけば玉木総理爆誕、という夢を見ているのでしょう。

 まあ、いずれにしても新「政界の風見鶏」となった玉木雄一郎氏と民民は民民ファーストで自分に得になるかどうかだけを考えているのは確かです。

山尾氏らとともに比例選挙区から出る足立やすし候補自身が玉木代表についてかつてはこんな真実を述べていた(笑)。

国民民主党の玉木雄一郎代表が7月の参院選比例候補に、自分と同じ「ゲス不倫疑惑」の菅野志桜里氏、「政界のゴロツキ」足立康史氏、「反ワクチン陰謀論」の須藤元気氏ら錚々たる(葬送たる?)メンバーを公認(笑)

 

 

 それが証拠に、選択的夫婦別姓の導入については玉木代表は6月3日の記者会見で、

「立憲と国民民主で何かやっても前進はない」

「仮に立憲と協力しても法案は通らない」

「与党の理解を得ないと幅広い合意形成はできない。野党だけでまとまるべきではない」

と述べたんです。

 そもそも、自民党は党内に同法案絶対反対の大勢力を抱えているのですから、

「与党の理解」

 を条件にしたら、未来永劫、選択的夫婦別姓法案なんて可決するわけないんですよ。

国民民主党が選択的夫婦別姓制度について新しい法案要綱を発表したが、その目的は立民の選択的夫婦別姓法案潰し。野党がバラバラな法案を出すことで今国会でまとめさせず廃案にさせ、自民党に恩を売ることが狙いだ

 

 

 立民と民民はもともと選択的夫婦別姓法案を共同して提出したこともありますし、今国会にそれぞれが提出した法案もほとんど同じです。

 だから、もし玉木民民が同制度を本当に目指しているのなら、立民と協力することに何の支障もないはず。

 まして、立民は自分たちが民民案に賛成してもいいとまで言っているんです。

 それでも自民党しか見ておらず、立民とは協力しないと言い切る玉木代表と民民は、自分たちの出した法案や女性の権利なんてどうでもよくて、ただただ自民党に協力して与党入りするための交渉材料としか考えていないことは明らかです。

 まあ、これほど国民軽視で党利党略、我利我欲の政治家と政党も珍しいでしょう。

 そんなことだから、これから市民が買って食べようとしている備蓄米を「動物のエサ」などと口走ってしまうんですよ。

ウクライナ戦争と福島原発事故の教訓は、原発が戦争で攻撃目標になることであり、原発で事故が起これば取り返しがつかない被害が生じるということ。まだ原発を推進しようとしている自公政権と国民民主党を許さない。

 

 

不要不急の極み。玉木雄一郎・山尾志桜里・山本太郎氏らの勉強会のテーマが「自衛隊が海外で交通事故を起こしたときの処罰」(呆)

 

 

参考記事

村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより

玉木雄一郎・元役職停止中は日本国民と民主政治を害することを善政であるかのように装ってそう思い込ませる手口において天才的である。 #玉木雄一郎に騙されるな #国民民主党に騙されるな

国民民主党と玉木雄一郎・元役職停止中は国民の味方ではなく、自民党と大企業の味方。 #国民民主党に騙されるな #玉木雄一郎に騙されるな

「困窮するひと同士を対立させ憎悪を煽りその怒りの吐口を自らの支持につなげるやり方はナチスの手法と同じです。」 ( #日本共産党 #清水ただし ( @tadashishimizu ) さん)

 

 

kojitakenの日記さんより

国民民主・玉木代表が「備蓄米は1年で家畜のエサ米になる」について補足説明するも、いつも食べている米の筆頭として「ササニシキ」を挙げてしまう(Togetter)

JNN世論調査で民民の政党支持率が下落したが

民民「山尾志桜里下ろし」の仕掛け人は安積明子か

 

 

編集後記

写真:山尾志桜里氏ら擁立で国民民主の〝神通力〟に陰り 玉木代表に「なめられてる」の声 | 東スポWEB

女性候補の横に立っているだけで相手を自分の不倫相手であるかのように見せてしまう玉木代表(笑)。

玉木雄一郎代表の不倫スキャンダルを誤魔化すために想定問答集を作り、自党の女性議員に「制裁を下せるのは宇宙でたった1人だけ、妻だけだと思います」と言わせて批判から逃げる玉木代表と国民民主党が汚すぎる。

 

斎藤元彦兵庫県知事も石丸伸二元安芸高田市長もどんどん化けの皮が剥がれてきていますが、根がサイコパスで人のことなんてどうでもいいと思っているわけですから、注目されればされるほど急速に中身がわかってしまうのはこれは玉木氏も同様です。

日本維新の会が斎藤知事と大阪万博で支持率を下げたのと同様に、玉木氏にもできるだけ長く山尾志桜里候補に執着してもらって、民民の支持率があと1か月でさらに下がってほしいですね。

山尾志桜里と言う人は本当にかっこ悪いことをしない人間だと、前回の立候補断念の楽屋裏を知っている人から聞いているんです。

ちなみに前にも予言しましたが、早晩、立候補は取り下げるんじゃないですか。

できたらむしろ候補者に残って、民民に致命傷を与えてほしいものですが。

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2025.06.03

玉木氏、参院選擁立の山尾氏に関する追及にタジタジ 不倫問題への説明責任「答える義務が当然ある」

ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム


国民民主党の玉木雄一郎代表が3日、東京・永田町の第一議員会館で行われた定例会見に出席。質疑応答では今夏の参議院選挙に全国比例代表で擁立した山尾志桜里元衆議院議員についての質問が集中、玉木代表が言葉に詰まりタジタジとなる場面も見られた。

過去の不倫疑惑や党の方針と相反する政策を表明していることに、ネット上で批判が噴出
 国民民主党の玉木雄一郎代表が3日、東京・永田町の第一議員会館で行われた定例会見に出席。質疑応答では今夏の参議院選挙に全国比例代表で擁立した山尾志桜里元衆議院議員についての質問が集中、玉木代表が言葉に詰まりタジタジとなる場面も見られた。

 国民民主党は5月14日の両院議員総会で、次期参議院選挙の候補として、山尾氏、足立康史氏、須藤元気氏、薬師寺道代氏の4人を内定。山尾氏を巡っては、過去の不倫疑惑や党の方針と相反する政策を表明していることから、ネット上で批判の声が上がっている。今回の参院選比例区出馬に関しても、現在まで一切のメディア対応を行っておらず、説明責任を問う声も根強い。

 世論調査では同党の支持率が急落しており、4氏擁立の影響を問われた玉木代表は「影響はあると思います。前回の調査が5月5日で、4人を発表したのが5月14日ですからね。それは影響を受けているのはその通りだと思います」と首肯。「いずれにしてもしっかりと説明責任やガバナンスを効かせていくことが求められているし、(支持率低下は)そういうことに対する警告でもあると思っている」と話した。

 あらためて、山尾氏の会見の機会については「本当に自分が当選しようと思っているのであれば、何か(有権者から)疑問があるのであればしっかりと答えていく責務があるし、そうしないと受からないと思うんですよね。今までいろいろご質問いただきましたし、ネットでもいろんな声をいただいていますので、それは本人にも伝えております」と玉木代表。会見はいつになるのかと質問が飛ぶと、「懸念も含めて伝えておりますので。タイミングも含めて検討しているところだと思います」と言葉を濁した。

 会見終盤には記者から、「かつて不倫問題が取り沙汰されて、相手方の奥さんが自ら命を絶っている。これに関して、これまで一切説明責任を果たしていない。それでも立候補させる理由は何でしょうか」「本人に(会見するよう)伝えたって、何回伝えたんですか。その返事はどうだったんですか」とさらに厳しい質問が殺到。

 玉木氏は時折言葉に詰まりつつ、「その通りだと思います。ご指摘いただいたような疑問を持たれているのであれば、答える義務が公人としては当然ある。本人にも伝えたい」「もうちょっと待ってください。もう少しお待ちいただければと。何か疑問を持たれたらきちんと説明する。私自身もそうですけど、そういったことを徹底していきたいと思います」と答えた。

 

 

国民民主が支持率3・4ポイント急落で立民逆転 備蓄米「動物のエサ」発言で「玉木雄一郎代表」が大炎上、「消費者が求めるのは安い“ササニシキ”」発言に大いなる違和感

6/3(火) 6:12配信 デイリー新潮

 もう国民民主党には投票しない──。こんな投稿がSNSでは非常に増えている。5月28日、国民民主党の玉木雄一郎代表は衆議院の農林水産委員会で備蓄米を「1年経ったら動物のエサになるようなもの」と発言した。たちまちXには《備蓄米しか買えない人は「動物」ですか? 》、《生産者に失礼だと思う》、《国民民主党のスローガンは「貧乏人は家畜のエサを食え」これで決まりですね》、といった批判が殺到した。(全2回の1回目)

【写真を見る】サンタやバニー、チャイナドレスに美ワキ、ねっとりな関西弁も…玉木代表がおぼれたお相手のグラドル時代

 ***

 担当記者は「玉木氏は28日の夜、自身のXで“エサ発言”について《誤解があるようなので補足します》と釈明しましたが、これも逆効果でした」と言う。

「玉木さんの主張は主に2点。1点目は5年の保管期間を過ぎた備蓄米は『家畜のエサ=飼料用米』として放出されるという制度の説明。2点目は消費者にとっては《ササニシキやコシヒカリなどの値段がもっと手頃な水準になってほしいはず》が“エサ発言”の本意だったとの弁明です。しかし1点目は多くの消費者が報道などで理解しています。そもそも消費者は『生産者はエサにするつもりで作っていない』、『私たちは安いコメが必要だ。それをエサ呼ばわりはバカにしている』と怒っているわけです。2点目の弁明は消費者の批判に正面から答えていません。さらに炎上したのは当然でしょう」

 ピントの外れた投稿は、その後もXで続いてしまう。とあるユーザーが「エサという言葉は誤解を招きやすい」と、どちらかといえば玉木氏を擁護するようなポストを投稿した。

 ところが玉木氏は《農業関係者の間では、「飼料用米」は、ふつうに「エサ米」と言います》と返したのだ。

ピントの外れた返信
「玉木氏の発言を問題視している消費者は、『エサ米』という言葉が不正確だから怒っているわけではありません。なぜ消費者はコメ高騰に怒っているのか、玉木さんは分かっていないのではないでしょうか。消費者は税金と社会保障費の重い負担に苦しみ、いわゆる中流家庭からも悲鳴が上がっています。だからこそ玉木さんの『もっと手取りを増やす』というスローガンは広範な支持を得たのです。小泉進次郎・農水相が放出を決めた5キロ2000円台の備蓄米を、生活苦から歓迎する消費者は多い。ところが玉木さんは『お前たちが買いたがっているコメは家畜のエサだ』と言ったと捉えられてしまった。いくら備蓄米制度に関する事実関係や、『エサ米』という用語が正確だったとしても、消費者に批判されるのは当然でしょう」(同・記者)

 実は玉木氏、旧民進党で農政改革研究会の座長を務めたことがある。2016年6月には日本農業新聞で『若手論客 農政討論』とのタイトルで小泉氏と農協改革などに関して激論を戦わせた。(註)

“エサ発言”が飛び出した農林水産委員会でも、玉木氏は最初に「数えたら54回目の質問になりました」と感慨深げな表情を浮かべ、「当選以来、ホームグラウンドとして所属してきました」と、農政に関する自負ものぞかせた。
ササニシキ発言の謎
 だが、仮に農政は詳しくても、小売の現場に関してはどうなのか。ひょっとすると玉木氏はコメをスーパーで買ったことがないのではないか、だからこそ消費者の想いを実感できないのではないか──そんな疑念を持たざるを得ない発言が複数あるのだ。

「玉木さんは国会でもXでも《ササニシキやコシヒカリなどの値段がもっと手頃な水準になってほしいはず》と繰り返しました。ところがササニシキは生産量が激減しており、今では幻のコメなのです。スーパーで定期的にコメを買う人なら、コシヒカリ、ひめぴりか、あきたこまちは棚に並んでいても、ササニシキを店頭では目にしなくなったと知っているはずです。ササニシキは栽培に手間がかかり、病気にも弱い。またコシヒカリは甘味と粘りが強いのに対し、ササニシキはあっさりとしています。ササニシキの食味を物足りないと感じる消費者が多かったことも栽培量が減った原因です」(同・記者)

 実際に「玉木氏はコメ高騰問題に関して、政治家としての感度が鈍い」と複数のメディアが指摘したこともある。

 5月18日に江藤拓・前農水相が「コメは買ったことがない」と発言していたことが報じられると、玉木氏は19日、一応は「配慮に欠けた発言だ」と批判した。

当初は江藤前農水相を擁護
 ところが「辞めるような話ではない」と江藤前農水相を擁護。「しっかり反省し、本来やるべき仕事で結果を出してもらいたい」とエールを送るかのような発言も飛び出した。

「実際の政局は、玉木さんの発言とは正反対の動きを示しました。コメの高騰に苦しむ有権者の反発は非常に強く、江藤さんの辞任を求める声が相次ぎました。これを受けて5月20日、野党5党は江藤さんの更迭を求めることで一致したのです。もちろん国民民主党も含まれていますから、実のところ玉木さんは前言を撤回していたわけです。しかしながら、その変節に触れるメディアはほとんどありませんでした」(同・記者)

 国民民主党と言えば、どの政党より民意を敏感に汲み取り、政治活動や政策立案に活用してきたはずだ。ところが最近は玉木氏の“動物のエサ”発言など、逆に民意を逆撫でするような事態が増えている。

 結果、政党支持率は低下した。TBS NEWS DIGは6月1日、「石破内閣の支持率34.6% 前回調査から1.3ポイント上昇 JNN世論調査」との記事を配信した。

 TBSをキー局とするテレビネットワークJNNが5月31日と6月1日に固定電話と携帯電話を使って世論調査を実施。それによると、国民民主の支持率は前回10・2%だったが、今回は3・4ポイント下落して6・8%。一方の立憲民主党は前回の5・6%に2・6ポイントを増やして8・2%、国民民主の支持率を逆転した。

遅すぎた謝罪
 玉木氏は5月30日、自身のXに「物価高で国民生活がどんなに大変か、理解していると思っていたのに、傷つけるような言葉を不用意に使ったことを後悔している」と投稿。さらに翌31日に出演したBSテレ東の番組で「待ち望んでいる方に不快感を与えてしまったことは反省している。おわびを申し上げたい」と謝罪した。しかし、時すでに遅しという印象を与えてしまったのは事実だろう。

 第2回【「備蓄米はエサ」発言で国民民主・玉木代表が「山尾志桜里氏」擁立時と同じミス…専門家は「話題集めの方針が最近になって裏目に出ている」】では、政治アナリストの伊藤惇夫氏が、玉木氏の“動物のエサ”発言は、元衆院議員の山尾志桜里氏と前衆院議員の足立康史氏、元参院議員の須藤元気氏といった“事故物件”擁立と密接な関係があることを解説する──。

註:【特別公開】[若手論客 農政討論]自民・小泉進次郎氏×民進・玉木雄一郎氏 TPP、農協改革、米政策、農業の将来像…(日本農業新聞電子版:2025年5月29日 ※2016年6月10日の紙面に掲載された記事の再録)

デイリー新潮編集部

 

記者会見する国民民主党の玉木雄一郎代表=3日午前、国会内

「野党中心に政権交代」21.4% 自公政権継続は20%―時事世論調査

 玉木氏は、国民民主が自民、公明両党と合意した所得税課税最低ラインの178万円までの引き上げやガソリン税の暫定税率廃止が実現していないことを批判。「(石破内閣を)やすやすと信任できない。厳しい姿勢で臨みたい」と述べ、不信任案に賛成する考えを示唆した。

 

 

選択的夫婦別姓をめぐり、国民民主党の玉木代表は、制度の導入に向けた法案を成立させるため、与党も含めた幅広い合意形成をはかっていきたいという考えを示しました。

選択的夫婦別姓をめぐっては、立憲民主党と国民民主党がそれぞれ提出した、制度の導入に向けた民法の改正案と、日本維新の会が提出した、制度の導入ではなく、旧姓の通称使用の拡大に向けた法案の合わせて3つの法案が審議入りしていて、立憲民主党の辻元代表代行は2日、国民民主党と連携できないか協議していきたいという考えを示しました。

これについて国民民主党の玉木代表は記者会見で「衆議院法務委員会の状況を見ると、立憲民主党と仮に協力しても法案が通らないので、あまり意味がない。まとめるのであれば、公明党や、自民党の中で制度の導入に賛成する人たちを中心に理解してもらう取り組みをしていかないと前進はない」と述べました。

そのうえで「われわれの法案は合意を得やすい内容にしているが、100点満点ではないので、いろいろな意見を踏まえて変えてもいい。ただ、野党だけでまとまって成立していけるような話でもないし、すべきでもないので、合意形成に向けて与党にも柔軟に対応してもらいたい」と述べました。

 
 
 

党の失速「申し訳ない」山尾志桜里氏単独インタビュー「保育園落ちた日本死ね…今なら」

インタビューに応じる国民民主党の山尾志桜里元衆院議員=2日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

「当たり前」を政策で実現する

──国政復帰を国民民主党から目指す理由は

「民間人の立場で人権外交の超党派の取り組みに関わり、大学院で国際法を研究する中、『自分の国は自分で守る』という当たり前のことを政策で実現していかねばならないと危機感を感じた。ロシアや中国などの脅威が高まる一方、米国は『世界の警察』をやめ、安全保障に関心を失いつつある」

「国民民主は『給料が上がる』経済を掲げるが、2本目の柱は『自分の国は自分で守る』。ワンイシュー政党ではなく、外交安全保障の手綱も握れる国政政党だと信頼を積み重ねていきたい」

──擁立に当たり、平成29年に指摘された不倫疑惑などが再燃している

「当時、自分はハリネズミのように身構えて、非難をどう受け止め、どう反省しているのかを有権者や国民の皆さんに十分伝えていなかった。自分の対応も含めて、政治家として未熟だったと痛感している」

「政治家の一挙手一投足は、本来あるべき国政の方向をゆがめてしまうことすらある。玉木雄一郎代表から出馬を求められたとき、『もう一回…』は迷った。それでも国会議員として再起を期すと決めた以上、反省の上の覚悟を行動で示したい」

「13年間国会議員をやらせてもらい、いわばスキャンダル的なことも、対応も含めて未熟だったと実感している。変化の余地を許してもらえるなら、もっと変わった姿で貢献させてほしいとの思いが強い」

「平成21年に民主党の政治家としてスタートしたが、自分の中で国家像の再構築はある。国を敵視するタイプのリベラルではこの国は守れないし、国民は守れない」

インタビューに応じる山尾志桜里元衆院議員 =2日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

与党のアシストと批判浴びても

──政治スタイルが変化したのか

「多くの国民が政治のスタイルの変化を求めており、国民民主が掲げる『対決より解決』が当てはまった。私自身、民進党や旧立憲民主党時代、自民党政権を『ここが足りない』『矛盾する』と追及した。必要な場面もあったと思うが、追及一辺倒なら万年野党だ。矛盾を突いた後、問題をどう解決するのかがあってこそ政治家だ。これが(令和2年に)旧立民から旧国民民主に移った動機だった」 

──擁立発表後、SNSに「女系天皇の選択肢を排除する進め方は間違っている」と投稿した

「女系天皇をどう考えるのかについて、党の公的な見解は今後の議論になっている。男系の議論を無視すべきとは思わないし、排除もしていない。ただ、皇室は国民統合の象徴だ。国民の意思を尊重しつつ、安定的な皇位継承の議論を国民を分断することなく、着地させていくことが大事だ」

──玉木氏は山尾氏を擁立した理由に9条など党の憲法草案を作った人物だからという

「ウクライナ戦争を見ても、自分の国は自分で守る姿勢を見せないといけない。9条2項の交戦権の否認、戦力不保持は改めて、自衛隊や自衛権を9条に位置付けて統制する。戦後初の憲法改正で、自立した安全保障の法的基盤の整備を実現すれば、国際的に有効なメッセージになる」

「それらは右左の政策ではなく真ん中の政策だ。左のイデオロギーなら護憲、スパイ防止法反対、右だったら改憲、スパイ防止法に賛成という政策パッケージは現実と乖離(かいり)している。自民党も『やるべきだ』という人は多いが実現に至っていない。中道政党として政策を提起していく具体的なイメージを微力だが持っている」

「今なら分断避けて提起する」

──平成28年に「保育園落ちた 日本死ね」の匿名ブログを国会で取り上げて脚光を浴びた一方、きつい表現は反発も招いた

「今の自分であれば、分断を避ける別の提起の仕方もできたのではないかと思う。対決的な問題提起によって政治的な分断が起き、解決の邪魔になることもある。ただ、日本で子供を産み育てるお母さんにそういうセリフをつぶやかせない国であってほしい。そういう方も含め、国民が日本を愛していける国をつくるのが政治家の責任だ」

「一方、待機児童問題でいえば、この質疑を契機に、当時の安倍晋三政権は子育て政策に取り組み、保育士の処遇を改善し、待機児童数の面ではほぼ着地している。着地させる力量こそ政治家だと思う。私に足りなかった所だ。そういう力量を持てるような政治家として再起したい。力量不足はあったと思う」

「国会議員として十分な力量と成熟度をもってスタートを、といわれるのは百も承知だ。ただ、一定の専門性を持っていても、政治家としての経験を通じ、未熟さを知り、成長のチャンスを与えられることは現実的にある。足りない所があるとの自覚を持ちつつ、必ずその不足を乗り越えていく覚悟で、もう一度再起を目指したい」

──山尾氏を擁立したことで国民民主党の支持率が失速している

「率直に申し訳ないと思っています。その一因を担っているのは確かだ。それでもなお(自分自身の)変化を受け止めてもらい、国民民主を国政政党として支えていく資格をいただければ、迷惑をかけている仲間、疑念を抱いている国民の皆さん含め、仕事でしっかり貢献し、奉仕したい」(聞き手・奥原慎平)

 

 

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