2011年12月20日、小沢一郎氏に大阪都構想への理解を求めた会談で、小沢氏と握手する大阪市の橋下徹市長(右)と大阪府の松井一郎知事(衆院第1議員会館)。
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2023年6月23日付けデイリー新潮に、政治評論家の鈴木哲夫氏が立憲民主党の小沢一郎氏にインタビューした
「自民党」分裂から30年――政権交代を二度成し遂げた「小沢一郎」の独白「自民党にいたら死ぬまで左うちわだったよ」
という記事で1週間前に取り上げた小沢グループの目的が、共産党との候補一本化よりも、やはり日本維新の会と立憲民主党の選挙協力を目指していることを隠そうともしない事。
参考記事 kojitakenの日記さんより
古寺多見さん、コメントありがとうございました!
泉健太もダメダメだが小沢一郎・小川淳也・手塚仁雄(!)・松木謙公(!!)も同様にダメダメ!!!
小沢氏いわく
「我々と、維新と、玉木(雄一郎)君の国民民主とかね。考えてみてよ、ドイツほどの違いはないよ。一緒にやるのは合理的だよ。」
「現状で満足するという日本人的な考え方。万年野党のゆでガエルさんだと、もうジリ貧で立憲だってどうなるか。維新だって一党では政権取れないよ。
今はもう、強気でやっていいけど、最終的に選挙の時は小が大を呑む気持ちで立憲を包み込まないと、自民党には勝てない。だから、少なくとも維新と立憲のリーダーが志を持って見識ある行動を取れば次の選挙は政権交代できる。」
などと言っており、これは維新と立民の協力というより
「最終的に選挙の時は小が大を呑む気持ちで立憲を包み込まないと、自民党には勝てない。」
というのですから、むしろ維新が立民を飲み込んでしまえという話なんです。
泉氏も小沢氏も、これだけのことを言われてきて、よくこんな政党と組もうと思うよね。
日本維新の会の馬場代表に「立憲民主党をまずたたきつぶす」とまで言われ、「品のない下劣な発言だと思います」と弱弱しく反論する立民の泉健太代表が「維新とそんなに差がない」と言っていた過去を忘れない
【サイコパス】大阪のコロナ対策のために何も行動していないと辻元清美氏を攻撃して落選させた維新の吉村府知事が「地元で本当に丁寧な仕事をされてきた辻元さんを実はリスペクトしています」
そして、小沢氏は共産党との関係も良好と言われているのですが、この前後編1万字以上のロングインタビューの中には、一回も共産党という言葉さえ出て来ません。
共産党は現在衆議院議員が10人しかいませんが、2021年の衆議院選挙での得票率は7・25%で、完全比例代表制なら33の議席を獲得できたはずなんです。
これだけでも、衆議院が小選挙区中心の小選挙区比例並立制をとっていることで、いかに少数派の民意が国会に反映していないかがわかります。
また、小選挙区制度絶対主義者の小沢氏が共産党や社民党やれいわなどの少数政党を実は軽視していること、小選挙区制度のせいで議席が3分の1以下になっている共産党が小沢氏と協力していることがナンセンスなことも明らかです。
2017年の第27回共産党大会に駆け付け、挨拶をする小沢一郎氏とそれを見守る志位委員長。
そして、小沢氏はドイツの今の政権が社民党と緑の党などの連立政権であることと比較して
「我々と、維新と、玉木(雄一郎)君の国民民主とかね。考えてみてよ、ドイツほどの違いはないよ。」
というのですが、いやいやいや、ドイツ社民党と緑の党のほうが維新と立民より脱原発を実現するなどよほど政策が近いでしょう!
そりゃ、橋下徹大好き人間の小沢氏と維新は思想が近いのでしょうけれども、立民支持者は維新みたいな自民党より右で、自民党より下品な悪党と自分の支持政党が近いだなんて思っていません。
②自民党に勝つためには、橋下先生が主張されているように、野党候補を一本化しなければなりません。重要なことは、野党の候補者選びを公明正大に行うことです。それには、本選挙前の予備選を実施することが最良の方法です。わが党もこの考えで、維新と候補者の調整をする決意をしなければなりません。
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) May 30, 2023
維新創設者の橋下徹氏が提唱し、立民の小沢一郎氏や泉健太代表らが賛同している野党予備選は機能しないことが確実だし、総務省に公職選挙法違反の「事前運動」にあたるとされて維新が大阪市長選挙で諦めた代物。
橋下徹氏が小沢一郎氏と会談。でも皆さん、安心してください。橋下氏はお金にしか興味がないので政治家復活はしません(笑)
それにそもそも、泉健太氏を立民代表から引きずり降ろさないといけないのは、泉氏が自民党に対しては批判を手控える政策提案型政党に立民をしようとして支持率低下、おまけにそのあとは維新との連携・共闘をしようとしたことが原因です。
つまり、泉氏が維新との共闘を批判されて
『立憲民主党は極めて自然体で、あくまで必要であれば開くという立場。日本維新の会は改憲政党ではあるが、実はそんなに差がないと思っている。
憲法裁判所、緊急事態条項は、我々も議論はやっていいと思っている。憲法9条も、集団的自衛権をフルで認めるのは我々はまだ問題があると思っているので、必要であれば憲法審で議論すればいい。
決定的な対立ではないのかな、と感じている。』
と反論するような「容維新」の態度だったことが立民低迷と泉氏退陣要求の理由なのに、小沢氏の「ドイツほどの違いはないよ」という認識では、泉氏と言っていることがそっくりではないですか。
迷走を続ける泉健太立憲民主党代表が「日本維新の会とそんなに差はない」「緊急事態条項は我々も議論をしていいと思っている」「憲法9条も必要であれば憲法審で議論すればいい」。ならば即刻辞任して維新に行け!
小沢氏は日本の政治劣化の元凶と言える小選挙区制を導入した張本人で、このインタビューの中でも自民党から政権交代させる「二大政党制」を目指した小選挙区制を推進したのは大義があったと盛んに強調しています。
しかし、彼が最初に政権交代を実現した1993年の細川内閣は二大政党制どころかなんと8党連立だったわけです。
ですから小沢氏自身
「二大政党じゃなくたっていい。二つの政治勢力でいい。それを交互に政権交代させる。時に応じて。政権交代のない国は民主主義じゃない。民主主義って政権交代があるから民主主義なんだ。」
と言っているわけで、それなら民意を忠実に実現する比例代表制でいいわけですよ。
二大政党制の英米以上の頻度で、比例代表制中心の北欧諸国でもイタリアでもイスラエルでも、政党の組み合わせを変えた政権交代が起きているではないですか。
一つの選挙区から1人の当選者しか出ないため多くの民意が切り捨てられる小選挙区制度にこだわる必要なんて全くないことを、実は小沢氏自身が自白してしまっているのです。
国際的にも比例代表制が多数。
民主主義破壊の比例代表定数削減を条件に、「なれあい解散」する野田民主党と安倍自民党には投票できない
Gotoのような利権誘導政治をやめさせて、持続化給付金と一律現金給付の再開・休業補償・消費税から富裕税へ、のようなまともな政治をさせるには、小選挙区制廃止・企業団体献金禁止が必要だ。
しかも、比例代表制で多様な民意を反映する国々の方が、当然ですが、少数者の人権保障にも優れています。
2023年6月21日、世界経済フォーラム(WEF)が、男女平等がどれだけ実現できているかを数値にした「ジェンダー・ギャップ指数」を発表したのですが、調査した146か国のうち、なんと日本は過去最低の125位だったことが話題になりました。
日本は政治や経済分野での指数が悪化し(つまり女性議員や女性管理職が少ない)、前年調査(116位)よりさらに順位を落とし、ここでも主要7カ国(G7)で断トツの最低水準となったのです。
これに対して、男女の差別が少ない世界ランキングで上位の国は見事にみんな比例代表制です。
消費税増税のために比例代表の議員定数を80削減したら、日本の民主主義は本当に終わってしまう!
小選挙区制に優位性があるとすればそれは政権が安定するのが長所とされていますが、小沢氏自身がそれでは政治が腐敗すると主張しているわけです。
そしたら政権交代や政治の流動化をめざすのに、なおさら小選挙区制にこだわるのは愚の骨頂でしょう。
小沢氏は小選挙区制に固執するから、自民党と選挙区で一騎打ちしても勝てるように、立民に対して維新と組めという話にもなってしまいます。
小沢氏の、政策の中身はどうでもいいから政権交代さえあればいい、という発想がそもそも間違っているうえに、日本では1994年に小選挙区制になってから2009年に1回自民党を政権から引きずり降ろしただけという現状から見ても、自民党政治打破の方法として小選挙区制を選んだこと自体が全くナンセンス。
つまり、小選挙区制は第一に政権交代を促す効果などなく、第二に市民の基本的人権を保障する機能には乏しく、まるでいい所なんてないということなんですよ。
こんな反省なき政治家小沢一郎氏に(一回「国民の生活が第一」と言っただけで)いまだに期待する人がいるとしたら、一刻も早く目を覚ましてほしいものです。
憲法記念日 自由と人権保障こそが民主主義の目的 橋下大阪市長の「決定できる民主主義」は危険だ
ところで、81歳になってもまだ生臭い小沢一郎氏と対照的に、日本共産党の穀田恵二国対委員長(76)が次の衆院選には出馬せず、引退すると発表しました。
穀田氏いわく
「まだ体力もある、健康でもある、余力もある、こういう内に交代していった方がよかろうと。この一点です」
これは68歳の志位和夫委員長より年上の自分が国会議員の要職で働いていたら、志位委員長に党首交代を促せないということで、志位氏に勇退を促すためのメッセージなのではないでしょうか。
それが証拠に、共産党の次期エースである参院議員の田村智子政策委員長は穀田氏と入れ替わりに衆議院にくら替えし、比例代表の東京ブロックから出馬することになりました。
これが共産党の執行部が交代するための布石だと本当にいいんですが。
毎日新聞の「記者の目」特集「衰退止まらぬ共産党 指導部刷新の時機では」を日本共産党執行部はどう受け止めるのか。共産党は一般党員の民意を聴き、志位・小池執行部から田村智子・山添拓体制に一新したらいい。
編集後記の追記
穀田氏が
「優れた方々を候補者にする。それを通じて、常に循環していくことを心がけています。うまくバトンタッチできるかどうかも1つの政治のありようなので」
とコメントした記事を読んでますます志位・小池さんらに言っている気がしました。
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また、小沢氏の政党の分裂・破壊という悪癖が出た新グループ結成。
その名も「一清会」といい、「小沢氏も好きな言葉に『百術は一誠に如(し)かず』という言葉がある。それを清いものでなければということと、小沢一郎の『一』をとった」というのですが、小沢氏の名前から一文字取るというセンスも最悪だし、小沢氏と「清い」という言葉ほどミスマッチングな取り合わせもないと思いますよ。
そもそも自分のグループ結成の記者会見に小沢氏自身が出てこない思わせぶりも大物気取りで鼻につく。
立憲民主党の小沢一郎衆議院議員を中心とする国会議員およそ15人が、新たな政策グループを発足させました。党内で小沢氏の影響力を保持するねらいもあるものとみられます。
新たなグループの名称は「一清会」で、小沢氏が会長を務めます。
会長代行を務める牧義夫衆議院議員によりますと、これまで小沢氏に近い衆参の国会議員およそ15人で行っていた不定期の勉強会を今後は定期的に開き、新たなメンバーも募るということです。
政権交代を目指し、民主党政権時代の反省も踏まえて与党に対じするための税制やエネルギー政策などを検討するとともに、ほかの野党との連携や協力も模索したいとしています。
小沢氏は、先週、党内のほかの議員とともに、呼びかけ人の1人として、次の衆議院選挙の小選挙区で野党候補の一本化を目指す「有志の会」を立ち上げていて、今回のグループの発足は、党内で小沢氏の影響力を保持するねらいもあるものとみられます。
立民・小沢一郎氏ら、議員グループ「一清会」立ち上げ
政治
2023年6月21日 18:05 日本経済新聞
立憲民主党の小沢一郎氏らは党内に新たな議員グループ「一清会」を立ち上げた。メンバーの牧義夫氏が21日に発表した。小沢氏が会長を務め、衆参両院議員15人ほどが参加を予定しているという。
牧氏は「民主党の政権運営の反省を踏まえ政権交代を果たす」と述べた。「人に優しい、新しい改革をめざす。税制、エネルギー政策、食料政策などで与党と対立軸をつくりたい」とも語った。
事務局長を務める野間健氏は名称の由来について「小沢氏も好きな言葉に『百術は一誠に如(し)かず』という言葉がある。それを清いものでなければということと、小沢一郎の『一』をとった」と説明した。
後編
「小沢一郎」が語る“細川連立政権”秘話 「自民党を否定しているんじゃない。一度、地に落ちて引き締め直せばいいんだ」
連立政権は「ガラス細工」
――小沢さんが飛び出して、そして、新生党を作って政権交代を果たすまでの道のりのなかで、どんな苦労があったか。
小沢:あの時は、もう飛び出してまっすぐ全力で突撃だからね。新生党で選挙。それで、実は、幹事長を辞めたあと心筋梗塞やったんだよね。何とか治ったんだけど、あんまり過労が重なるとまずいんで、自分の事務所の床に布団を敷いて、一日に1、2時間は横になっていた。みんな知らないけどね。それで休んじゃ、また選挙。
――選挙のあと自民党を過半数割れに追い込み、野党の連立8会派で政権交代へ。それもまた大変だったのでは。
小沢:そうそう。ほんとガラス細工だからね。ガラスの積み木みたいなもんだから。選挙終わってすぐ社会党がもうがっくり来ちゃってたんだよ。社会党は激減した。70ぐらい減らしたかな。これでもう連立政権はダメだってなっちゃったわけだ。でも、委員長の山花貞夫さんと連合の山岸章さんとも話をして、「何言ってんだ。全部足してみろ。野党の方が多いじゃないか。私がまとめる」って言って、了解取って。そのあと、一番の直感は間違いなかった。総理は日本新党の細川護熙。みんなは羽田だって言うんだよ。でも、私は羽田じゃまとまらないと思って自分に任せてくれって言って。
――直感?
小沢:直感って言ったって、根拠のない直感じゃないよ。根拠はね、細川さんはさきがけの武村正義さんと仲がいいわけだよ。で、武村さんは自民党と連立を組みたいという話があって、自民党も過半数ないから数の上からいっても組みたいと思うはず。だから、先手を打って細川さんに会って「総理に」と単刀直入に言ったら、分かりましたと。実は、自民党も日本新党やさきがけとの連立を考えていたらしく、細川さんに接触しようとしたんだけど、すでにとき遅しだった。その後、細川さんが武村さんと会って、「連立政権側の総理に決めた」と言ったら、武村さんはもうびっくりしたらしい。自民党とやりたかったから。だけど、細川さんが決めた以上しょうがないという感じでついてきた。それで野党8会派で過半数になった。
――細川さんもよく決断しましたね。
小沢:自民党との連立なら、せいぜい大臣。でも、こっちは総理大臣だもの。絶対受けると思ってた。
――政権交代が実現したがそのあとは?
小沢:細川体制でまずしばらくやろうと思ったけど、全然予期せぬ出来事が、その細川さん自身になっちゃった。NTTと佐川急便問題。何の問題もないんだよ、法律的には。でも、辞めちゃった。相談はなかった。多分、すぐに辞めればまた自分に回ってくると思ったのかもしれないな。うまく去れば。
――そして羽田さんに代わった。
小沢:そうしたら、今度はもう社会党の裏切り。社会党が自民党と話をしているっていう噂は小耳に挟んでたんだけどまさかと思ったよね。そもそも社会党は連立8会派のなかで、自分たちに天下をくれって言ってたんだよ。俺たちは議員数が一番多い、新生党よりも多いじゃないかと。80人はいるから。新生党は60人ぐらいだったからね。そうしたら、社会党の策士の野坂浩賢が自民党の野中広務、亀井静香、森喜朗なんかと話をして関係を作っていた。羽田内閣の不信任が通った時なんだけど、社会党の連中が羽田に「一旦退任しろ。そしたら、次の首班指名でまた君を推す」と言ったらしい。で、羽田は解散しなかった。不信任で追い込んだ総理を、また指名で推すなんてことはあり得ないのに羽田は総辞職した。解散するしかなかったのに。なんで判断出できなかったのか。あれがすべてだった。不測の事態が細川、羽田と二度続いて、そして自社さ政権にしてやられた。
政権交代の一点で合意できればいい
――政権交代を考えるときに、2009年の民主党の政権交代をイメージして、野党の大きな政党がなきゃできないとか理念が大事とか言う声もあります。ただ僕は、93年の政権交代を思い出すべきだと。あの時は8会派もあって、政策が全部一緒なんていうことはあり得ない。でも、ただ一点あったのは政権交代。一回、自民党にお灸を据えなきゃダメだと。これをやったら自民党も引き締まるし、それなら野党も再編しようかと……。
小沢:マスコミ、評論家、政治家などの多くが、政策が違うのにおかしいじゃないかとすごい言うんだよね。それで私は言うの。それは自民党政権を変えようと、今の変な政治をやめようという一点さえ合意すりゃいいと。ドイツを見ろ、と。緑の党と社民党とか一緒になって政権作ってるじゃないか。彼らは全部政策違うよと。それでも政権を倒すために手を握ったんだ。我々と、維新と、玉木(雄一郎)君の国民民主とかね。考えてみてよ、ドイツほどの違いはないよ。一緒にやるのは合理的だよ。既存の利権構造が変わるんだと。あちこちに巣食っている腐敗の利権の構造が、政権が変わったことによって雲散霧消してなくなると。そして、新しい政権がまた長く続きゃ、それはまたそういう構造ができてくる。だから時々変えなきゃということになる。それが政権交代であり、民主主義。合理的なそういう考えっていうのは日本人には通用しないんだよなぁ。
――しかし小沢さん、諦めてないでしょ。
小沢:二大政党じゃなくたっていい。二つの政治勢力でいい。それを交互に政権交代させる。時に応じて。政権交代のない国は民主主義じゃない。民主主義って政権交代があるから民主主義なんだ。だから私は二度、自民党を倒したけど、もう一回やるって言ってる。絶対生きてるうちに必ずやってみせると。
――立憲はもちろん、野党全体にそういう空気がまだ醸成されていない。
小沢:現状で満足するという日本人的な考え方。万年野党のゆでガエルさんだと、もうジリ貧で立憲だってどうなるか。維新だって一党では政権取れないよ。今はもう、強気でやっていいけど、最終的に選挙の時は小が大を呑む気持ちで立憲を包み込まないと、自民党には勝てない。だから、少なくとも維新と立憲のリーダーが志を持って見識ある行動を取れば次の選挙は政権交代できる。
――僕の取材では、小沢さんが立憲や維新の議員とそういった話をしていると聞いている。
小沢:選挙ではみんな単純加算だけで終わっちゃう。選挙の票は、維新いくつ、立憲いくつ、それをプラスするとこうだと。だからいい線行くとか行かないとか。ところが、そうじゃない。これが協調することによって、国民の間に政権交代の期待感が出てくる。そうすると投票率が増える。投票率の増えた分はほとんどが政権交代への期待票になる。2009年が証明してる。
――1足す1は2ではなく、維新と立憲が組んだら1足す1が200とか300になる。
小沢:そうそう。野党候補を一本化すれば300議席以上取れるよ。それを何度も何度も言ってる。うちの執行部なんて150人しか候補者立てないと言った。維新は元気いいから、全選挙区立てると。いまはうちもそう言ってなきゃいけない。それで最後に調整すりゃいいわけだ。もうほんとに……。
「一度古いものを潰さなきゃいかん」
――岸田政権へ国民の支持は決して高くない。野党が一つになればチャンス。
小沢:もう一回、野党が天下をとって。そうすると自民党が崩壊する。でも私は、自民党を否定してるんじゃないんだよ。一旦壊れることで、自民党的、すなわち日本的な政党が、もう一度、引き締め直して立ち上がればいいんだ。一度古いものを潰さなきゃいかん。そうすると壊し屋、壊し屋って言われるけど、古い家を壊さなきゃ新しい家が建たないでしょ。そこがまた日本的なとこなんだよ、壊し屋、壊し屋って。じゃあ何百年も同じ家に住んでろって。
――小沢さん、民主党が政権交代した直後に、僕の番組で「自民党に頑張ってほしい」と言って驚いた。つまり、政権交代ってそういう意味なんだと。だから、民主党はもちろん頑張るけど、一回地に落ちた自民党がしっかり引き締めて再生し、政権交代を争う。それが夢なんだって。
小沢:だから、一度、自民党を潰したら、また自民党に戻んなきゃいけないかなとか思ってる。立て直しのためにね(笑)。あれから30年か。自分じゃ全然年取った気はしないんだけどね。でも、でこぼこ道は苦手。危なくてね(笑)。
ジェンダーギャップ指数、日本は146カ国中125位―世界経済フォーラム : 政治分野は138位に低迷
世界経済フォーラム(WEF)が2023年6月21日公表した「ジェンダーギャップ(男女格差)リポート」で、日本は146カ国中125位だった。2022年調査の116位から順位を9つ落とした。
女性の地位をめぐる各種の統計データを「政治」「経済」「教育」「保健」の4分野に分けて分析。男女平等が実現できていれば「1」、全く不平等な場合を「0」としてジェンダーギャップ指数として数値化し、ランク付けしている。
G7(先進7カ国)では、ドイツがトップの6位。前年の10位から順位を4つ上げた。以下英国(15位)、カナダ(30位)、フランス(40位)、米国(43位)、イタリア(79位)と続き、100位圏にすら入れなかったのは日本だけだった。
議員や閣僚級ポストに占める女性の比率が低く、政治分野は138位と最下位グループ。労働参加率や賃金の男女格差などを反映し、経済分野も123位だった。教育分野でも、女性の高等教育の就学率の低下で47位にランクダウンした。
2023年 男女平等ランキング
順位(前年順位) | 国 | 指数 |
---|---|---|
1(1) | アイスランド | 0.912 |
2(3) | ノルウェー | 0.879 |
3(2) | フィンランド | 0.863 |
4(4) | ニュージーランド | 0.856 |
5(5) | スウェーデン | 0.815 |
6(10) | ドイツ | 0.815 |
7(7) | ニカラグア | 0.811 |
8(8) | ナミビア | 0.802 |
9(11) | リトアニア | 0.800 |
10(14) | ベルギー | 0.796 |
15(22) | 英国 | 0.792 |
18(17) | スペイン | 0.791 |
30(25) | カナダ | 0.770 |
40(15) | フランス | 0.756 |
43(27) | 米国 | 0.748 |
71(68) | アラブ首長国連邦 | 0.712 |
79(63) | イタリア | 0.705 |
105(99) | 韓国 | 0.680 |
107(102) | 中国 | 0.678 |
125(116) | 日本 | 0.647 |
134(129) | エジプト | 0.626 |
146(146) | アフガニスタン | 0.405 |
出所 : 世界経済フォーラム Global Gender Gap Report 2023
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2023.06.23 18:59 読売テレビ
当選回数10回、共産党の穀田国対委員長が次期衆院選に不出馬 今期限りでの政界引退を発表
共産党の国対委員長を務める穀田恵二衆議院議員(76)が次の衆院選に出馬せず、今期限りでの政界引退を発表しました。
日本共産党の穀田恵二衆議院議員は1993年の衆院選に初当選し、当選回数は10回。97年から26年間にわたって党の国会対策委員長を務めてきました。穀田氏はこの日午後、京都市内で会見しました。
日本共産党・穀田恵二衆議院議員「まだ体力もある、健康でもある、余力もある、こういう内に交代していった方がよかろうと。この一点です」
次期衆院選について、共産党は穀田氏の後継は未定としています。
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仮にこんな、とんでもない野合で政権交代が起きても、1週間、いや3日で崩壊しますよ。
あー、バカバカしい。
今回の件で立憲のコアな支持者も呆れかえってるし、泉健太以上に小沢一郎は立憲を潰したいのでしょうね。
全く、空気の読めない老害ですよ。
また、それに同調している小川淳也にも失望したし、結局、国民民主(旧希望の党)との合流は大失敗でしたね。ろくなのがいない。
枝野さんの初期のころは良かったのにね。
支持率も今の倍以上あったし。
最後に穀田さん、お疲れさまでした。