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自民党の杉田水脈前衆院議員が今月の衆院選(15日公示、27日投開票)に出馬しない意向を固めたそうです。
もともと杉田氏は前回衆院選で比例代表中国ブロックで当選し、今回も同ブロックから比例単独で出馬を目指していましたが、自民党の内規で比例単独での出馬は通算2回限りと決められていますが、杉田議員は今回3回目。
おまけに今回の衆院選に関しては、石破政権は裏金議員は小選挙区での出馬はできても比例復活は認めないということにしていますから、杉田氏だけ比例単独での出馬をまた認めてほしいというご都合主義は、後ろ盾の安倍晋三元首相が亡くなっている以上、元から無理でした。
「男女平等は反道徳の妄想」「男女差別はない」「女性はいくらでも嘘をつく」「LGBTに生産性はない」と差別意識丸出しの発言を連発してきた杉田水脈議員を政務官にした時点で岸田内閣はアウトなのだ。
毎日新聞が杉田氏への単独インタビュー記事を載せているのですが、まず、裏金作り問題については、政治団体「杉田水脈なでしこの会」(以下、「なでしこの会」)が安倍派(清和政策研究会)から2018年以降に1564万円も裏金作りをしていたにも関わらず、政治資金収支報告書(以下、収支報告書)に記載しなかったなどとして杉田水脈衆議院議員(比例中国)ら3人が政治資金規正法(以下、規正法)の不記載などの罪で2024年4月22日に上脇教授から刑事告発されています。
これは額からしても安倍派で10位以内の大きさなのですが、裏金事件を巡り、「衆院政治倫理審査会(政倫審)で説明しなかったのはなぜか」という質問に対して、杉田氏は
『私も秘書も、検察に何回も呼ばれて取り調べを受けた。全ての帳簿、通帳も提出した。検察は調べたうえで、私を不起訴とした。その後に開く政倫審に何の意味があるのか。疑惑解明と言うけれど、私のような「指示に従ってやった人間」にいくら言われても、明らかになる問題はない。』
と答えています。
しかし、検察での取り調べの内容は我々有権者に明らかにされるわけではありません。
杉田氏も政治家なら国民に真相を明らかにする説明責任があり、法的責任とは別に政治責任があるのですから、検察で説明した不起訴になったということで、政倫審に出席しなかった言い訳には全くなりません。
人権団体が不正に税金を使っていると難癖をつけて「公金チューチュー」と揶揄していたのに、自分が裏金議員で脱税をしていた。
アイヌ・朝鮮人差別で法務局から人権侵犯認定された杉田水脈議員が、自民党裏金ランキングでも堂々のワースト10入り!アイヌ文化振興事業を「公金チューチュー」と中傷していたのに自分が裏金作りでチューチュー
あの上脇博之教授があのレイシスト杉田水脈議員を裏金作りでついに刑事告発!上脇教授「裏金は杉田氏個人の収入の可能性。検察は捜査を尽くすべき」。会合費はスナックなど飲み屋がずらり(笑)。
杉田氏は数々の差別発言で知られる極右なわけですが、2016年2月にスイスのジュネーブで開催された国連女性差別撤廃委員会に杉田氏が参加した際に、杉田氏は傍聴に来たアイヌの民族衣装やチマ・チョゴリ姿の女性たちを自分のブログに掲載し、
『日本国の恥晒し』
と題して
「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」
「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」
と書きました。
完全に品格に問題があるのは杉田氏だという話ですが、この文章について2023年10月に札幌法務局から、11月には大阪法務局から杉田氏の文章は「人権侵犯」だとから認定されて、両法務局から杉田氏は「啓発」を受けました。
札幌・大阪両法務局から人権侵犯認定され「啓発」された杉田水脈議員が「私は差別をしていない」「人権侵犯の制度が悪い」と開き直り。それでもまだ庇う岸田首相の人権意識が一番の問題だ。
この問題について毎日新聞から『16年の国連女性差別撤廃委員会に日本から参加したアイヌ民族や在日コリアンの人たちについてのブログ投稿を、法務局から23年秋に「人権侵犯」と認定されたことについて、どう捉えているのか』と質問された杉田氏は
『国連で差別を作り出している人たちに対して向けた言葉が、なぜアイヌ民族を差別したことになるのか。一切、理解できない。』
とさらに誹謗中傷し、全く反省していないところを見せつけました。
さらに杉田氏は
『「アイヌの民族衣装のコスプレおばさん」などとブログに記載したが、当時は政治家ではなく、ジャーナリストのような形で活動していたので、キャッチーな言葉を使ったというだけ。アイヌの方々を侮辱するつもりも差別するつもりも一切なかった。今、政治家としての杉田水脈はそのようなことは絶対、書かない。』
と弁明しましたが、自分のれっきとした差別発言を「キャッチーな言葉」を使っただけだと言い逃れし、その時は政治家じゃなくてジャーナリスト気分だったので「キャッチーな言葉」として差別用語を使って良いのだとか、この人には反省心のかけらも見えません。
立場が何であれ、政治家であってもジャーナリストであっても差別発言自体が相手を苦しめる許されない言葉なのです。
杉田氏はあと百万回くらい人権啓発を受けたほうがいいですね。
さて、杉田氏が目の敵にしてきたジャーナリストの伊藤詩織さんは2015年、アベ友の山口敬之氏から性暴力を受けたとして被害届を提出したのですが、警視庁が準強姦容疑で元記者の逮捕状を取ったにもかかわらず、これもアベ友の中村格刑事部長(菅政権で何と警察庁長官に)の指示で逮捕は見送られ、書類送検され、「安倍政権の守護神」と言われた黒川検事長が東京高検にいたため、東京地検が嫌疑不十分で山口氏を不起訴としました。
祝!伊藤詩織さんが「アベ友」山口敬之氏からの性交強制を主張・立証して全面勝訴!
伊藤詩織さん、控訴審でも全面勝訴で山口氏に賠償命令!東京高裁判決「(被告山口氏の主張は)事実経過と明らかに乖離し信用できない」「(伊藤さんが)意識を失っているなかで(山口氏が)同意なく性行為を始めた」
「枕営業の失敗」
「売名行為」
などと中傷した第三者のツイートに計25件に「いいね」を押しました。
伊藤さんは杉田氏のこの行為が名誉毀損にあたるとして損害賠償訴訟を提起し、東京高裁は杉田氏が以前にも自身のブログなどで伊藤氏を揶揄・非難する発言を繰り返していた経緯を考慮し、2人の関係性や「いいね」が押されるまでの経緯を重視し、「いいね」が備忘録のわけがないと真っ当な判断をして
「伊藤さんを侮辱する内容のツイートに好意的・肯定的な感情を示すために行われたものと優に認められる。伊藤さんの名誉感情を侵害した」
と認定して、伊藤さんが逆転勝訴し、杉田議員に賠償を命じました
ここでやめておけばそれ以上報道されないのに、杉田議員は最高裁に上告してさらに敗訴が確定しました。
杉田水脈氏側に伊藤詩織氏に対する何らかの嫉妬があったとしか思えない異常な言動。
伊藤詩織さんが東京高裁で杉田水脈氏に逆転勝訴!杉田氏に賠償命令。名誉毀損ツイートへの杉田水脈議員の「いいね」は「限度超えた侮辱行為」。#杉田水脈の議員辞職を求めます
【#伊藤詩織】伊藤詩織さんが自民党安倍派の杉田水脈議員に逆転勝訴した名誉毀損訴訟の判決が最高裁で確定。人権侵犯認定されたレイシストでもある杉田氏は即刻国会議員を辞めるべきだ【#杉田水脈】
この件について、毎日新聞から『性被害を告発したジャーナリストの伊藤詩織さんを誹謗(ひぼう)中傷する内容のツイッター(現X)の投稿に、杉田氏が繰り返し「いいね」を押したことを侮辱行為と認めた東京高裁判決が確定している。この件についてはどうか。』と聞かれた杉田氏は
『当時、(ツイッターのブックマークの)使い方を知らなかった。私の活動を応援してくれる人々の投稿について、後で読もうと思ってつけたものだと主張した。裁判でそういったことをずっと主張してきたが、認められず、残念に思っている。』
ととんでもない言い訳を続けたのですが、あれほどの旧ツイッターのヘビーユーザーだった杉田氏が
「使い方を知らなかった」
とはよく言えたものです。
国会議員が25回も人権侵害投稿に「いいね」を付けたらどんな効果があるか知らないとは言わせません。
まさに卑怯で間抜けだから右翼になった典型が杉田水脈氏。
彼女を安倍晋三氏が国会議員にして、その後も比例区の候補者にしてきたこと、岸田政権が杉田氏を総務省政務官にしてしまったことこそが、自民党の差別と人権軽視体質の象徴です。
今回の選挙は逆の意味での杉田水脈議員の弔い合戦として、自民党をコテンパンに負けさせないといけません。
山口4区・安倍晋三候補の出陣式に出席いたしました。ご本人が出陣式に出られるのはなんと12年ぶり!
— 杉田 水脈 (@miosugita) October 20, 2021
集まった大勢の地元支援者に向け熱弁を振われました。
「全国的には自民党と立憲・共産党との戦いですが、ここは長州と新撰組の戦いです!」と、ユーモアも有り。
圧倒的勝利に向けて発進です。 pic.twitter.com/5IS5l57xSs
安倍晋三元総理の突然のご逝去から一夜明けました。これまでの安倍元総理のご尽力、ご功績を思うと、日本が失ったものは本当に大きい。
— 杉田 水脈 (@miosugita) July 9, 2022
まだまだご活躍いただきたかった、もっともっとご指導いただきたかった。
未だうまく言葉にできませんが、悲しみを乗り越えて前を向かなければなりません(続く) pic.twitter.com/3ItmhH38XB
杉田氏は来年7月の参院選には性懲りもなく自民党公認で出ようとしているようです。
それが十分あり得るのが自民党という政党ですから寒気がします。
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「安倍元首相に縁もらった」 杉田水脈氏、自民党籍にこだわり
衆院選(15日公示、27日投開票)で、自民党山口県連が党本部に公認申請をしている杉田水脈前衆院議員(57)は9日、公認されなくても、来年の参院選へのくら替え出馬など「あらゆる可能性を検討する」とし、政治活動を続ける考えを明らかにした。【畠山嵩】
政治資金パーティーを巡る裏金事件で、清和政策研究会(安倍派)に所属していた杉田氏は、2018~22年に安倍派から受け取った寄付計1564万円を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、党役職停止6カ月の処分を受けた。
一方、県連は7日、比例中国ブロック単独候補として杉田氏を党本部に公認申請したと発表した。
杉田氏は、性的少数者やアイヌ民族、在日コリアンに関する発言やブログの記載などが度々、問題視されてきた。<picture></picture>
毎日新聞は、裏金事件や政治活動、これまでの言動などについてインタビューを申し込み、9日、杉田氏が応じた。
◆私自身、公認は難しいと思っている。ただ、県連が(比例単独として)3回目となることや、(政治資金収支報告書への)不記載があったことも考えた上で公認申請を出してくれた。公認を得るのは厳しいと思うが、地元が申請を出してくれたことは非常にありがたい。どういう形の結果が出るのか、粛々と見守るしかない。
――公認申請が認められなかった場合、どういった政治活動をしていくのか。
◆衆議院の比例単独にこだわらず、あらゆる方向で考えていきたい。石破茂首相の方針は「国民に信を問え」だ。比例単独は党への賛否によって投票されるので、個人として信を問えない。杉田水脈として国民の信を問える方向で模索したい。
――選挙は無所属でも立候補できる。自民党籍にこだわるのか。
◆安倍晋三元首相に縁をもらい、自民党に入った。安倍元首相の自民党への思いもよく理解している。自民党から出られるのであればそういった方向で考えたい。来年の参院選へのくら替え出馬も含めて、考えている。
――裏金事件に関わった議員の公認について、石破首相は9日、「同じ国会議員なので衆院と参院で違う対応をすることはない」とし、参院選でも今回の衆院選と同じ基準で判断する考えを示した。
◆地元も含め、私を応援してくれる人々がいる限り、参院選へのくら替え出馬など、あらゆる方向性を検討することに変わりはない。
――裏金事件を巡り、衆院政治倫理審査会(政倫審)で説明しなかったのはなぜか。
◆私も秘書も、検察に何回も呼ばれて取り調べを受けた。全ての帳簿、通帳も提出した。検察は調べたうえで、私を不起訴とした。その後に開く政倫審に何の意味があるのか。疑惑解明と言うけれど、私のような「指示に従ってやった人間」にいくら言われても、明らかになる問題はない。
――「安倍氏のおかげで比例名簿で厚遇を受けたから当選できている」との指摘がある。
◆(17年衆院選の際)安倍元首相から「どこからどういう形で出るかは私に一任してください」と言葉をかけられ、公示日の前日夜9時にふたを開けたら比例中国の17位に載せてもらっていた。安倍元首相が「引っ張ってきたから」と言われれば、その通りだと思っている。
ただ、入党して2期目の21年の選挙では既に山口県連の所属だった。県内を回り、県議や支部の方々と交流をしていく中で、県連の推薦候補として申請してもらった。「安倍さんに考えが近い」というだけ、ではない。
――16年の国連女性差別撤廃委員会に日本から参加したアイヌ民族や在日コリアンの人たちについてのブログ投稿を、法務局から23年秋に「人権侵犯」と認定されたことについて、どう捉えているのか
◆国連で差別を作り出している人たちに対して向けた言葉が、なぜアイヌ民族を差別したことになるのか。一切、理解できない。
「アイヌの民族衣装のコスプレおばさん」などとブログに記載したが、当時は政治家ではなく、ジャーナリストのような形で活動していたので、キャッチーな言葉を使ったというだけ。アイヌの方々を侮辱するつもりも差別するつもりも一切なかった。今、政治家としての杉田水脈はそのようなことは絶対、書かない。
――性被害を告発したジャーナリストの伊藤詩織さんを誹謗(ひぼう)中傷する内容のツイッター(現X)の投稿に、杉田氏が繰り返し「いいね」を押したことを侮辱行為と認めた東京高裁判決が確定している。この件についてはどうか。
◆当時、(ツイッターのブックマークの)使い方を知らなかった。私の活動を応援してくれる人々の投稿について、後で読もうと思ってつけたものだと主張した。裁判でそういったことをずっと主張してきたが、認められず、残念に思っている。
おまけ1
何かしたか河村たかし氏、たしかしかたなく失職したか?誰かみかたした?
おまけ2
万博でサウナとか・・
ばかなのか いしんほんとに ばかなのか
この前議員には「反省」の文字はありません。
昔、「反省だけならサルでもできる」というのがあったように思います。この前議員は、サルにも劣るということでしょう。
ごめんなさい。お猿さんたち。こんな前議員と比較してしまって。
(投稿者 注)本来、「人(ヒト)」とするべきところを、「前議員」としました。この前議員には人(ヒト)の心がありませんので。
この御仁、叩けばホコリが出てきそうですが…
次期参院選までに刑事罰を受けて公民権停止しておくべきかと
上脇博之先生、是非ともお願いしますm(_ _)m
(実はブログ主さんと上脇教授を、何故か混同してたことがありました…(^^;)