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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

安倍国葬での菅前首相の弔辞について「電通が入っていますからね」と発言した玉川徹氏が事実上のコメンテーター降板。東京五輪汚職事件で元電通専務の高橋容疑者が4度目の逮捕。統一教会の次は電通支配だ。

2022年10月19日 | 社会とマスコミ

悪さをして廊下に立たされている生徒のようだ。

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 テレビ朝日の朝の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」で、9月28日に安倍元総理大臣の国葬で菅前総理大臣が読み上げた追悼の辞について、コメンテーターの玉川徹氏が

「当然、これは電通が入っていますからね」

などと発言し、これが事実に基づかない発言だとして、10月5日から出勤停止10日の懲戒処分にされていた問題。

安倍晋三氏の国葬で読んだ弔辞が評判の菅義偉前首相。アベ政治を批判した学者を日本学術会議から排除し、桜を見る会の名簿廃棄も、河井夫妻と昵懇の仲なのもすべて菅氏だ。パンケーキのやり口を忘れるな。

 

 



 玉川氏は19日朝、処分後初めて番組に出演し、

「私の事実誤認のコメントによりご迷惑をおかけした電通、および菅前総理大臣に対して改めておわび申し上げます」

と謝罪したうえで

「これからは、現場に足を運び取材をし、事実確認して番組で報告する」

と述べました。

 これについてテレビ朝日は、玉川氏は番組を降板せず、コメンテーターの肩書も変わらないとしていますが、これまでのように番組に最初から最後までスタジオにいてコメンテーターとして歯に衣着せず発言する、という出演スタイルではもうないようです。

 

 

 実際、菅前首相の弔文は亡くなった当の安倍晋三元首相からのパクリで、しかもスピーチライターがいたことが明らかになっていますから、玉川氏のコメントも当たらずと言えども遠からず。

 事実上のコメンテーター降板という処分を受けなければいけないほどの「誤報」でもありません。

 てか、うちのブログの天敵の橋下徹氏や三浦瑠麗氏なんて、もっとしょっちゅう大ボラ吹いているじゃないですか(笑)。

安倍国葬で読んだ弔辞について菅義偉前首相がフジテレビでまだ大嘘。安倍晋三元首相が7年半前に読み終わった山縣有朋についての本を「あなたの机には読みかけの本が一冊ありました」(笑)。

 

 

 例えば、2021年9月10日のTBSの「ひるおび」という番組で、コメンテーターの八代英輝弁護士が

「共産党はまだ暴力的な革命ってのを党の要綱として廃止していませんから、よくそういうところと組もうって話になるなと個人的には感じますね」

と公党を侮辱する真っ赤な嘘を言ったのですが、八代氏は2回謝罪しただけで今も変わらずコメンテーターをしているのと比べると、玉川氏だけがこんなに責められるのはおかしな話。

 まさに、玉川氏の謝罪を見てもわかるように、今回のコメントの対象が電通と菅前首相だったことが、玉川氏が番組降板か退社かとまで言われるほど追い詰められた理由なのです。

この一回目の謝罪が噴飯物で、もう一回謝罪することに。

TBSが「発言は誤りでした」と全面謝罪。「ひるおび」での八代英輝弁護士の「共産党は『暴力的な革命』というのを党の要綱として廃止してません」発言は名誉毀損罪で業務妨害罪成立。TBSは即刻降板させろ。

 

 

 奇しくも同じ10月19日、元電通専務で東京オリパラ大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者が、東京五輪汚職で4回目の逮捕をされました。

 今回の逮捕容疑は、スポンサーの契約業務を担った大手広告会社「ADKホールディングス」(東京)側と、大会マスコットのぬいぐるみを販売した「サン・アロー」(同)側から計約5400万円の賄賂を受け取ったとする受託収賄容疑です。

 これで、東京五輪汚職は、紳士服大手「AOKIホールディングス」、出版大手「KADOKAWA」、大手広告会社「大広」を含めた5ルートで、収賄額は計約1億9600万円となりました。

 玉川氏もテレビ広告を一手に牛耳る電通の名前を出してしまったから、ああいう処分になったわけで、電通の威力ってどんだけあんねん、という話です。

 自公政権を陰で支えてきたのが電通であることは間違いないのですから、統一教会と自民党の癒着問題の次には、この電通支配にメスを入れないと日本は良くならないと言えるでしょう。

東京地検特捜部は、はよ、政治家まで強制捜査せよ。

【#東京五輪汚職事件】東京地検特捜部が森喜朗元東京オリパラ組織委会長・元首相を参考人として数回任意取り調べ。その疑惑の森氏の胸像建立計画。安倍国葬といい、生身の人間の神格化は最悪の差別の温床。

【東京五輪汚職事件】森喜朗元組織委会長にAOKIが現金200万円を提供か。AOKIのスポンサー決定前に、元電通専務で理事の高橋容疑者が森会長をAOKI側に紹介したと供述。

金にまみれた商業五輪の象徴。東京地検特捜部が東京オリパラ組織委の高橋元理事(電通)を受託収賄罪で逮捕。安倍首相の大嘘演説に始まり、新国立競技場、コロナ拡散、森差別発言とまさに「呪われた五輪」だった

電通に関する参考記事

持続化給付金予算をハゲタカ電通とハイエナ竹中パソナの中抜き団体に業務委託。そこから電通とパソナなどの関連企業564社に第9次下請けまでさせて山分け。コロナ禍なのに両社とも史上最高益!

【東京オリパラ パブリックビューイング】代々木公園は中止でも井の頭公園など都内4か所で1日6万人、全国250か所で予定。電通が10億円で請け負い!尾身氏が警告するも、菅総理は「自治体の判断に任せる」。

IOC副会長の「東京五輪は新型コロナウイルスの感染拡大のあるなしにかかわらず開催される」発言で、電通株が爆上げ!ハゲタカどもの利権のために市民の生命と血税を危険にさらすな!

安倍晋三氏の健康不安をあおって、悲劇のヒーローにしようとしている電通の策略とそれに乗せられてるネトウヨがものすごく気持ち悪い件。良心的な市民は追及の手を緩めず、悪政にしっかりとどめを刺しましょう。

独占禁止法違反!電通が下請け企業に博報堂の仕事をするなと圧力「電通傘下で本事業にかかわった会社が、この博報堂受託事業に協力をした場合、出禁レベルの対応をする」

「電通の人がやっている」。経産省から持続化給付金769億円を受け取った代表理事が一言残して、急遽辞任。

とうとう表に出た!安倍政権の真の守護神「電通」登場!中小企業の持続化給付金を国が769億円で委託→電通に749億円で再委託!

電通を厚生労働省が労働基準法違反容疑で強制捜査。「全社的に大半の社員が残業時間を過少申告させられている」。

電通過労自殺事件はどうやれば刑事事件になるか。

痛ましすぎる電通過労自殺事件。再発を防ぐには労働基準法を厳守させる労働時間の厳格な法規制しかない。

東京五輪不正招致疑惑で海外メディアが「電通」の名を出して報道する中、沈黙する日本のマスコミ。

安倍派の極右西田昌司参院議員が国会でも玉川氏の発言問題を取り上げたというのですが、これ自体が言論の自由に対する重大な挑戦です。

そして、同じ「誤報」でも、八代氏の共産党に対する暴言の方が内容的にははるかに相手に対する被害が甚大で悪質なのですから、八代氏と玉川氏の扱いの差は、電通と共産党のテレビ界に対する影響力の差と言えます。

東京五輪汚職一つとっても、電通も諸悪の根源と言えるでしょう。

失言も多い玉川氏ですが、特に新型コロナ対策については一番まともだっただけに残念です。

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玉川徹氏、「モーニングショー」で「電通」発言を謝罪 番組出演継続も「慢心とおごりがあった」

配信 スポーツ報知

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コメンテーターを務める玉川徹氏(番組公式サイトから)

 

 

 

玉川徹氏が処分明け初出演で改めて発言謝罪、今後は現場取材へ 「コメンテーター」肩書変わらず

[2022年10月19日8時46分] 日刊スポーツ

テレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)が19日、放送され、安倍晋三元首相の国葬に関する事実誤認発言で出勤停止10日間の謹慎処分を受けた報道局社員の玉川徹氏が、処分あけ後、初出演した。

コメンテーターを務める玉川氏は番組冒頭で、あらためて発言を謝罪した。

同局によると、今後も肩書は「コメンテーター」のまま。現場に足を運んで取材をするが、その内容をスタジオで報告することもあり得るという。

羽鳥の「玉川さんの10日間の謹慎処分が昨日で終わりました。ここで、玉川さんから説明、おわび、そして今後についてです」とあった後で、本社内の報道フロアにいる玉川氏がブルーのスーツの黒ネクタイで登場。硬い表情で「おはようございます。今回の私の事実誤認のコメントにより、ご迷惑をおかけした電通、および菅前総理大臣に対し、あらためておわび申し上げます。このような事実に基づかない発言をテレビでしてしまったということ、それは私の慢心とおごりがあったからだと反省致しました。申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

その後、「謹慎の10日間、私は事実確認の大切さ、テレビで発言することの責任の重さを考え続けました。そして、事実確認こそが報道の根幹である。その原点に立ち返るべきだと考えました。これまで私はスタジオでさまざまなニュースに対し、コメントを続けてきましたが、これからは、現場に足を運び、取材をし、事実確認をして報告する。その基本にもう1度立ち返るべきだと考えました。そして、この結果は、この『羽鳥慎一モーニングショー』の中でお伝えする。そういうふうな考えに私は今回、至りました。この間、報道局幹部とも話し合いを続け、このような私の考えを理解してもらいました。視聴者の皆さまにも、ご理解いただけるとありがたく存じます。今後、このような形で仕事を続けて参りますが、ご支援のほどよろしくお願い致します」と言って再び頭を下げた。

その後に羽鳥が「はい。玉川さんのコメントでした。基本に立ち返るというのは、玉川さんの思いであり、テレビ朝日の考えであり、私も同じ思いです。これから玉川さんは現場に足を運びまして、取材をして、玉川さん独自の目線で取材、そして分析をして番組で報告をするという形をとらさせていただきます。番組をご覧になっている皆さまの信頼を回復できるように、これからもしっかりと番組作りをすすめてまいりたいと思います」と話した。

処分は4日に発表され、5日の番組で、MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一(51)が「今日から玉川さんが10日間の謹慎処分になりました。放送10回分の出演禁止ということになります。今回玉川さんの発言によりまして、ご迷惑おかけしました各方面の方々、そして不快な思いをされました各方面の方々、さらに視聴者の方々、大変申し訳ありませんでした」と謝罪。さらに「なぜ今回このような発言になったのかの説明を改めてするべき、そして謝罪をするべきだというふうに私は思っております」とした。

玉川氏は9月28日の同番組で、安倍元首相の国葬で行われた菅義偉前首相による弔辞読み上げに関して「(広告大手)電通が入っている」などとコメント。だが、翌29日に同番組内で「事実ではありませんでした」と発言を訂正し謝罪した。

同局は10月4日の定例社長会見で、玉川氏を含む社員3人の処分を発表。玉川氏は「謹慎」(出勤停止10日間、5日から)。上司である報道局情報番組センター長と番組センターCP(番組担当)は「けん責」処分とした。篠塚浩社長は、玉川氏が誤解をした理由について「本人によると、臆測によるさまざまな情報を入手して、誤解をしてしまった」と説明。「本人は深く反省しています」と話した。

 

 

 

東京五輪汚職、元理事を4回目の逮捕 収賄容疑、計5ルートに

五輪汚職事件を巡り、玩具会社「サン・アロー」の関係先の家宅捜索に入る東京地検特捜部の係官=東京都港区で2022年10月19日午前10時18分、安達恒太郎撮影

 東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で東京地検特捜部は19日、大手広告会社「ADKホールディングス」(東京都)と玩具会社「サン・アロー」(同)から計約5400万円の賄賂を受領したとして、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)を受託収賄容疑で再逮捕した。元理事の逮捕は4回目。贈賄容疑でADKの植野伸一社長(68)と元幹部2人の計3人も逮捕した。

 元理事への資金提供疑惑は、紳士服大手「AOKIホールディングス」(横浜市)、出版大手「KADOKAWA」(東京都)、広告会社「大広」(大阪市)の3ルートにADK、サン・アローが加わり、計5ルートとなった。立件された賄賂総額は計約1億9600万円となった。

 元理事のADKルートの逮捕容疑は、ADKの前身「アサツーディ・ケイ」が五輪のスポンサー集めで組織委の専任代理店を務めた大手広告会社「電通」(東京都)の再委託先に選ばれたいなどと植野社長らから依頼を受け、便宜を図る見返りに2017年11月~今年1月に計約4700万円の賄賂を受領したとしている。

 また、サン・アロールートの逮捕容疑は、同社幹部から大会マスコットの「ミライトワ」と「ソメイティ」のぬいぐるみを販売できるライセンス契約を円滑に締結したいとの依頼を受け、便宜を図る見返りに18年10月~21年4月に約700万円の賄賂を受領したとしている。

 ADKルートでは、約4700万円のうち約2700万円が元理事が代表のコンサルティング会社「コモンズ」に送金され、残りの約2000万円は元理事のゴルフ仲間が社長のコンサル会社に送金された。サン・アローからの約700万円も同じコンサル会社に送られた。このコンサル会社は当時、休眠状態だったとみられる。特捜部は、ADK側について贈賄罪の公訴時効(3年)が成立していない約1400万円に限って立件した。今回、サン・アロー側の逮捕者はなく、特捜部は在宅で捜査を進めるとみられる。

 関係者によると、ADKは駐車場サービス会社「パーク24」(東京都)のスポンサー契約で電通の再委託先に選ばれたが、元理事が電通側にADKを使うよう働きかけた疑いがある。元理事はサン・アローからの送金を認めているが、賄賂性を否定。ADKからの送金は「知らない」などと話しているという。【二村祐士朗、井口慎太郎、松尾知典、島袋太輔】

 

 

東京オリンピック・パラリンピックをめぐる汚職事件で、東京地検特捜部は組織委員会の元理事が、スポンサーの契約業務を請け負った広告会社のADKマーケティング・ソリューションズや、公式ライセンス商品として大会マスコットのぬいぐるみを販売した都内の会社に便宜を図り、総額5400万円の賄賂を受け取ったとして受託収賄の疑いで再逮捕しました。
一連の事件で元理事が逮捕されるのは、これで4回目で、賄賂の総額は1億9000万円余りに上るとみられます。

ADKホールディングスは、植野伸一社長などが逮捕されたことをうけて、「このような事態に至りましたことは誠に遺憾であり、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をお掛けしておりますことを、深くお詫び申し上げます。引き続き、当社は事件の解決に向けて、捜査に全面的に協力してまいります」などとするコメントを出しました。

東京・港区に本社を置く「ADKホールディングス」は、電通と博報堂に次ぐ、業界3位の大手広告会社です。
「旭通信社」と「第一企画」が合併して発足した人気アニメシリーズの制作などを手がける「アサツー ディ・ケイ」が前身で2017年の売上げは3126億円に上っています。
2018年にアメリカの投資ファンドの完全子会社となり、よくとし、「ADKホールディングス」を持ち株会社とする体制に移行しました。
関係者によりますと「ADKホールディングス」のグループ会社で植野社長が代表を務めていたADKマーケティング・ソリューションズは東京大会のスポンサーの募集で、販売協力代理店として大手広告会社・電通から契約業務の一部を請け負ったほか、高橋元理事が経営するコンサルタント会社と取引があったということです。

民間の信用調査会社によりますとサン・アローは、1996年に設立されたぬいぐるみの製造・販売会社で、ことし3月期の売り上げは21億円余りです。
会社のホームページによりますと、「スタジオジブリ」のキャラクターのぬいぐるみや、世界的に有名な熊のぬいぐるみ、「テディベア」などの製造や販売を手がけ、静岡県と栃木県で「テディベアミュージアム」も運営しています。
東京大会ではマスコットの「ミライトワ」と「ソメイティ」のぬいぐるみを公式ライセンス商品として製造・販売したほか、1998年の長野オリンピックではマスコット「スノーレッツ」のぬいぐるみも販売しました。

「公式ライセンス商品」はオリンピックのエンブレムやマスコットなどが付いた雑貨や土産物などの商品です。
組織委員会とライセンス契約を結んだ企業だけに製造・販売が許可され、東京大会では127社がおよそ8000種類の商品を販売しました。
ライセンス契約を結んだ企業はマスコットなどの権利の使用料を組織委員会に支払う仕組みで東京大会ではスポンサー企業からの協賛金とは別に、144億円の収入があり、大会の運営費などに充てられました。
ライセンス契約を希望する企業は、大手広告会社・電通を通じて申し込みを行い、IOC=国際オリンピック委員会などの承認を得たうえで、組織委員会と契約を結びます。
NHKが入手したライセンス契約に関する文書によりますとライセンス商品の製品化にあたっては、大きさや色合い、全体のデザインなどに細かな基準があり、企業側が、商品などのサンプルを組織委員会に提出するなどして承認を得る必要がありました。
NHKの取材に対し、複数のメーカーの担当者は、組織委員会の審査はチェックが細かく、申請から商品化までには時間がかかるケースもあったと証言しています。

組織委員会と契約を結び、公式ライセンス商品を販売していた別の会社の幹部がNHKの取材に応じ、組織委員会との交渉について「契約を結べるかどうか明確な基準はなく、『これまでのライセンスビジネスの実績などを加味して総合的に判断します』と言われていたので不安があった。元理事を通じたルートがあるという発想もなかったので別世界のように感じている」と述べました。
そのうえで「汚職事件で騒がれ、東京大会がダークなイメージで語り継がれていくことは大変残念で悔しい思いです。競争は公平にすべきで、ブラックボックスになっていたところはもっと開示して二度とこのようなことが起こらないようにしてほしい」と話していました。

関係者によりますと、高橋元理事の4回目の逮捕容疑で、賄賂とされるあわせて5400万円のうち、2700万円は元理事の高校の後輩が代表を務める東京・千代田区のコンサルタント会社に送金され、受け皿となった疑いがあるということです。
この会社は、経営コンサルタントやゴルフ会員権の売買などを目的に1986年に設立されましたが、登記上の本店があるビルからはすでに退去していて、現在は事実上の休眠状態だったとみられます。

組織委員会の元理事が受託収賄の疑いで4度、逮捕されたことについて会計監査や組織のガバナンスに詳しい青山学院大学の八田進二名誉教授は「組織のガバナンスは権限と責任を明確に分け、誰が監視するのかが明らかになっていることが大前提だ。しかし組織委員会の関係者のほとんどがスポンサーに関することを元理事に任せっぱなしにしていたのではないか」と指摘しました。
そのうえで、「周りからみればスポンサーなどがどのような手続きを踏み、どう決まったのか、透明性が図られていない。無責任体制で組織が構築されていたと言わざるをえない。組織委員会はすでに解散しているが、オリンピックという国家的な事業で起きた問題であり、どこに欠陥があり、何を見落としていたのか真摯に事案を究明することが必要だ」と述べました。

 

 

テレ朝・玉川徹氏が謝罪 「玉川さん」トレンド入り 「公開処刑のよう」「発言の意図知りたかった」

[ 2022年10月19日 08:54 ] スポニチ

東京・六本木のテレビ朝日
Photo By スポニチ

 テレビ朝日の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)で事実に基づかない発言をして謹慎処分を受けていた同局報道局社員の玉川徹氏(59)が19日、番組に出演。これまでのコメンテーターという形ではなく、現場で取材をして報告する形での出演になるとし、「事実に基づかない発言をしてしまったことは私に慢心とおごりがあった」と謝罪した。

 ネット上では「玉川さん」がトレンド入りするなど、多くの視聴者が注目。「#玉川徹を応援します」タグも発生した。

 「玉川さんをこんな公開処刑のような形で謝罪させて…見ていて辛かった。玉川さんが毎日出ないならモーニングショーは見ない」「玉川さんの謝罪してる姿見たら泣いた。賛否両論って言葉があるくらいなのに、玉川さんだけをフィーチャーして責めるのはおかしいかなって思った」「観ていてちょっとかわいそうに思えるくらいだったが、玉川さんの思いは視聴者にしっかり伝わったと思うので、これからも頑張って下さい」「公開処刑のよう、朝から寒々としました。あそこまでの必要があったのだろうか」「損得ない鋭いコメントはもう聞けないの?羽鳥さんとの楽しい掛け合いも...。二人が揃ってるモーニングショーが好きだったのに」「不快に思うこともあるけど歯に衣着せぬ意見を言える人が居なくなるのも困る」「玉川さんスタジオ帰って来ないのか。真実か憶測かは置いておいて、歯に衣着せない物言いというか、率直なコメントをする所が好きだった」と擁護する投稿も。

 一方で、発言の経緯について説明を求める声もあった。「玉川徹さんの進退はどうでもいいのだけど、これ経緯の説明にはなってなくない?なぜその発言に至ったのか?やその発言の意図を知りたいところだったんですけどその検証は何もなしなんですかね」「あの発言に至った具体的な説明も一切なく、ただセリフを読んでるかのような形式的な謝罪。しかもスタジオで直接謝罪ではなく、裏側での謝罪(収録?)とか舐めてんのかよ。今後もし政治家に不祥事があった場合でも『お辞めになった方が』とか口が裂けても言えなくなるな」などとコメントが投稿された。

 

 

 

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4 コメント

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刑法に触れてないから (時々拝見)
2022-10-19 19:34:43
たとえ、人の道に外れていようが、ゴメンで済むのが、昨日までの政府の公式見解だったはずでは?

玉ちゃんの意見にすべて賛成する訳ではありませんが、歯に衣着せぬ物言いは貴重。ご本人に考えるところがあれば別ですが玉ちゃん、カムバーク!
返信する
電通 (suterakuso)
2022-10-19 21:43:15
電通という言葉に反応して、話題をずらして失礼します。

電通といえば、私がすぐに思い出すのが過労死です。今では高橋まつりさんがその代名詞となっていますが、時代を大きく遡って、過労死そのものと、社員を過労死に追い込みその責任を認めようとしない企業、そして過労死に対して労災認定を出さなかった行政が、世間で注目されはじめたバブル期に、すでにその渦中にあったのが、電通ではなかったかと思うのです。その後の93年になりますが、次の本が出版されています。

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784575710403
さよならも言わないで―「過労死」したクリエイターの妻の記録
八木 光恵【著】
双葉社(1993/12発売)
内容説明
働き蜂は使い捨て。広告代理店の企業戦士が43歳で倒れたとき、その企業は非情だった。妻を襲った突然の闇、遺族が落ちた奈落の底…。やがて妻は事態に気づいた―。パパが可哀相すぎる。余白と定めた自分の道を踏み出した。労災を、「過労死」の認定を求めて、妻はなおも歩く。長女も長男も大きく育った今も歩く。「過労死」の原点。

この本は読んだことがあり、この「広告代理店」こそが電通だったと記憶しています。ただし、博報堂の間違いだといけないと思い、念のために検索をかけてみましたが、確かめることができなかったことも申し添えておきます。そうだとか違うとか分かる方は、ぜひ教えてください。検索の時に改めて目に止まったのが「1991年の電通事件」です。これは高橋さんの時に、あの事件があったのに、なぜ企業体質が改められなかったのかと少し注目されましたよね。でも、それどころかその前にも改めなければならない機会があったという話ですね。この企業は滅びなければなりません。いや、とっくに滅んでいなければなりませんでした。

あと、もう一つ、「電通」「過労死」で目に止まったのが、川人博弁護士の名前です。この頃からずっと過労死問題に取り組んできた人です。尊敬できる人だと勝手に思っていて、政治家として立候補すればよいのにとも少し思います。でも、宇都宮氏のことなどを見ると、なかなか複雑な話になってしまうのでしょうけれども…。東京で長年過労死の問題に取り組んでいる人なので、地域も問題意識も近いブログ主さまは、リアルでもご存知な方なのですかね。
返信する
Unknown (通りすがり)
2022-10-19 23:25:06
玉川氏がたった一度の「電通」発言でやめなければならないのなら、
暴言・迷言(&答弁できない・しない)だらけの、麻生はじめ自民党政治家らがやめ(辞め・止め・病め(病んでる!))ない日本は一体どうなんでしょう?

電通…高橋でようやくその異常さが「世間」に知られるようになったが…云々(でんでん)、アベがおッ死んだのも無駄ではなかった(爆…と言うより怒怒怒!)
(日本の宿痾の一つでもある)検察よ、これを機会にもっともっと頑張れ!!

ハチャメチャですいません…
返信する
Unknown (秋風亭遊穂)
2022-11-03 10:20:50
 玉川の「誤報」は残念だったが、「そもそも総研」などの取材ははとても興味深いものだった。翌日の出演で統一教会を取り上げた内容も、朝の情報番組には思えない鋭い指摘を行った。この番組のコメンテーターは概ね充実した布陣で、たまに出演する人も大物が登場する。その中でも玉川はタレント的要素を交えながらピリッと締めるところは心得ていた。コロナに関するコメントも鋭く、それだけに批判する人も多かったように思う。降板は実に残念だ。退職後は是非、BSでオピニオン的な番組を担って欲しい。

 一方、政権におもねって悪質なデタラメを繰り返すコメンテーターをメディアがもてはやすのは、報道の自由度ランキングの結果にも表れているように思う。

TBSキャスター金平氏「三浦瑠麗氏が政治学者として食っていけるのが問題」ー安田純平さん事件シンポで
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20190118-00111578

 三浦の事実に対する確認不足、或いは無視は、自説に都合良く取り繕うための手抜き姿勢。
 さらに自民党の免罪を誘導するため統一教会すら擁護しようとした。

三浦瑠麗氏、山上容疑者母の高額献金に「競馬でスったって同じじゃないですか」
https://asagei.biz/excerpt/50556

 橋下徹と古市憲寿も同じ穴のムジナだ。

橋下徹&古市憲寿、『めざまし8』旧統一教会と自民党への擁護発言に視聴者反発「それは無理筋」「頭おかしくなりそう」
https://news-vision.jp/article/194155/

 さらにインターネットもこうした反人道的言論を増長させている。書店に平積みされたゲスな本といい、TVメディアも売り上げや視聴率目当てにそうした内容に引きずられている感がある。それが一定の支持を得ていることを、どう考えたら良いのか?
返信する

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