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ロシアの侵攻を受けたウクライナのゼレンスキー大統領が2022年3月23日午後6時すぎから、日本の国会で史上初めてのリモート演説をし、先ほど終えました。
ゼレンスキー氏とは、私たちもよく使っているオンライン会議システムのZoomでつなぎ、在日ウクライナ大使館の職員が日本語への同時通訳を担当したそうです。
演説方法も事前に録画したものを上映することが検討されたのですが、生中継するのか録画で対応するのか最終判断はウクライナ側に委ねられ、「演説の臨場感」を理由に生中継形式となったため、日本側が事前にゼレンスキー氏の発言を把握することは難しくなったので、保守もリベラルも中身について危惧するという波乱含みの演説となりました。
戦争当事者のウクライナのゼレンスキー大統領に日本の国会で演説させるのは、憲法9条を持つ平和国家日本として非常に危険。「参戦」を求めてくる同大統領の「煽り」に浮足立つくらいなら今からでも断るべきだ。
ウクライナのゼレンスキー大統領国会演説に備える。どんな「突風」が吹いても落ち着いて。日本は憲法9条を持つ平和国家で他のG7の国々のような「普通」の国にはならないという断固たる意志を示そう。
朝日新聞によると、ゼレンスキー氏の米国議会での演説内容を踏まえ、演説実施に関わった議員の一人はウクライナ側に
「真珠湾攻撃には触れないでほしい」
と要望したということで、心配するのはそこか!?と言いたくなります。
まったく、日本の政府の心情はネトウヨ同然です。
ウクライナのゼレンスキー大統領が、米国議会の演説で日本軍による「真珠湾攻撃」を持ち出したことに狼狽する右翼の貧困なる精神。戦前の大日本帝国は今のロシアと同様の悪質な侵略国家だったの!
戦後、日本の国会の本会議場で演説した外国首脳や元首らは1958年のガルシア・フィリピン大統領にはじまり40人。
過去にはゴルバチョフ・ソ連大統領、ネルソン・マンデラ・アフリカ民族会議副議長らが本会議場に立ったそうですが、ペルーのフジモリ大統領に演説させる必要があったのだろうかなど、人選には疑問の残る人物もいます。
1990年10月には、南アフリカの反アパルトヘイト(人種隔離)運動の指導者だったマンデラ氏が演説し、旧黒人解放組織であるアフリカ民族会議の副議長だったマンデラ氏は、日本政府がアパルトヘイト撤廃を主張していることに、
「南アフリカを民主的で差別のない国へと変革していくにあたり、闘う我々にとっては励みとなる」
と感謝の意を表したというのは素晴らしいことでした。
日本も戦争で攻撃されている国の指導者の話を聞きたいというのなら、まずベトナム戦争でアメリカと傀儡国の南ベトナムから攻められていた北ベトナムのホー・チ・ミン氏から話を聞くくらいのことをしていたら、今回のウクライナ大統領の演説を国会でさせることにも、説得力も納得感もあるのですが。
あれこそ理不尽な戦争だったベトナム戦争、実は日本の基地から米軍が出撃していたのですから、憲法9条を持ち平和国家を自称する日本は実質的に戦争の当事者だったわけで、アメリカに抵抗するホー・チ・ミン氏が来るわけも呼べるわけもなかったわけです。
ゼレンスキー大統領の演説の中で印象に残ったのは、チェルノブイリ原発事故から説き起こし始め、ロシア軍がチェルノブイリを占領したことでどういう核物質が大気に上がったかわからず危険だと訴えたこと。
また、ロシア軍に攻撃を受けた欧州最大のザポロジエ原発を含め、ウクライナの15の原発が危険な状態にあるということも訴えました。
しかし福島原発事故に結びつけることもなく、これまでのように各国用にカスタマイズした特別な話はありませんでした。
日本に対しては、2019年に彼の妻が視覚障碍者の子どもたちのためのオーディオブックを作る際に日本が協力したと、日本の調和の文化を褒めてくれましたが、憲法9条について触れたわけでもありませんでした。
総じて無難で、逆にいろいろな意味での「危険」を冒してまでやる意味があったのかなというインパクトのない演説でした。
国会議員も盛り上がらず、スタンディングオベーションも数十秒で終了。
参考記事
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんの
もしも、おまえの周りが皆冷静さを失っておまえの冷静さを責めたてても おまえは冷静さを失わないようになれば
国際紛争や戦争において、日本が一方の側の「政府」を一方的に全面的に「支持」することは危険。「政府」ではなく「人民」を人道支援しなければならないのに。
ウクライナのゼレンスキー大統領の日本の国会での演説は、日本人と日本国の政治的見識が一貫して正しいかどうかを測る、戦後最大の試練の一つになる可能性がある。」
でも、当たり障りのない演説だったのでホッと胸をなでおろしました。
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ゼレンスキー氏、国会でオンライン演説 23日18時から
ウクライナ侵攻
2022年3月23日 12:01 日本経済新聞
ウクライナのゼレンスキー大統領は23日午後6時から日本の国会でオンラインの演説をする。海外要人の国会演説は実際に来日した際に実施しており、オンラインは初めて。衆院のウェブサイトで視聴できる。
演説は衆参両院の本会議場ではなく、議員会館の会議室などを使う。モニターの設置や同時通訳など技術的な課題があるためだ。衆参の国会議員のほか、岸田文雄首相や衆院の細田博之、参院の山東昭子の両議長も出席する。
ゼレンスキー氏はこれまで米国、英国、ドイツ、カナダ、イタリアなどの議会でオンラインの演説をしてきた。いずれもロシアによる軍事侵攻を非難し、ウクライナへの支援とロシアへの経済制裁を要請する内容だ。
各国の歴史や文化に応じて、その国の国民や議員に伝わりやすいよう工夫している。今回の演説では日本の歴史や土地に絡めた話を予想する声が多い。
22日のイタリアでの演説はロシアの侵攻をイタリアに置き換えて説明した。「(イタリア北部の港湾都市)ジェノバが完全に燃えてしまったと想像してください」と訴えた。
ロシアにとってウクライナは「欧州へのゲート(門)」だとも指摘した。「彼らの目的は欧州で、あなたたちの生活に影響を与え、政治を管理し、価値を壊すことだ」と主張した。
米国の場合は公民権運動の指導者、キング牧師を想起させる言葉を使った。「I have a dream(私には夢がある)」ではなく「I have a need(私には必要なものがある)」と述べ、軍事支援やロシアへの制裁強化を求めた。1941年の旧日本軍による真珠湾攻撃、2001年の米同時テロにも言及した。
ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説について衆参両院の議院運営委員会は、理事会で、23日午後6時から、オンライン形式で行うことを決めました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、西側諸国に支援を要請するため、各国の議会で演説を重ねていて、先週コルスンスキー駐日大使が、衆参両院の議長に、演説の機会を設けてもらいたいと正式に要請し、調整が進められていました。
そして、22日開かれた衆参両院の議院運営委員会の理事会で、23日午後6時から、衆議院の議員会館にある国際会議室と多目的ホールで、オンライン形式で行うことが決まりました。
会場には、岸田総理大臣や衆参両院の議長、コルスンスキー大使らのほか、国会議員も参加する予定だということですが、座席数が限られているため、インターネットによる中継も行うということです。
衆参両院によりますと、海外の要人の国会演説は、通常、国賓などで招かれた際の歓迎行事として行われていて、オンライン形式での実施は初めてだということです。
停戦見通し立たない中の演説へ
ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍は、東部の要衝マリウポリの掌握に向けて、ウクライナ軍に事実上の降伏を迫るなど圧力を強めていますが、ウクライナ側は徹底抗戦する構えです。停戦の見通しが立たない中で、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアに対抗するよう各国に繰り返し訴えていて、23日は日本の国会でオンライン形式で演説し、ロシアへの圧力の強化などを呼びかけるものとみられます。
ロシア国防省は22日、ウクライナ東部の複数の軍事施設に対し、ミサイルで攻撃したとした上で、支配地域を広げていると発表しました。
また、ロシア軍は東部の要衝マリウポリの掌握に向けて、武装解除して都市を明け渡すなどウクライナ軍に事実上の降伏を迫っていますが、ウクライナ側は徹底抗戦する構えです。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアのプーチン大統領との対話を実現させた上で、交渉の妥協点を見いだしたい考えを示していますが、ロシア側は時期尚早だとしていて、隔たりは依然埋まっていません。
停戦の見通しが立たない中で、ウクライナはロシアに対抗するよう各国に繰り返し訴えていて、ゼレンスキー大統領は、これまでにヨーロッパ議会のほか、アメリカやイギリスなどの議会でオンライン形式による演説を行っています。
22日には、イタリア議会でのオンライン形式による演説で「ロシアによる侵攻は市民の命を奪い、都市を荒廃させている」と惨状を訴えた上で「ロシアは、ヨーロッパの玄関口であるウクライナをこじあけようとしているが、入れてはならない」と述べ、結束してロシアに対する圧力をいっそう強めるよう求めました。
また、ゼレンスキー大統領は22日、自身のSNSで、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇と電話で協議し「人々の苦しみを終わらせるために、仲介役をしていただけるとありがたい」と要請したことを明らかにしました。
こうした中、ゼレンスキー大統領は23日、日本の国会でオンライン形式で演説することになっていて、ウクライナへの支援やロシアへの圧力の強化などを呼びかけるものとみられます。
ウクライナ検察「子ども117人死亡」と発表
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で犠牲になる子どもが増え続けていて、ウクライナの検察当局は、22日の時点で、少なくとも117人の子どもが死亡し、155人がけがをしたと発表しました。
▽被害を受けた子どもが最も多いのはキエフ州で58人、
▽次いで東部のハリコフ州で40人、
▽北部のチェルニヒウ州で31人などとなっています。
また、爆撃や砲撃で被害を受けた学校などの教育施設は548にのぼり、このうち72の施設は完全に破壊されたということです。
病院で救いを待つ小さな命
ウクライナの首都キエフにある病院には、ロシア軍の攻撃を受けた北東部の都市から病気を抱えた乳幼児が避難し、治療を受けています。
北東部スムイ州の知事は20日、ロシア軍の攻撃が続く中でおよそ2週間、地下のシェルターに身を潜めていた71人の孤児たちが安全な場所に避難できたと、自身のSNS上で明らかにしました。
ロイター通信によりますと、孤児たちの多くは、比較的情勢が安定している西部の都市リビウに避難しましたが、病気のためこれ以上の移動に耐えられない生後1か月から2か月の乳幼児4人は、救急車で運ばれたキエフの病院にとどまっています。
現地からの映像では、酸素マスクをつけ、小さな体で苦しそうに息をしている赤ちゃんの姿が写っています。
また、心臓の病気で手術が必要な子どももいるということです。
治療を続ける医師は、「ウクライナではすでに120人近い子どもたちが殺されている。ロシアは孤児院、それに産科や小児科が入る病院に爆弾を落としている。今の時代にどうしてこんなことが起きるのか」と話していました。
首都キエフでは中心部に近いショッピングセンターが破壊されるなどロシア軍の攻撃が続いていて、医師たちは今後の治療に影響が出ないか、懸念を強めているということです。
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ゼレンスキー氏が言いたかったのは、今ウクライナが遭っているのはかつてアメリカが遭った真珠湾攻撃や9.11と同じなんですってことですよね。
ゼレンスキー氏がこれと同じことを日本の国会でやろうとするなら今ウクライナが遭っているのはかつて日本が遭った東京・大阪大空襲や広島・長崎なんですって言わなきゃならないんですよ。
でもこれだと刺激が強すぎて日本の高齢者に「鬼畜米英」の思いが甦ってまるで日米離間の策みたいになってしまいますよね。離間の策って言いましたけど、日本は兎も角アメリカは日本を真の同盟国なんて思ってませんけどね。