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ウクライナのゼレンスキー大統領が2022年3月22日か23日にも日本の国会でオンラインで演説する予定だそうです。
ロシアに侵略されているウクライナ。
絶対平和主義の当ブログでは、プーチン大統領とロシア軍の国際法違反の蛮行については再三再四、痛烈に非難してきました。
【戦争を憎んで人を憎まず】プーチン大統領がロシア軍に命じたウクライナ侵略が非難すべきことだからといって、ロシアの民衆を責めるのは違う。戦争を起こす「国」とその国の民衆は峻別すべきだ。
ロシアの国営放送でディレクターが「戦争をやめて」「プロパガンダを信じるな」などと書かれた手書きのポスターを掲げ「戦争反対」と叫ぶ!(動画あり)。日本のマスコミ人にこの勇気はあるのか?!
国際司法裁判所がロシアに対し、ウクライナでの軍事行動を即時停止するよう命じる仮保全措置命令(法的拘束力あり)。「ロシアによる武力行使は国際法に照らして重大な問題を提起しており、深い懸念を抱く」
国際法違反で戦争犯罪にもなりかねないロシア軍の原発攻撃に沈黙する橋下徹氏。ウクライナ人に「旧ソ連から時代は変わった」「中国がロシアに働きかける可能性もある」からロシアと妥協しろと言い募る(呆)。
ウクライナに侵攻しているロシア軍がヨーロッパ最大級の原子力発電所ザポロジエ原発を砲撃。クレバ外相「同原発が爆発すれば、チェルノブイリ原発事故の10倍の被害になる」と警告。やはり原発はリスクでしかない。
ジョンソン英首相がロシアの安保理常任理事国からの「解任」を提案。それが可能ならベトナム戦争やイラク戦争を起こした米国も解任せよ。常任理事国制度も彼らの核保有だけを合法化するNPT条約も要らない。
しかし、ウクライナが違法な侵略を受けているからと言って、憲法9条を持つ平和国家日本がなんでもウクライナの要請に応じられるわけではありません。
たとえば、ウクライナを助けるために自衛隊を派兵するだなんて言語道断。
極右でもおそらく誰もそこまでは言っていませんよね。
ロシアのウクライナ侵攻を奇貨として「憲法9条で日本が守れるのか」と問う改憲論者がまず答えるべきだ。「ウクライナは軍備があっても侵攻されている。憲法9条を改憲すれば、軍隊があれば日本を守れるのか?」
ドイツの演説ではロシアと経済的な関係が強かったメルケル政権を痛烈批判。
さて、ではゼレンスキー大統領が求めている日本の国会での演説を受け入れるべきなのか。
ゼレンスキー大統領は3月に入り、各国議会への働きかけを強めています。
3月8日の英議会での演説では、満席の議場に大きな拍手で迎えられたゼレンスキー氏はビデオ中継を通じて侵攻後の日々を1日ずつ振り返り、
「我々は海で、空で戦い、どれだけ犠牲を出しても領土を守る。
森の中で、野原で、海岸で、都市や村で、通りで、丘でも戦い続ける」
と、第2次世界大戦でナチスドイツと戦った英国のチャーチル元首相の歴史的な演説になぞらえた言葉で、戦う決意を示し、支援を呼びかけました。
これに応じて、ジョンソン首相は直後の演説で
「英国と同盟国は、ウクライナが祖国を守るのに必要な武器の供給を推進する決意だ」
と述べたのですが、日本はこういうことをしてはならないし、できませんよね。
ゼレンスキー大統領は15日のカナダ議会での演説でも、何度もカナダの都市を例に挙げながら、
「バンクーバーが包囲を受けていると想像してほしい」
「トロントの有名なタワーが砲撃をされていたら」
とウクライナの戦災をカナダが我がこととして受け止めるよう訴え、約3分間にわたって拍手が鳴りやまなかったのだそうです。
カナダ最大野党である保守党のバーゲン暫定代表は
「あらゆる方法でウクライナの人たちを支援しなければならない」
「同盟国と一緒に、ウクライナの領空の安全確保に向けてさらに努力し、最低限でも『人道回廊』の上空を守らなければならない」
と述べ、限定的な飛行禁止区域の設定に賛意を示しました。
3月16日のアメリカ議会演説では
「1941年の真珠湾攻撃を思い出してほしい。米同時多発テロを思い出してほしい。
空からの攻撃で街が戦場になった。
私たちはロシアによる空からの攻撃で毎日、毎晩、この3週間、同じことを経験している」
と述べて、日本の極右を激高させたゼレンスキー大統領。
日本での議会演説では、日ソ不可侵条約を一方的に破って日本に侵攻した旧ソ連、だの、広島長崎への原爆投下を持ち出して、いまウクライナはプーチンの核による威嚇にさらされています、とか、日本で大衆受けする煽り演説をするに決まっています。
その時、安倍元首相や高市早苗自民党政調会長などの右翼政治家が拍手喝采して何を言い出すかと思うと、いまから頭が痛くなります。
ウクライナのゼレンスキー大統領が、米国議会の演説で日本軍による「真珠湾攻撃」を持ち出したことに狼狽する右翼の貧困なる精神。戦前の大日本帝国は今のロシアと同様の悪質な侵略国家だったの!
戦争当事国の元首が日本の議会で演説するなど、戦後一度もなかったことです。
今現に侵略されているウクライナのゼレンスキー大統領には、自国民を守るために煽りだろうが何だろうがなんでも話す権利はあるのです。
しかし、それを平和憲法を持つ日本で認めるかどうかは私たちに選択権があること。
米議会で真珠湾攻撃のことを持ち出したからもうゼレンスキーには演説させないと狼狽しているネトウヨとは全く逆の意味で。
日本のナショナリズムを刺激されないため、憲法9条の精神を皆が忘れるほど興奮しないために、ゼレンスキー大統領の議会演説は日本では丁重にお断りして、日本にできる平和的支援を最大限にやることで替えるべきだと思います。
プーチン大統領がウクライナ侵攻を「自衛」の軍事作戦だと正当化。大日本帝国が「自衛」戦争だとして中国を侵略したのとそっくりだ。すべての侵略戦争は「自衛」目的で始まる。だから憲法9条が必要なのだ。
腰砕けになりつつありますが、立憲の泉代表がゼレンスキー大統領の国会演説に一定の歯止めをかけようとしたのは評価されるべき。
これに対して
「国会として、侵略を受けている国の元首のメッセージを受けるのは当然のことだ。」
と言い切ってしまった共産党の志位委員長の、世論に迎合するポピュリズム路線は実に情けないですな。
なおさら、ゼレンスキー大統領に煽り演説をされてしまったら、日本国内の絶対平和主義の声はかき消される危険性が大であることがよくわかります。
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【速報】ウクライナ・ゼレンスキー大統領の国会演説 3連休明け22日で調整
2022年3月18日 金曜 午後2:18 FNN
ウクライナのゼレンスキー大統領による日本の国会での演説について、3連休明けの22日も視野に、早期に実施すべきとの方針で与野党が一致しました。
自民党と立憲民主党の幹部はきょう国会内で会談し、ゼレンスキー大統領の国会演説について、出来るだけ早期に実施する方針で一致しました。
議員運営委員会の理事を務める公明党の河野議員は、早ければ3連休明けの22日にも演説が行われる可能性があると述べました。
与党幹部はさきほど22日の夕方の実施を目指していることを明らかにしていて、今後、演説をオンライン形式で行うかなどについて調整が進められます。
2022年3月18日 金曜 午後7:57FNN
ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説は、23日に行われることが固まった。与党幹部が明らかにした。
ゼレンスキー大統領の国会演説は、ウクライナ側が日本に申し入れたもので、ウクライナ側と日程調整が続いていた。
与党幹部によると、18日夜、ウクライナ大使館から回答があり、23日午後6時からオンライン形式で行われることが固まったという。
今後、開催に向けて国会で正式な手続きが行われる。
ウクライナが日本側に打診したゼレンスキー大統領の国会演説を巡り、立憲民主党の泉健太代表が16日、岸田文雄首相との首脳会談と共同声明を演説の「絶対条件」とツイッターに投稿し、批判が寄せられている。慎重姿勢を批判された泉氏は17日の投稿で、演説について「実施が前提だ。立憲が反対している事実もない」と釈明した。
与野党はオンライン形式などでの実施を調整している。泉氏は16日、「他国指導者の国会演説は影響が大きい」と指摘。一方的な主張をする場になりかねないとの懸念があるとみられ、「日本の国民と国益を守りたい。だから国会演説の前に首脳会談・共同声明が絶対条件だ」などと投稿していた。
泉氏のツイッターには「一つの見識だ」(共産党の穀田恵二国対委員長)とする意見の一方、「ロシア寄りなのか」「国際的な信用を損失する」などの批判も多数寄せられた。これを受け、立憲の小川淳也政調会長は17日の記者会見で「形式的に首脳会談や共同声明を必須条件とすることに意味はない。(日本・ウクライナ間の)下準備は必要だ」と述べた。【田所柳子】
2022年3月18日(金) しんぶん赤旗
ゼレンスキー大統領の演説
日本の国会が受けるのは当然
志位氏
日本共産党の志位和夫委員長は17日、国会内での記者会見で、ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会で演説することへの是非を問われ、「日本の国会はロシアによるウクライナ侵略に抗議する決議を採択した。そういう国会として、侵略を受けている国の元首のメッセージを受けるのは当然のことだ。(メッセージを受ける方法は)もっとも合理的な方法を各党が協議して決めていくべきだ」と表明しました。
FNN国際取材部
ワールド
2022年3月9日 水曜 午後0:28
イギリス議会下院には多くの議員があつまりゼレンスキー大統領のビデオ演説を見守りました。
ゼレンスキー大統領:
「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。これはシェークスピアの問いかけだ。我々は15日間、この質問を投げかけられてきた。だが今わたしははっきりと答える。生きるべきだ」
またイギリスのチャーチル首相が1940年にナチスドイツと戦った際の議会演説での「我々は海岸で戦う」という一節を思い起こさせる「我々は森で、平原で、海岸で、そして通りで戦う」とのフレーズを述べて、徹底抗戦の意思を強調、議員たちから盛大な拍手を受けました。
一方でゼレンスキー大統領はイギリスを始め各国にロシアへのより強い制裁を求めたほか、飛行禁止区域の設定も念頭に「ウクライナの空の安全を確保してほしい」と訴えました。
ゼレンスキー大統領「空域閉鎖を」 カナダ議会で演説
ウクライナ侵攻
2022年3月16日 1:37 (2022年3月16日 2:13更新) 日本経済新聞
【ニューヨーク=白岩ひおな】ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、カナダ議会下院でオンライン演説し「ロシアのミサイルと飛行機から我々の領空を守ることがどれだけ重要か理解してほしい」と語り、北大西洋条約機構(NATO)諸国にウクライナ上空に飛行禁止区域を設定するよう求めた。「ロシアの脅威から欧州とウクライナを守るため、ロシアを止めるためにもっと行動が必要だ」と述べた。
「午前4時にひどい爆発音で目を覚まし、空港や数十の都市が破壊される音をあなたやあなたの子どもたちが聞くのを想像できるだろうか」。ゼレンスキー氏が演説冒頭、こう語りかけると熱気に包まれた議場は静まりかえった。「97人の子どもが殺されたんだ」
「空域を閉鎖してほしい。空爆を止めてほしい。これを実現するまで、あと何発の巡航ミサイルが私たちの都市に落ちなければならないのか」と呼びかけた。飛行禁止区域の設定をめぐり、カナダのトルドー首相は「ロシア機を撃墜するためにNATOの飛行機をウクライナに送れば、NATOを直接紛争に巻き込むことになる」として応じていない。
ゼレンスキー氏はカナダを含む各国の支援や制裁は「残念ながらこの戦争に終わりをもたらせていない」と指摘。「NATO加盟を目指す私たちに明確な返答も聞こえてこない」と不満を漏らした。「制裁を強化し、ロシアが戦費を1ドルも手にしないようにできる」とも述べた。
トルドー首相は「世界中の民主主義国家は、あなたが私たちのチャンピオンであることを幸運に思っている」と賛辞を送った。「プーチン(・ロシア大統領)の人命に対するあからさまな無視は絶対に容認できない」と非難した上で「ロシアに対し、民間人を標的にした不当な戦争をやめるよう要求し続ける」と強調した。
約12分間にわたる演説後、議員らはみな立ち上がり、ゼレンスキー氏に数分間にわたり拍手を送り続けた。演説後、声を震わせ、涙ながらにウクライナへの支援を呼びかける議員の姿もあった。
カナダ政府は15日、演説に先立ち、プーチン大統領のウクライナ侵攻を支持し手助けしたとされるロシア政府関係者ら15人を対象にした新たな制裁を発表した。ジョリー外相は「プーチン大統領は無意味な暴力を直ちにやめ、軍を撤退させることでそれを終わらせるという選択もできる」と述べた。「ロシアの指導者が軌道修正しなければ、さらなる行動を取ることをちゅうちょしない」と訴えた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は16日、アメリカの連邦議会でビデオ演説を行った。ロシアの侵攻を2001年の米国同時多発攻撃などになぞらえ、軍事支援の拡大を訴えた。
ゼレンスキー氏は演説で、アメリカの議員らに1941年の真珠湾攻撃や2001年9月11日の攻撃を思い出すよう促し、「同じことを私たちの国は毎日、毎晩、もう3週間経験している」と述べた。
また、公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング牧師の有名な演説を引用。「私には夢がある。この言葉は皆さん一人ひとりが知っているものですが、今日私は、私には必要なものがあると申し上げます。私は空を守る必要があるのです」と述べ、アメリカと北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対し、ウクライナ上空を飛行禁止区域にするよう再度要求した。
演説の途中では、ウクライナの都市へのミサイル攻撃や、それによる死者や負傷者を映した生々しい映像を公開した。
最後にはジョー・バイデン大統領に英語で語り掛け、「あなたは一国のリーダー、偉大な国のリーダーだ。世界のリーダーにもなってもらいたい。世界のリーダーであることは、平和のリーダであることだ」と締めくくった。
ゼレンスキー大統領の議会演説から数時間後、ホワイトハウスは8億ドル(約950億円)規模の武器供与追加を発表。アメリカのウクライナ支援はこれで10億ドルに達した。追加供与される武器には、携帯型地対空ミサイル「スティンガー」800基、対戦車ミサイル「ジャヴェリン」基、AT4携行対戦車システム6000基、戦術ドローンシステム100基、グレネードランチャー100門のほか、ライフル銃5000丁や機関銃400丁、ショットガン400兆、砲弾、ボディアーマー(全身防護服)2万5000個、ヘルメット2万5000個などが含まれる。
演説の後、ナンシー・ペロシ下院議長は、ウクライナ大統領から話を聞けたことは「特に光栄なこと」であり、アメリカの「勇気を持って民主主義を守るウクライナの人々への支援は揺るぎない」とツイートした。
BBCのアンソニー・ザーカー北米記者は、ゼレンスキー氏はウクライナの状況を、文字通りにも比喩的にも、外国の聴衆が理解できるよう訴える方法をつかんでいると解説。
キング牧師などを引用し、戦場の映像を挟み、最後には英語で欧州や世界の価値のために戦っていると訴えることで、アメリカや同盟国は「ノー」と言い難くなると、ゼレンスキー氏は期待しているのかもしれないと報じた。
ゼレンスキー氏は9日にも、イギリス下院にビデオリンクで演説を行い、ウィンストン・チャーチル元英首相の言葉を引き合いに、「我々は降伏せず、負けず、最後までやり抜く」と述べた。
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