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キーボード配列QWERTYの謎、ドボラック説論駁はグリフィス依拠か?バーナムの森である可能性は?

2008-05-19 07:04:45 | LinkRecords
本項my主義∪気分?としては、はいれつ排列で通したい気持ちもあるが、以下適宜 配列を交えて記す。というか、けっこういい加減です。
『キーボード配列QWERTYの謎』第8章:ドボラック配列とアンチQWERTY説(P.155)←
での、Dvorak提示説の論駁根拠は、だいたいグリフィスに拠っているようである。
だが、著者みずか自らが強調するように、設計チューニングの主導権が、製造側レミントン側に移る。そのときに、Rの移動がおこる。

推定存在時期、排列
1872 QWE.T YIUO_ (ショールズらのプロトタイプ、安岡孝一2008) 
1872 QWE.T YIUO- (同上、Griffith 1949 [Heath1944に依拠か?] )

1873 QWERT UIOPY:(レミントン側技師らによる特許図(1878)、安岡孝一2008)

1874 QWERT YUIOP:(発売製品  ショールズ特許(1878)とも一致、安岡孝一2008)


Yの位置の移動については、最終製品特許権の絡みがあるのかなとも思わせる。
レミントン主導での最終チューニングでのRの移入。
ショールズがそれに乗って、それを取り入れつつ、かつ、Yを移動させた最終製品を実現させたことで、ショールズ 自特許が優先権を持つかたち形作り工作∪特許権利獲得戦略ではなかったか、とも思われる、ような、、うむ。

『キーボード配列QWERTYの謎』でのドボラック説論駁はグリフィス依拠のよう。著者の『グリフィスによるDvorak説の徹底的否定済み説 ←』。この否定済み説が動じることはないか?バーナムの森である可能性は?
キーボード配列QWERTYの謎、ドボラック説論駁はグリフィス依拠か?バーナムの森である可能性は?

グリフィス1949の目的は主に自配列の優位性の主張にあり、そのための1949年時点での現存排列との優劣比較という文脈の中で、グリフィスQWERTY論は位置づけらているれよう。

グリフィスにとっては、ショールズらのチューニング思想を推定するのが主目的ではなかった。それを目的とするならば、むしろプロトタイプで検討すべきではないだろうか?それが、グリフィスの方法を歴史の解析に応用する立場、とは言えまいか?

ショールズら開発時の、鍵盤排列の調整チューニング方針が最も現れている状態は、プロトタイプの最終安定部分にこそ、見出すべきではないか?
その象徴的代表的文字が「R」である。
ショールズの「R」
阪田三吉の「銀」とも比肩すべき、、 ?

TとHに関しては、鍵盤上での近さと、タイプ・バー・サークルでの別象限への配置の両立を実現できている。しかし、
EとRに関しては、どちらか一方しか実現できなかった。という点に煮詰まる、膠着。
タイプバーサークルの「E」と同象限への「R」の移入、、、

条件「R」を受け入れることで、特許権者ともなり得た、、、 が、しかし、、
得たもの、失ったもの、、
「R」の移入受け入れ、そこにショールズの苦悩はあったか、、、


結果オッケー?結果オーライ? 現状のタッチ・タイパーとしては、QWE.TYよりむしろ、QWERTYのほうがまだしもまし?
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