断捨離な日々

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日本の子供の貧困/北欧では、教育は投資と考える

2009-10-04 | 子供の貧困

NHKスペシャルで、子供の貧困とセーフテイネットについての番組があったけど、

小学生で、きちんと食事ができていない、親が生きるのに必死で、

子供の身の回りの世話ができていない、また、授業料が払えない高校生に

先生がアルバイトをすすめて、そのアルバイト先に先生が授業料の徴収に

行って、なんとか、学業を続けさせたりしているのが実態との事。

親が、非正規や失業で、貧困の中に生きている子供達が激増して

いる状態にいるのが、日本。

北欧フィンランドでは、大学まで授業料無料、医療費無料で、児童手当も

つくので、母子家庭で子供を育てていても、生活の不安が一切ない。

消費税は22%だけど、充実した社会保障で、不満はないとの事。

特に子供の教育費を大切にしていて、1990年代に金融危機があり、

失業率が18%だったことがあり、財務省は、教育費も削る事を考えたが

教育相が反対して、教育費を削り、将来、失業して生活保護の状態の場合の、

生涯税収が-2200万にもなり、きちんと教育して、職業を持った場合は、

+1700万の税収になるという試算を提示して、説得したのと、産業界からも

先端産業で働ける人材の育成の要望があり、削らずに、優先してきたとの事。

北欧では、教育は、投資であるという、はっきりした姿勢がある

教育により、① 経済成長につながる ② 産業構造を変える教育、

再訓練ができる、 能力の高い労働力で、雇用が確保される 

③ 社会的正義~貧困や格差をなくす という社会の基盤として考えて

いるので、優先して 財源をまわすとの事だ。

民主党は、今回、子供手当てで、今までの日本の あまりにも 子供にお金を

使わないできた財政を改善するけど、それでも、北欧やフランスの半分で

しかないし、待機児童の問題は、深刻だし、親達の不安定雇用の

事もある。 まだまだ、改善点は、多いけれど、昨年まで、自民党では

小子化さえ主な政策には まったくなっていなかった事を思えば、進歩した

とは言えるとは思う。 日本は、資源のない国で、教育に力を入れてきた

からこそ、繁栄があったのを ここのところの日本は、忘れている。

それから、もちろん、これから、先端産業でも生きていける教育の質も

大切なんだろうし、失業しても、生活支援のある再訓練が また

大切だと思う。 幸い、民主党は、そういった事も マニュフェストに掲げている。

それが、うまくまわるようになれば、もう少し 暮らしやすい日本に

なるようにも思う。 民主党、社民党、国民新党には、頑張ってもらいたいと思う

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