断捨離な日々

埋もれた歴史も面白い
縄文からの日本文化が興味深い

人種差別

2016-01-15 | 歴史

太平洋戦争の後 世界中の植民地が独立した ~ 日本は 自衛の為に アメリカの策略で追い込まれて

真珠湾攻撃をしたようだけど、その意味づけとしては 植民地だらけのアジアを アジア人のためのアジアに

変えたかったというのがあると思うけど、イギリスあたりは 結局 植民地を失って どう思ったのだろう?

と疑問だった。 イギリスでは 残虐な日本人というので、収容所に入れられていた元イギリス兵が 抗議の

デモが ニュースで流れたりするけど、どんな事があったのだろう?? と思っていたが、

人種戦争 レイス・ウオー ジェラルド・ホーン を読むと そのあたりが よく分かった。

日本は 想像していたより 太平洋戦争を 人種戦争という風に持っていこうとして 色々 謀略を

めぐらしていて、結構 欧米は頭を悩まされたようだ。戦前は 白人は 有色人種の人権なんて 考えもしなかった

のが、日本の残虐性をアピールするプロパガンダの為に、アジア人に対する残虐性と言わざるを得なくなり、

結果、白人達は もう 実際してきた残虐な事を 有色人種には できなくなった訳だ。 

やるなあ、日本軍って感じで アメリカの黒人に対してのアピールや アジア、特に インド兵に 

日本軍と一緒に戦う為の投降を呼びかけた(F機関)事が シンガポールの陥落につながる。 

単に日本軍が強いだけでなく、F機関~諜報機関~が インド兵に

(イギリスは インド兵に頼っていた)アジアの為に 共に戦おう!!というアピールが インド兵の

心に響いて 大量の投降があった。 その当時のインド人や中国人、東南アジア人は 大英帝国の奴隷で、

どんなに優秀で学問があっても 上の立場にはなれなかった。 無知で無能な欧米人の方がボスになり、人種で電車も

レストランも別れているほど 徹底されていた。そんな中、毎日 パーテイに明け暮れていた 香港や シンガポールの

欧米人は いきなり 日本軍がやってきて 収容所に送られてしまう。  その当時の日本人は

アメリカでの排日法案に怒り心頭 国連の人種差別撤廃法案を葬った欧米人の人種差別を 憎んでいた。

そして 日本軍は 収容所送りになる欧米人を アジア各地のアジアの群衆の中を 銃剣を突きつけながら 

行進させた。 アジア人達は 今まで 逆らう事もできなかったボスの白人達の 惨めな姿に びっくり。

日本軍は 今までのインド人や中国人や東南アジア人が 白人から扱われいたように 白人を

扱ったのだ。 こうして 白人が普通の人間だという事に気づかせ 今まで 白人だけしか

できなかった仕事を アジア人に任せ 軍事訓練もした。 白人達は 終戦まで厳しい収容所生活を過ごすことになり

日本軍が敗戦となっても もう 以前のような立場には なれなかった。 今までアジア人に与えてきた苦痛

よりは 少ないとは思うけど、神のような立場にいたのに、底辺の人間として扱われた白人にとっては 

つらすぎる経験だったのだと思う。 

そして 財産も失い イギリスに帰らざるを得なかった。 たしかに 残虐な日本人と言いたくはなるとは思うけど、

ある意味 ひどい人種差別でいい思いをしてきた白人の自業自得でもあるとは思う。 

そして 戦後 白人は戦前のような人種差別的発言は日本人を利するだけだし、有色人種の反発が不利と考える

ようになり、(戦争中、アジア人は 白人に協力的ではなかった)少し謙虚な態度になり人種差別を

表立って言う事は 減ったようだ。  戦争には負けたけど日本人にとっても 以前よりは 

世界が住みやすくはなった訳だ。 そして 植民地は独立していく。

独立の精神と戦う力は 日本軍から伝授されたのだ。  アメリカが 核や諜報機関を日本に与えないのも

何となく分かるようだ。 白人の有色人種に対する人種差別に対して日本は 白人に復讐した。 

日本の人種戦争へのプロパガンダの謀略も上手かった。 警戒するのも分かるような・・・ 

(諜報機関は 日本の為に 絶対必要だと思うけど)

ちなみに ”猿の惑星”は 日本人の事を描いているそうで、日本で公開された事に驚いていたようだけど

つまり、白人が主人だと思っていのに 猿(日本人)が主人になるという 収容所に入れられた白人の

経験を元にできた作品なのだ。(戦前 白人達は 日本人を 猿と言っていた)

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