高浜原発も 大津波に襲われる可能性がある訳だ。 地震だらけの地震大国日本では、
原発は、ムリムリ!! それにしても、津波が過去にないと主張するような 関西電力を
含む原子力村は 日本を 滅ぼすと思うね。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2011090102000039.html
(東京新聞 社説)
織田信長が倒れた本能寺の変から三年余を経た一五八六年初め、中部・近畿地方を「天正大地震」
が襲った。飛騨白川郷(岐阜県北部)では山城や集落が埋没、京都・三十三間堂の仏像六百体が倒れ
るなど被災は広範囲だった。推定マグニチュード(M)7・8と大規模だが震源は未確定だ。
この地震では二つの古文献に驚くべき記述がある。いずれも若狭湾の大津波の描写である。
◆大津波、若狭湾を襲う
京都・吉田神社の神主で、明智光秀と親交があり本能寺の変への加担を疑われた吉田兼見の日記
「兼見卿記」天正十三年十一月二十九日条は「丹後、若州、越州(京都府、福井県など)の浦辺に波が
打ち上げられ、家々はことごとく押し流された」という。
キリスト教布教のため一五六三年来日したイエズス会司祭ルイス・フロイスは、晩年まで心血を注い
だ大著「日本史」天正十三年の章で、地震動が四昼夜続き、「若狭の国の大きな町」を「高い山に似た
大波が襲い、一切のものが海にのみ込まれた」と述べる。
フロイスが「長浜」と記す「大きな町」は「高浜」の誤りと解釈され、そうだとすれば今の福井県高浜町
に当たる。同町に関西電力高浜原発があり、近隣の同県おおい町、美浜町、敦賀市には関電、日本原
子力研究開発機構、日本原子力発電の原発が林立する。
この史料は故飯田汲事・名古屋大名誉教授(地震学)の著書「天正大地震誌」に収められ、刊行の一
九八七年以来周知である。しかし関電は地元自治体、住民に「これまで若狭湾で大きな津波被害はな
い」と説明してきた。