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日日是好日

「アナザー・カントリー」について、実に主観的に書き散らしてます。
たまに身辺の雑記も。

アルラウネ

2014-10-27 20:22:22 | ほんをよんであふれたもの
アルラウネとは。
私にとっては、
「オルフェウスの窓」に出てきた美女です。

しかしある本を読んでしまった。

それによるとアルラウネとは、
ギョウジャニンニクの類だとか。

ギョウジャニンニク!
あの、素揚げしてシオつけて食べると、
酒の肴にぴったりのあれ?

しかも「絞首された男の尿で育つ」だと!
にょーーー!


こんなことは、あふれさせたくなかったぜ。

エロイカへの愛がこもった

2014-08-05 11:41:44 | ほんをよんであふれたもの
図書館で「エロイカ」の35巻、36巻を借りてきました。
読むのが大変つらく、
タイトルがこれでなかったら、
とおの昔に彼は消えていただろう。
三人の主人公とともに。
そう思えた時期もありましたが、
だいぶ愛が復活しています。
最盛期の7掛けくらいに。
何より二人が上手くかみ合っているのがいい。

若いうちに読んでおいた方が良い本……?

2014-05-29 19:25:36 | ほんをよんであふれたもの
答えづらい質問、第二弾。

これもよくある質問だけど、
何とも答えがつけにくい。

若いころ(子供のころ)読んでいたら、
それからの足取りが変わっただろうなと思える本はあります。

たとえば、アーサー・ランサムの「ツバメ号」シリーズ。
金井美〇子も同じことを言ってますが。

でも、「若いうちに読んだ方が」とは、ちと違う。
昔読んでいなかったからこそ、今の自分があり、
今の自分が「若いころに読んでいたら」と考えているわけでして。

逆に、「ああ、子供のころ読まないで良かった」と、
胸を撫でおろす本なら何冊かあります。
「ヒルベルという子がいた」なんてのもそう。
出口も選択肢もない子供があんな本を読んだら、どうなるか。
発狂か、自殺か、家出か。
どれかに走るしかないでしょうね。


ただ、答えようがないわけでもない。
もしどうしても「若いころの必読書」を挙げなくてはいけないとしたら、
私は「学校の先生や親が読んでほしくないと思う本」
を選びます。
「孔子を捨てて、老子を読め」とか。
(わりと最近「ビギナーのための老荘思想」を読んで、ショックを受けた。
「なんとか子」の中国人ってみんな同じだと思っていたので)










(しかし、こういうことを世界に発信するって、
どうなんだろう?
私が本に対して何をどう感じようが、
世界の人には関係ないのに。
日記だと感じなかったことが、
ブログだとみょう~~に気になります。
慣れてないせいでしょうか??)

人格を形成した本……?

2014-05-28 21:39:42 | ほんをよんであふれたもの
ネットに時々、
「あなたの人格を形成した本、
一読して人生が変わった本はありますか?」
という質問をみます。

私は「うーん」とうなって「ないなあ」と答えるしかない。
もちろん、どの本からも少しずつ(あるいは大いに)影響は受けてます。

でも、逆、ですね。

つまりすでに私の人格があり、
人格にフィットしたからこそ、
その本に共感をおぼえ、私の内部まで浸透した。
そんな感じです。

「人生を変えたアニメ」なら、もー考えるまでもないが。
なぜかそーいう質問はないんだよなあ。
これもやたらと読書を神聖視する風潮のせいか。

食うと食欲が出てくる

2014-05-27 19:34:28 | ほんをよんであふれたもの
食うと食欲が出てくる。


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フランスのことわざ。
森茉莉のエッセイからの孫引きです。

メインサイトの小説が行き詰まっていた時、
ノートを広げてその前でペンを持って考えていたら、
ネタが沸いてきました。

……何あたりまえのこと言っているんだと思うかもしれません。
でも書けない時って、本当に書けないんですよ。
サハラ砂漠のような広大なノートを前にしようが、
真砂の数ほどのペンを所有していようが。

あれは、アメリカ行きの飛行機の中。
成田からシカゴまで、ノートを広げてました。右手には、しっかりとペン。
ほぼ10時間。一文字も、本当に一文字も、浮かんでこなかった。


真っ白なノートを机に開く。にらむ。さらににらむ。
するとストーリーが浮かび、エピソードが生まれる。
この幸福!

食べることができて、食べたものがさらに食欲を呼んでくれて、
次の更新ができる。

北太平洋航路の私とは、まるで別人のような気がします。