心の自由

被曝を最小限にして命を繋ごう!

<牛乳の測定結果>新宿代々木市民測定所 H25.8.29

2013年09月02日 | 食品測定

<牛乳の測定結果>新宿代々木市民測定所 H25.8.29発表 (感謝)

ND

農協牛乳      大阿蘇牛乳      蒜山高原ジャージ  

淡路島牛乳     奥飛騨牛乳     特選よつば牛乳

 

★検出 Bq/kg  

明治おいしい 0.22     森永おいしい  0.06     メグミルク 0.23 

たかなし低温 0.35     小岩井農場3.7  0.97      わたぼく  0.19

 

 さんツイッターより

 http://www.sy-sokutei.info/wp/wp-content/uploads/2013/08/04-milk.jpg

下記転載



<魚介類のSr90を緊急に測定せよ>ストロンチウム90の海への推定流出量 現在まで合計10兆Bq

2013年09月02日 | 食品測定

<魚介類のSr90を緊急に測定せよ>

Sr90の海への推定流出量 現在まで合計10兆Bq

毎日、100億Bqが漏れている。

測定方法を言い訳にしての測定回避を許すな!


 

ストロンチウム90の海への推定流出量 現在まで合計10兆Bq

ストロンチウム90も。。すごい量ですね。
もう何が何だか分かりません。


東電は下記の資料の中で,海へのストロンチウム90の推定流出量として
 
2011年5月から現在まで
 
合計10兆ベクレル、
 
毎日100億ベクレル漏れてると報告しています。
 

ストロンチウム90濃度

 
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況と対策
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130821_10-j.pdf

マスコミがスルーしているようなので,拡散お願いします。

http://memogoldentama2.blog.fc2.com/blog-entry-527.htmlより転載


 

<ストロンチウムの測定方法 >   小野先生:

今では一週間足らずでできるにもかかわらず、

30日で腐敗するからできないと

まるで子どものようないいわけでごまかす水産庁

…   以下転載


 

放射性ストロンチウム・・低バックグラウンドα/β線測定

放射性ストロンチウムの測定の課題

何故簡単に放射性ストロンチウムは測定できないのか。

R0017577.jpg

放射性ヨウ素やセシウムなど、ほとんどの放射性物質は壊変の際にγ線を放出します。 このγ線は、それぞれの物質毎に固有のエネルギーを有する為に、γ線のエネルギースペクトルを測定する事で、どのような核種かを特定できます。 しかし、放射線ストロンチウムは、γ線を放出せずβ線を放出します。 β線は固有のエネルギーを持たないため、放射性ストロンチウムを測定する為には、まず放射性ストロンチウムのみを検体から抽出し、その上でβ線を測定する必要があります。 このために検体からストロンチウムを抽出する手順が必要なのですが、この抽出過程が非常に煩雑なものとなります。 イオン交換法や、硝酸により放射性ストロンチウムを溶かし、その後回収する方法などがありますが、いずれも処理に多段階が必要な上、ストロンチウムよりも大きなエネルギーを出す事から、ストロンチウム90が壊変して生まれるイットリウム90のβ線を測定します。 これら一連の測定の為には、抽出処理、イットリウム90の生成の時間等を含めると2−3週間が必要となります。
これがストロンチウム90の測定が迅速に対応できない大きな理由となります。

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放射性ストロンチウムの抽出の新技術・3M社製固相抽出ディスク

R0017626.jpg

放射性ストロンチウムの測定には、上記のように検体より煩雑な手順で放射性ストロンチウムを分離する事が必要です。 従来はイオン交換法等によりセシウムを抽出し、不純物を除去した上で測定を行います。 この処理工程は、10段階以上で3週間以上を要します。
これに対して、固相抽出法という新たな手法が開発されています。 この技術は、米国スリーエム社が開発したエムポア・ディスクという特殊なフィルターを使うもので、溶液中のストロンチウムをディスクに直接吸着させる事で、迅速に放射性ストロンチウムの回収が可能となります。 すでに文部科学省、米国エネルギー省等で放射性ストロンチウム測定法として認められており、1週間程度で測定ができる画期的なものです。 水、米、牛肉、飼料、土壌に含まれる放射性ストロンチウム(Sr90/89)を精度良く測定が可能となります。同位体研究所は、このディスクを用いて、放射性ストロンチウムの測定試験を行っています。


R0017620.jpg

固相ディスクは、それぞれ個別のパッケージに保存されており、このディスクを抽出用の器具にセットし、吸引しながら検体から酸によりストロンチウムを抽出した上え、週出液を通過させると、ディスクに放射性ストロンチウムが吸着されます。 その後ディスクを乾燥させ、β線測定装置で測定すれば放射性ストロンチウムが精度良く測定できます。 放射性ストロンチウムは、水に溶けやすく植物などにも吸収されやすい為、迅速な検査が必要となっています。 固相ディスクによる測定は、放射性ストロンチウムの測定工程を大幅に簡素化させるもので、幅広く放射性ストロンチウム測定の提供を可能とします。

 

ベータ線測定装置・・CANBERRA SERIES5 XLB

R0017579.jpg

放射性セシウム等、多くの核種の測定は、ゲルマニウム半導体検出器を用いたγ線スペクトロメトリーで行います。 しかし、放射性ストロンチウムは、ベータ線であるので、この装置では測定はできません。 ベータ線の測定には、液体シンチレーション測定装置を用いても可能ですが、高精度で効率よく測定を行う為に、CANBERRA社のシリーズ5XLBという低バックグラウンドα/ β線測定装置を用いています。 この装置は、内部に厚さ10cmの鉛遮蔽対があり、周辺からのベータ線を遮蔽し、検体を効率よく連続50検体測定する事が可能です。
放射性ストロンチウム測定の専用測定装置として使用されています。

 

同位体研究所HP



訂正【資料】<学校給食の食材の産地情報、放射性物質の測定結果について>帯広市

2013年07月01日 | 食品測定
 学校給食の産地情報のページはこちら

学校給食食材の放射性物質の測定結果をお知らせします。

  NEW   7月1日より、テレホンサービスでも測定結果をお知らせします。
      電話番号 37-1699   利用時間 測定当日の17:30から翌朝9:00まで

検査日使用日検査品目使用日の献立食材の産地 放射性ヨウ素
131 
            放射性セシウム
セシウム134セシウム137
   
               
 6月28日 7月1日  人参  小A:けんちん汁
小B:かぼちゃ団子汁
中:アルファベットスープ 
埼玉  17.32   検出せず
 (<2.014) 
 検出せず
(<1.713) 
 6月28日 7月1日 玉ねぎ 中:アルファベットスープ 栃木   9.91   検出せず
 (<1.948)
 検出せず
 (<1.657) 
6月27日  6月28日  人参 

小A:春雨スープ

小B:ふわふわたまごスープ

中:実だくさん汁
埼玉  検出せず 

 検出せず

 (<2.306)

 検出せず

 (<1.961)
6月27日  6月28日  玉ねぎ  小B:ふわふわたまごスープ  栃木    5.46 

 検出せず

 (<2.509)

 検出せず

 (<2.134)
6月27日  6月28日  人参 

小A:春雨スープ

小B:ふわふわたまごスープ

中:実だくさん汁
千葉 検出せず

 検出せず

 (<2.417)

 検出せず

 (<2.056)
6月26日  6月27日  人参 

小A:野菜たっぷりミネストローネ

小B:カレーライス

中:白玉汁
埼玉  検出せず 

 検出せず

 (<2.666)

 検出せず

 (<2.463)
6月26日  6月27日  玉ねぎ 

小A:野菜たっぷりミネストローネ

小B:カレーライス

中:白玉汁
栃木  検出せず

 検出せず

 (<2.753)

 検出せず

 (<2.543)
6月26日 6月27日  玉ねぎ 

小A:野菜たっぷりミネストローネ

小B:カレーライス

中:白玉汁
茨城    4.24 

 検出せず

 (<2.651)

 検出せず

 (<2.448)
6月25日  6月26日  人参 

小A:芋団子汁

小B:野菜たっぷりミネストローネ

中:豚汁
埼玉  検出せず 

 検出せず

 (<2.300)

 検出せず

 (<1.956)
6月25日  6月26日  玉ねぎ  小B:野菜たっぷりミネストローネ  栃木  検出せず 

 検出せず

 (<2.241)

 検出せず

 (<1.906)
6月24日  6月25日  人参 

小A:ふわふわ卵スープ

小B:春雨スープ

中:ピリから丼
埼玉  検出せず 

 検出せず

 (<2.363)

 検出せず

 (<2.009)
6月24日  6月25日  玉ねぎ 

小A:ふわふわ卵スープ

中:ピリから丼
栃木  検出せず 

 検出せず

 (<2.154)

 検出せず

 (<1.832)
6月21日  6月24日  人参     

小A:カレーライス

小B:かきたま汁

中:野菜たっぷりミネストローネ
埼玉 検出せず 

 検出せず

 (<2.164)

 検出せず

 (<1.845)
6月21日  6月24日  長ねぎ  小B:かきたま汁  茨城  検出せず 

 検出せず

 (<2.461)

 検出せず

 (<2.098)
6月21日 6月24日  玉ねぎ 

小A:カレーライス

中:野菜たっぷりミネストローネ
栃木  検出せず 

 検出せず

 (<2.086)

 検出せず

 (<1.779)
6月20日  6月21日 人参 

小A:豚汁

小B:アルファベットスープ

中:芋団子汁
埼玉  検出せず

 検出せず

 (<2.459)

 検出せず

 (<2.098)
6月20日  6月21日 長ねぎ  小A:豚汁  茨城    4.29 

 検出せず

 (<2.511)

 検出せず

 <2.143)
6月20日  6月21日  玉ねぎ 小B:アルファベットスープ 栃木    2.41 

 検出せず

 (<2.024)

 検出せず

 (<1.727)
6月19日  6月20日  人参 

小A:塩ワンタンスープ

小B:ピリから丼

中:クリームシチュー
埼玉    6.00 

 検出せず

 (<2.252)

 検出せず

 (<1.922)
6月19日  6月20日  長ねぎ  小A:塩ワンタンスープ 茨城  検出せず 

 検出せず

 (<2.268)

 検出せず

 (<1.936)
6月19日 6月20日  玉ねぎ 

小B:ピリから丼

中:クリームシチュー
栃木  検出せず 

 検出せず

 (<2.043)

 検出せず

 (<1.743)
6月18日  6月19日  玉ねぎ  小B:クリームシチュー  栃木  検出せず 

 検出せず

 (<1.524)

 検出せず

 (<1.306)
6月18日  6月19日  人参 

小A:かき玉汁

小B:クリームシチュー
埼玉  検出せず 

 検出せず

 (<1.762)

 検出せず

 (<1.511)
6月18日  6月19日  長ねぎ 

小A:かき玉汁

中:味噌汁
茨城  検出せず 

 検出せず

 (<1.683)

 検出せず

 (<1.443)
6月17日  6月18日  人参 

小A:ポテトコンソメスープ

小B:ごま味噌汁

中:カレーライス
埼玉    8.96 

 検出せず

 (<2.297)

 検出せず

 (<1.969)
6月17日 6月18日  長ねぎ     小B:ごま味噌汁  茨城 検出せず 

 検出せず

 (<2.390)

 検出せず

 (<2.049)
6月17日 6月18日  玉ねぎ 

小A:ポテトコンソメスープ

中:カレーライス
栃木  検出せず 

 検出せず

 (<2.081)

 検出せず

 (<1.784)
6月14日  6月17日  人参

小A:ソーメン汁

小B:けんちん汁

中:アルファベットスープ
千葉  検出せず 

 検出せず

 (<2.306)   

 検出せず

 (<1.969)
6月14日  6月17日  長ねぎ 

小A:ソーメン汁

小B:けんちん汁
茨城  検出せず 

 検出せず

 (<2.415)

 検出せず

 (<2.062)
6月14日 6月17日  玉ねぎ  中:アルファベットスープ  栃木  検出せず 

 検出せず

 (<2.306)

 検出せず

 (<1.969)
6月13日  6月14日  人参  

小A:ピリから丼

小B:スパゲッティミートソース

中:塩ワンタンスープ
千葉  検出せず 

 

 検出せず

 (<2.172)

 検出せず

 (<1.846
6月13日 6月14日  ピーマン  小B:スパゲッティミートソース 茨城 検出せず 

 検出せず

 (<2.474)

 検出せず

 (<2.106)
6月13日  6月14日  きゃべつ  小A:ピリから丼 栃木  検出せず 

 検出せず

 (<2.051)

 検出せず

 (<1.751)
6月13日 6月14日  玉ねぎ 

小A:ピリから丼

小B:スパゲッティミートソース
栃木  検出せず 

 検出せず

 (<2.357)

 検出せず

 (<2.006)
6月13日  6月14日  長ねぎ  中:塩ワンタンスープ  茨城  検出せず 

 検出せず

 (<2.444)

 検出せず

 (<2.080)
6月12日  6月13日  人参     

小A:クリームシチュー

小B:芋団子汁

中:ふわふわ卵スープ
千葉  検出せず 

 検出せず

 (<2.375)

 検出せず

 (<2.021)
6月12日  6月13日  人参 

小A:クリームシチュー

小B:芋団子汁

中:ふわふわ卵スープ
埼玉  検出せず 

 検出せず

 (<2.198)

 検出せず

 (<1.870)
6月12日  6月13日  玉ねぎ 

小A:クリームシチュー

中:ふわふわ卵スープ
栃木  検出せず 

 検出せず

 (<2.261)

 検出せず

 (<1.924
6月12日 6月13日  長ねぎ  小B:芋団子汁  茨城  検出せず 

 検出せず

 (<2.260)

 検出せず

 (<1.923)
6月11日  6月12日  人参 

小A:ごま味噌汁 

小B:塩ワンタンスープ

中:けんちん汁
埼玉  検出せず 

 検出せず

 (<2.440)

 検出せず

 (<2.080)
6月11日 6月12日  長ねぎ 

小A:ごま味噌汁

小B:塩ワンタンスープ

中:けんちん汁
茨城  検出せず 

 検出せず

 (<2.444)

 検出せず

 (<2.083)
6月10日  6月11日  人参 

小A:アルファベットスープ

小B:豚汁

中:ごま味噌汁
千葉  検出せず 

 検出せず

 (<2.162)

 検出せず

 (<1.834)
6月10日  6月11日  人参 

小A:アルファベットスープ

小B:豚汁

中:ごま味噌汁
 埼玉 検出せず      2.52

 検出せず

 (<2.014)
6月10日 6月11日  長ねぎ 

小B:豚汁 

中:ごま味噌汁
茨城 検出せず 

 検出せず

 (<2.433)

 検出せず

 (<2.064)
6月7日 6月10日  人参  中:スパゲッティミートソース  埼玉    1.99   検出せず
 (<2.158) 
 検出せず
 (<1.836) 
6月7日 6月10日  ピーマン 中:スパゲッティミートソース   茨城 検出せず   検出せず
 (<3.155)
  検出せず
 (<2.684)
6月6日  6月7日  長ねぎ 

小A:けんちん汁

中:かき玉汁
茨城  検出せず 

 検出せず

 (<2.385)

 検出せず

 (<2.035)
6月5日  6月6日  人参 

小A:スパゲッティミートソース

小B:ソーメン汁

中:豆腐の中華スープ
埼玉  検出せず 

 検出せず

 (<2.361)

 検出せず

 (<2.014)
6月5日 6月6日  ピーマン  小A:スパゲッティミートソース  茨城  検出せず 

 検出せず

 (<2.657)

 検出せず

 (<2.267)
6月5日  6月6日  長ねぎ  小B:ソーメン汁  茨城  検出せず 

 検出せず

 (<2.324)

 検出せず

 (<1.983)
6月4日 6月5日  人参  小A:実だくさん汁 埼玉  検出せず 

 検出せず

 (<2.481)

 検出せず

 (<2.103)
6月4日 6月5日  長ねぎ 

小A:実だくさん汁 

中:さつま汁
茨城  検出せず 

 検出せず

 (<2.441)

 検出せず

 (<2.069)
6月3日 6月4日  人参 

小A:白玉汁

小B:豆腐の中華スープ
 埼玉 検出せず 

 検出せず

 (<2.342)

 検出せず

 (<1.989)
※( )の数値は、測定機器の検出限界値を表しています。
※使用日の献立中、Aは小学校Aコース、Bは小学校Bコース、中は中学校を表します。
※魚介類の産地については、漁獲地または加工地を表します。
  • 学校給食用のパンは、すべて十勝産の小麦を使用して作られています。
  • ご飯は、北海道産の肥料や農薬の使用を必要最小限に抑えたイエス・クリーン米(銘柄:ななつぼし)を使用しています。
  • 牛乳は、よつば乳業(音更町の工場)で作られています。
  • 味噌、醤油は、十勝産大豆を原料として、本別町の醸造所で作られています。
  • 給食で使用している豚肉、牛肉の95パーセント以上は十勝産です。
  • 有機栽培や契約栽培の野菜などを使用するなど、できるだけ多くの地元の十勝産の使用に努めています。

過去の測定結果

平成25年5月測定分 (232KB)
平成25年4月測定分 (278KB)
平成25年3月測定分 (169KB)
平成25年2月測定分 (185KB)
平成25年1月測定分 (169KB)
平成24年7月9日から12月25日までの測定分 (261KB)

保育所給食の測定結果はこちら


【資料】<食品からの放射性物質の摂取量調査結果(平成24年9~10月調査分)> 厚生労働省 2013 6 21  

2013年06月21日 | 食品測定

【資料】<食品からの放射性物質の摂取量調査結果(平成24年9~10月調査分)>      

(別添)
食品からの放射性物質の摂取量調査結果(平成24 年9~10 月調査分)
厚生労働省が、国立医薬品食品衛生研究所に委託して、日本国内の複数地域における平均的な食生活での食品中の放射性物質から受ける年間放射線量を推計した。

※これまでに、平成23 年9-11 月に3 地域(宮城県、福島県(中通り)、東京都)、平成24 年2-3 月に12 地域(北海道、岩手県、福島県(浜通り、中通り、会津)、栃木県、茨城県、埼玉県、神奈川県、新潟県、大阪府、高知県)で実施。

1 調査方法
○調査対象地域:15 地域(北海道、岩手県、宮城県、福島県(浜通り、中通り、会津)、栃木県、茨城県、埼玉県、東京都、神奈川県、新潟県、大阪府、高知県、長崎県)
○調査対象食品:平成24 年9-10 月に各調査対象地域で市販されている食品。生鮮食品は可能な限り地元産品、あるいは近隣産品等を購入。
○測定・推計方法:マーケットバスケット試料(MB 試料)*1 による推定
①各調査対象地域で市販されている食品を国民の食品摂取量の地域別平均(厚生労働省平成20年国民健康・栄養調査)の分量を計量した。
②そのまま、又は調理した後、13 食品群(穀類、果実類、魚介類、加工食品など)に大別して、飲料水も合わせた計14 食品群をMB 試料とした。
③MB 試料について、放射性セシウム(Cs-134、Cs-137)及び放射性カリウム(K-40:自然核種)をGe 半導体検出器を用いて22 時間測定※した。
※検出限界は試料により異なるが、Cs-134 とCs-137 の合計として0.1 Bq/kg 程度
④測定値※を、バックラウンドや減衰を補正し、預託実効線量係数(Bq からSv に変換する係数)を用い、1年間に平均的な食事をした時の放射性物質から受ける放射線量(預託実効線量)(mSv/year)を推定した。
※検出限界以下の場合は、検出限界の1/2 で計算

2 結果の概要
① 食品中の放射性物質から受ける年間放射線量(表1)
平成24 年9~10 月(15 地域)の食品中の放射性物質から受ける年間放射線量は、放射性セシウムで0.0009~0.0057 mSv/year であり、これは現行基準値の設定根拠となった、年間上限線量1mSv/year の0.6 パーセント以下に収まっていた。一方、元来食品中に含まれる自然由来の放射性カリウムは0.14~0.22mSv/year と推定され、福島第一原発事故以前と比較しても大きな変化は認められなかった。
② 食品中の放射性物質から受ける年間放射線量の経時変化(図1)
過去2回の調査(平成23 年9-11 月(宮城県、福島県(中通り)、東京都)は、放射性セシウム0.0024~0.019 mSv/year、放射性カリウム0.18~0.21 mSv/year、平成24 年2-3 月(北海道、岩手県、福島県(浜通り、中通り、会津)、栃木県、茨城県、埼玉県、神奈川県、新潟県、大阪府、高知県)は、放射性セシウム0.0009~0.0094 mSv/year、放射性カリウム0.16~0.20 mSv/year)と比べて、放射性セシウムから受ける放射線量(預託実効線量)はさらに低下し、福島県[中通り]では、0.0038mSv/year となり、平成23 年9 月-11 月の0.019 mSv/year、平成24 年3 月の0.0066mSv/year よりも減少していた。一方、放射性カリウムから受ける放射線量には大きな変化は認められなかった。

*1 マーケットバスケット試料(MB 試料)
種々の化学物質の一日摂取量を推定するための試料作製方式の1つ。食品をその性質によって14 群に分類する。米及び飲料水以外の群は、それぞれに10 以上の食品を含めるので、マーケットバスケット試料全体としては200 種類以上の食品を含む。
食品群ごとに含める食品とその重量を決定した後に、小売店などで食品を購入し、必要に応じて摂食する状態に加工・調理(水で煮る、フライパンで焼く等)し、摂取量に従って採取し、混合・均一化する。

3 考察
今回の食品中の放射性物質から受ける年間放射線量の推定結果は、現行基準値の設定根拠となった、年間上限線量1mSv/year と比べて十分に小さい値に収まっていることが確認された。また、放射性セシウムから受ける放射線量が経時的に低下していることが確認された。

<表1> 食品中の放射性物質から受ける年間放射線量(MB 試料による預託実効線量)

地域 放射性セシウム(mSv/year)放射性カリウム(mSv/year)
北海道     0.0010        0.152
岩手       0.0040            0.218
宮城            0.0057            0.198
福島(浜通り)  0.0018            0.198
福島(中通り)  0.0038            0.196
福島(会津)    0.0038            0.203
栃木            0.0032            0.205
茨城       0.0035            0.209
埼玉            0.0024            0.181
東京            0.0022            0.188
神奈川         0.0021            0.174
新潟            0.0017            0.189
大阪            0.0012            0.154
高知            0.0013            0.139
長崎            0.0009            0.141

<図1> 食品中の放射性セシウムから受ける年間放射線量の経時変化

     ※こちらはコピー出来なかったので、以下URLを参照ください。

 


【かつお節の産地情報】<ヤマキ・にんべん・マルモ>2011 ☆表示されなかったので更新

2013年06月11日 | 食品測定
※下記ページで、” 2 にんべん A B C ”がまるごと表示されないので再投稿します。
 
 
                                
 ※このまとめに記載されている内容は必ずしもその正確性を保証するものではありません。
確実な情報を知りたい場合は、必ず製造元に問い合わせるなどして確認をお願いします。


1 <ヤマキ>
 
  「徳一番花かつお」「新鮮一番花かつお」

  「徳一番かつおパック」「味一番かつおパック」「薩摩産かつおパック」

  本社:愛媛県  工場:「群馬」・愛媛県
  ホームページ http://www.yamaki.co.jp/

2011年12月に、ヤマキに上記商品の原材料産地について問い合わせました。
これら5商品は愛媛県の工場で鰹節を削って袋詰をしており、使用水は水道水
 
「花かつお」「かつおパック」

  カツオ:主に赤道付近の太平洋とインド洋のあたりで漁獲
  水揚げ場所:主に「静岡」・鹿児島県
 

2 <にんべん>

「花かつお 徳用 80g」
「フレッシュパックソフト 5g×10袋」「ふりかけ用かつおソフトけずり 30g」

  本社:東京都

  NF1・N3:「静岡県」
  N14:   「千葉県」
  N4:    「神奈川県」
  https://www.ninben.co.jp/index.html
  
2011年12月に、にんべんに上記商品の原材料産地について問い合わせました。
 
A 花かつお 徳用 80g
   カツオ:太平洋の赤道付近で漁獲
 原料かつお節の製造場所:「静岡」・鹿児島県
 削り節加工場所:「静岡県」
 
B フレッシュパックソフト 5g×10袋
  カツオ:太平洋の赤道付近で漁獲
  原料かつお節の製造場所:「静岡」・鹿児島県
  削り節加工場所:「静岡・神奈川県」
 
C ふりかけ用かつおソフトけずり 30g
    カツオ:インドネシアで捕獲
  原料かつお節の製造場所:鹿児島県
  削り節加工場所:「静岡県」
 
 
3 <マルモ>

「薩摩の味 花かつお」「味立て上手 花かつお」「炭火焼 花かつお」
本社:鹿児島県
 http://www.kk-marumo.co.jp/index.html

  2011年12月に、マルモに上記商品の原材料産地について問い合わせました。

 使用水:鹿児島県の水道水
 カツオ:インドネシア
 水揚げ・加工場所:鹿児島県
 

<かつお節の産地情報> ヤマキ・にんべん・マルモ 2011

2013年06月03日 | 食品測定
☆”2 にんべん”が正しく表示されないので、6月11日更新しました。
 
 

                                 2011 12 23
 
※このまとめに記載されている内容は必ずしもその正確性を保証するものではありません。
確実な情報を知りたい場合は、必ず製造元に問い合わせるなどして確認をお願いします。

1 <ヤマキ>
 
「徳一番花かつお」「新鮮一番花かつお」

「徳一番かつおパック」「味一番かつおパック」「薩摩産かつおパック」

本社:愛媛県  工場:「群馬」・愛媛県
ホームページ http://www.yamaki.co.jp/

2011年12月に、ヤマキに上記商品の原材料産地について問い合わせました。
これら5商品は愛媛県の工場で鰹節を削って袋詰をしており、使用水は水道水
 
「花かつお」「かつおパック」

カツオ:主に赤道付近の太平洋とインド洋のあたりで漁獲
水揚げ場所:主に「静岡」・鹿児島県
 

2 <にんべん>

「花かつお 徳用 80g」
「フレッシュパックソフト 5g×10袋」「ふりかけ用かつおソフトけずり 30g」

本社:東京都

NF1・N3:「静岡県」
N14:   「千葉県」
N4:    「神奈川県」

ホームページ https://www.ninben.co.jp/index.html
  
2011年12月に、にんべんに上記商品の原材料産地について問い合わせました。
 
 

 
3 <マルモ>

「薩摩の味 花かつお」「味立て上手 花かつお」「炭火焼 花かつお」
本社:鹿児島県
ホームページ http://www.kk-marumo.co.jp/index.html

2011年12月に、マルモに上記商品の原材料産地について問い合わせました。

使用水:鹿児島県の水道水
カツオ:インドネシア
水揚げ・加工場所:鹿児島県
 
  
 
                                                                

 

 

  
 

【資料】平成24年度水生生物放射性物質モニタリング調査結果 H25 5 31 ★Sr90検出

2013年06月01日 | 食品測定

<ストロンチウム90が検出された水生生物>

阿武隈川A            フナ属        0.34    Bq/kg

真野川D              シロザケ      0.028

                          アユ(天然遡上)   0.83

新田川E                うなぎ         0.24

                           ナマズ        1.2

太田川F                うなぎ               0.35

                           コイ          3.9

はやま湖              いわな        0.90

 (真野ダム)G         ニジマス       0.40

                       ギンブナ        1.2

秋元湖H         ウチダザリガニ  12

                        コクチバス      1.6

                        コイ          1.1

猪苗代湖北岸I     イワナ          0.17

                       ギンブナ         0.68

阿武隈川河口沖K    スズキ          0.093

                           クロダイ        0.081

                           ヒラメ          0.024

相馬市沖(松川浦) マガキ(貝殻)     0.73

                         アサリ(貝殻)     3.2

いわき市沖M         ヒラメ          0.085

   (久之浜沖)        マコガレイ       0.24   

              カズザメ        0.030

 

平成24年度水生生物放射性物質モニタリング調査結果(秋期調査)(お知らせ) 平成25年5月31日

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16707

水生生物放射性物質調査結果一覧

http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=22347&hou_id=16707


【資料】水産庁/水産物の放射性物質調査の結果について 2013 5 17(江戸川のウナギ)

2013年05月19日 | 食品測定

<江戸川産のウナギの調査結果について>

江戸川中流で釣り人が釣ったウナギ4尾から、100 ベクレル/kg を超える放射性セシウムを
検出したとの連絡が近畿大学山崎秀夫教授よりありました。この調査結果は下記のとおりです。
また、これらの検体を独立行政法人水産総合研究センターにおいて再度分析した結果も併せてお知らせします。
両者の結果については、測定条件の違いを考慮すれば大きな差異はありませんでした。
今後、関係都県により、江戸川のウナギの調査が行われる予定となっていますが、江戸川で
釣り等によりウナギを獲っている方はご注意願います。

【近畿大学山崎秀夫教授による江戸川産のウナギの分析結果】

(※判読しにくいので数値のみ書き出す。 筆者)

放射能 (Bq/kg)
                                  134Cs      137Cs        Total Cs

ウナギ001筋肉部      54.5 ±1.5 93.0 ±2.0  147.5 ±2.5
             筋肉部(皮付き) 44.8 ±1.4 75.0 ±1.9  119.8 ±2.4
ウナギ002筋肉部           44.7 ±1.7 84.9 ±2.3  129.6 ±2.9
ウナギ003筋肉部           33.2 ±2.0 69.3 ±2.9  102.5 ±3.5
ウナギ004筋肉部           29.1 ±1.3 68.3 ±1.8    97.4 ±2.2
ウナギ005筋肉部           35.6 ±1.6 66.9 ±2.1  102.5 ±2.6

 

放射能 (Bq/kg)
               134Cs       137Cs            Total Cs
ウナギ001 49.5 ± 3.6 101.5 ± 7.1   151.0 ± 7.9
ウナギ002 42.9 ± 2.7 101.6 ± 6.0   144.5 ± 6.6
ウナギ003 34.3 ± 3.3 69.7 ± 6.1     104.0 ± 6.9
ウナギ004 31.0 ± 3.6 75.0 ± 7.6     106.0 ± 8.4
ウナギ005 30.0 ± 4.4 70.5 ± 9.1     100.5 ± 10.1

水産庁/水産物の放射性物質調査の結果について
http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html


【情報】<カツオから3.3Bq検出> 水産庁「水産物の放射性物質調査の結果について」 2013 4.18

2013年04月25日 | 食品測定
【カツオに含まれるセシウム】  2013 (H25) 4.3~ 22採取
 
検出限界~セシウム合算 3.3Bq/kg まで
 
<colgroup> <col width="123" /> <col width="40" /> <col width="126" /> <col width="133" /> <col width="114" /> <col width="60" /> <col width="89" /> <col span="2" width="70" /> <col width="143" /> <col width="64" /></colgroup>
魚種等   都道府県名等 採取地 東日本太平洋海域に
おける生産水域名
公表日 (単位:ベクレル/kg) 分析機関名 生息層
カツオ   全国近海かつお・まぐろ漁業協会 太平洋沖(N33°30、E139°00) - H25.4.3 検出限界未満 <0.559 <0.486 (公財)海洋生物環境研究所 表層
カツオ   全国近海かつお・まぐろ漁業協会 太平洋沖(N33°40、E140°00) - H25.4.8 検出限界未満 <0.458 <0.556 いであ(株) 表層
カツオ   全国近海かつお・まぐろ漁業協会 太平洋沖(N34°30、E140°10) - H25.4.10 検出限界未満 <0.410 <0.430 (一財)日本冷凍食品検査協会 表層
カツオ   全国近海かつお・まぐろ漁業協会 太平洋沖(N33°30、E139°30) - H25.4.15 0.45 <0.359 0.451 (一財)日本食品分析センター 表層
カツオ   全国近海かつお・まぐろ漁業協会 太平洋沖(N33°30、E140°30) - H25.4.17 3.3 1.05 2.22 (一財)日本冷凍食品検査協会 表層
カツオ   全国近海かつお・まぐろ漁業協会 太平洋沖(N33°30、E140°00) - H25.4.22 0.56 <0.434 0.555 (公財)日本分析センター 表層
 
カツオのみ抜粋。
 水産庁「水産物の放射性物質調査の結果について~4月18日更新~
 

ー以下、FBより全文転載ー  カラー:筆者

【カツオ 放射能汚染】
 
先週,水産庁が発表した「各都道府県等における水産物放射性物質調査結果」において,千葉県沖で獲れたカツオから,ある程度の無視できない数値の放射性セシウム汚染が検出されていたことが明らかになりました。

最後尾に付記したサイトをご覧になるとわかりますが,このカツオは水産経済新聞記事によれば,

... ・太平洋沖(N33°30、E140°30)=千葉県沖南約180km
・4月13日採取,4月17日公表
・検査主体は,全国近海カツオマグロ漁業協会(近かつ協)
・分析機関は「(財)日本冷凍食品検査協会」
・検査結果の放射性セシウム合計は3.3ベクレル(セシウム134が1.05,セシウム137が2.22)

となっています。ゆゆしき事態と言えるでしょう。
サンプルの抽出の仕方や,検査の仕方,あるいは検査に係る利益相反行為の排除などに問題がなかったのかどうか,気になるところですが,ともあれ近海物の春カツオにこうした放射性セシウム汚染が確認されたことはゆゆしき事態です。

これまでも日本近海で獲れるカツオについては,1ベクレル未満の放射性セシウムが検出されることがありました。しかし,今回のように数ベクレル単位で汚染が確認されたのは,おそらく事実上,3.11福島第1原発事故以降では初めてではないかと思います。千葉県沖で,かつ180kmもの沖合で獲れたものであることに注目する必要があります。そして,その原因は,おそらく食物連鎖ではないかと推測されます。

確かにベクレル数の絶対値は,まだ小さいものですが,しかし,これは
(1) 氷山の一角の可能性があり,中には汚染度合いがもっとひどいカツオがいる可能性がある,
(2) 当事者能力が欠如した東京電力と政府及び原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の,ずさんでいい加減な事故後処理・管理のおかげで,放射性物質の海への流出は依然として止まらず,東日本一帯の海洋汚染を日に日にひどく深刻なものにしている中,今後も,こうした広域回遊魚と言えども,食物連鎖を通じて,その汚染が拡大・拡散していく可能性があること,
(3) 危険な放射性核種のうち,放射性セシウムだけが検査されているにとどまり,放射性ストロンチウムをはじめ,その他の放射性核種については,規制値もなければ検査もなされていない危険極まりない状態であること,
(4) 食品検査をめぐる「公正」性が依然として担保されず「利益相反」が広範囲に見られること(データ改ざんや隠ぺいの可能性あり)などの理由から,看過するわけにはまいりません。

我々は,あきらめることなく,政府に対して食品の残留放射能検査=とりわけ水産物に対する検査の充実を訴えていく必要があります,更に,水産物については,北は北海道太平洋側から南は神奈川県沖合くらいまでの漁業・水産業をいったん停止し,関係者に対して万全の賠償・補償を行ったうえで,水産物の徹底した残留放射能検査,及び海洋生態系と海洋汚染(海底汚染を含む)の徹底的な調査を行う必要があります。また,少なくとも,福島県とその隣接県の茨城県及び宮城県牡鹿半島より南では,当分の間,漁業は中止されるべきです。そして,こうした検査・調査については,政府や自治体が協力の上,しっかりとした体制をとり(利益相反排除を含む),中長期的に続けていく必要があります。貧弱な調査・検査に立脚して,安全・安心を説教することが政府や自治体の仕事ではないのです。

カツオは,南方から回遊してくる春カツオと,肥え太って油ののった状態で北方から南方へ産卵に帰る秋ガツオの2つがありますが,今年はこの調子ですと,秋カツオが非常に心配です。

(また,カツオについては,南方太平洋やインド洋において,中国・台湾や東南アジア・南アジアその他諸国による資源状態を無視したカツオの乱獲が続いており(主として巻き網漁業),このままいくと近未来において,カツオが「幻の魚」となる危険性が指摘されています。事実,数年前より,日本の伝統漁業でもあるカツオ一本釣りの漁獲状況のよろしくない事態が続いており,日本の漁業関係者の懸念を増大させています。

 更に,近年におけるカツオ・マグロ類の乱獲は年々ひどくなり,国際的な漁業管理機関が十分に機能しないまま,乱暴な漁獲が続けられています。カツオと同じ運命にあるのが,キハダマグロ,メバチマグロ,ビンナガマグロであり,既に乱獲されて絶滅危惧種に浮上しているのがクロマグロとミナミマグロです。人間の愚かな行為が,大切な食料資源を枯渇させる危機が続いています)

それから,水産庁の「各都道府県等における水産物放射性物質調査結果」見ますと,これまであまり汚染が検出されなかったスケトウダラからも数ベクレル程度の放射能検出が散見されるようになってきました。スケトウダラは北方系の魚で,放射能汚染がひどいマダラなどとは少し生態が違います。一方で,辛子明太子などの原料のタラコが獲れ,他方では,その身をすりつぶして「すり身」=カマボコ等の原料にするのがこのスケトウダラです。これに放射性セシウムがでているのもまた,深刻な事態と言っていいでしょう。

タラコのお茶づけ・おにぎり,それにカマボコ・ちくわなどの練りものは,もう多食してはいけない食品になってしまっているようです。こうした検査結果を見るたびに,私は原子力を推進してきた東京電力・政府自民党・原子力ムラに対する怒りがこみ上げてきます。そして,この期に及んでも,飲食品の放射能汚染があたかも心配がいらないかのごとく嘘八百を垂れ流すマスごみ,及び御用学者・へっぴり腰学者に対しても同様です。

*水産庁「各都道府県等における水産物放射性物質調査結果(平成25年度)」(4月18日まで)
 http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/pdf/130418_result_jp.pdf

*水産庁「水産物の放射性物質調査の結果について~4月18日更新~」
 http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html

*東京新聞特報(TOKYO Web):数少ない批判的報道「こちら特報部」
2013.4.21 政府新指針 放射能検査縮小へ 「食の安心」なぜ奪う特報(TOKYO Web)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2013042102000150.html
 
 
 
写真: 【カツオ 放射能汚染】    先週,水産庁が発表した「各都道府県等における水産物放射性物質調査結果」において,千葉県沖で獲れたカツオから,ある程度の無視できない数値の放射性セシウム汚染が検出されていたことが明らかになりました。    最後尾に付記したサイトをご覧になるとわかりますが,このカツオは水産経済新聞記事によれば,    ・太平洋沖(N33°30、E140°30)=千葉県沖南約180km  ・4月13日採取,4月17日公表  ・検査主体は,全国近海カツオマグロ漁業協会(近かつ協)  ・分析機関は「(財)日本冷凍食品検査協会」  ・検査結果の放射性セシウム合計は3.3ベクレル(セシウム134が1.05,セシウム137が2.22)    となっています。ゆゆしき事態と言えるでしょう。  サンプルの抽出の仕方や,検査の仕方,あるいは検査に係る利益相反行為の排除などに問題がなかったのかどうか,気になるところですが,ともあれ近海物の春カツオにこうした放射性セシウム汚染が確認されたことはゆゆしき事態です。    これまでも日本近海で獲れるカツオについては,1ベクレル未満の放射性セシウムが検出されることがありました。しかし,今回のように数ベクレル単位で汚染が確認されたのは,おそらく事実上,3.11福島第1原発事故以降では初めてではないかと思います。千葉県沖で,かつ180kmもの沖合で獲れたものであることに注目する必要があります。そして,その原因は,おそらく食物連鎖ではないかと推測されます。    確かにベクレル数の絶対値は,まだ小さいものですが,しかし,これは  (1) 氷山の一角の可能性があり,中には汚染度合いがもっとひどいカツオがいる可能性がある,  (2) 当事者能力が欠如した東京電力と政府及び原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の,ずさんでいい加減な事故後処理・管理のおかげで,放射性物質の海への流出は依然として止まらず,東日本一帯の海洋汚染を日に日にひどく深刻なものにしている中,今後も,こうした広域回遊魚と言えども,食物連鎖を通じて,その汚染が拡大・拡散していく可能性があること,  (3) 危険な放射性核種のうち,放射性セシウムだけが検査されているにとどまり,放射性ストロンチウムをはじめ,その他の放射性核種については,規制値もなければ検査もなされていない危険極まりない状態であること,  (4) 食品検査をめぐる「公正」性が依然として担保されず「利益相反」が広範囲に見られること(データ改ざんや隠ぺいの可能性あり)などの理由から,看過するわけにはまいりません。    我々は,あきらめることなく,政府に対して食品の残留放射能検査=とりわけ水産物に対する検査の充実を訴えていく必要があります,更に,水産物については,北は北海道太平洋側から南は神奈川県沖合くらいまでの漁業・水産業をいったん停止し,関係者に対して万全の賠償・補償を行ったうえで,水産物の徹底した残留放射能検査,及び海洋生態系と海洋汚染(海底汚染を含む)の徹底的な調査を行う必要があります。また,少なくとも,福島県とその隣接県の茨城県及び宮城県牡鹿半島より南では,当分の間,漁業は中止されるべきです。そして,こうした検査・調査については,政府や自治体が協力の上,しっかりとした体制をとり(利益相反排除を含む),中長期的に続けていく必要があります。貧弱な調査・検査に立脚して,安全・安心を説教することが政府や自治体の仕事ではないのです。    カツオは,南方から回遊してくる春カツオと,肥え太って油ののった状態で北方から南方へ産卵に帰る秋ガツオの2つがありますが,今年はこの調子ですと,秋カツオが非常に心配です。    (また,カツオについては,南方太平洋やインド洋において,中国・台湾や東南アジア・南アジアその他諸国による資源状態を無視したカツオの乱獲が続いており(主として巻き網漁業),このままいくと近未来において,カツオが「幻の魚」となる危険性が指摘されています。事実,数年前より,日本の伝統漁業でもあるカツオ一本釣りの漁獲状況のよろしくない事態が続いており,日本の漁業関係者の懸念を増大させています。     更に,近年におけるカツオ・マグロ類の乱獲は年々ひどくなり,国際的な漁業管理機関が十分に機能しないまま,乱暴な漁獲が続けられています。カツオと同じ運命にあるのが,キハダマグロ,メバチマグロ,ビンナガマグロであり,既に乱獲されて絶滅危惧種に浮上しているのがクロマグロとミナミマグロです。人間の愚かな行為が,大切な食料資源を枯渇させる危機が続いています)    それから,水産庁の「各都道府県等における水産物放射性物質調査結果」を見ますと,これまであまり汚染が検出されなかったスケトウダラからも数ベクレル程度の放射能検出が散見されるようになってきました。スケトウダラは北方系の魚で,放射能汚染がひどいマダラなどとは少し生態が違います。一方で,辛子明太子などの原料のタラコが獲れ,他方では,その身をすりつぶして「すり身」=カマボコ等の原料にするのがこのスケトウダラです。これに放射性セシウムがでているのもまた,深刻な事態と言っていいでしょう。    タラコのお茶づけ・おにぎり,それにカマボコ・ちくわなどの練りものは,もう多食してはいけない食品になってしまっているようです。こうした検査結果を見るたびに,私は原子力を推進してきた東京電力・政府自民党・原子力ムラに対する怒りがこみ上げてきます。そして,この期に及んでも,飲食品の放射能汚染があたかも心配がいらないかのごとく嘘八百を垂れ流すマスごみ,及び御用学者・へっぴり腰学者に対しても同様です。    *水産庁「各都道府県等における水産物放射性物質調査結果(平成25年度)」(4月18日まで)   http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/pdf/130418_result_jp.pdf    *水産庁「水産物の放射性物質調査の結果について~4月18日更新~」   http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html    *東京新聞特報(TOKYO Web):数少ない批判的報道「こちら特報部」  2013.4.21 政府新指針 放射能検査縮小へ 「食の安心」なぜ奪う特報(TOKYO Web)   http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2013042102000150.html
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【資料】しいたけ原木の調達ルート(他県等からの調達内訳)2010

2013年04月24日 | 食品測定

椎茸は必ず原木産地の確認をして、安全な原木産地のものだけにしよう。

☆ H22年(2010) しいたけ原木の調達ルートで安心できる産地 (参考程度)

   島根      大分100%

   香川      岡山100%

   長崎      佐賀100%

   熊本      大分87  福岡9 鹿児島3

   宮崎       熊本100%

   鹿児島    宮崎100%


 ☆ H22年(2010) しいたけ原木の調達ルートで 福島産が一位の24都道府県(%) (参考程度)

宮城 92   山形 92   茨城 75   

栃木 63   群馬 44   埼玉 55   

千葉 84   東京 63   神奈川89  

新潟 82   富山 77   石川 72   

福井 71   山梨 20   長野 59   

岐阜 64   愛知 73   三重 41   

滋賀 91   京都 30   奈良 64   

和歌山52   鳥取 52   徳島 38


< 参考>★奈良オーガニックマーケット 4月に会場にて確認した。2軒で奈良原木での干し椎茸を販売していた。


 

しいたけ原木の調達ルート(他県等からの調達内訳)について

現在、弊社で取扱を行なっている九州産(主に大分県、宮崎県、熊本県)と四国産(主に愛媛県)の原木乾椎茸に使用されている原木は、自県及び隣接県の原木を使用し栽培されている事を、各生産団体の聞き取り調査及び、関係省庁にて統計された資料より確認しております。

→特用林産物生産統計調査(独立法人統計センター)

他県より原木調達内容について
特用林産物生産統計調査 平成22年特用林産基礎資料(2011年12月28日公表)より
 

【地図】<放射能汚染格付図>食品放射能汚染状況の確認に利用しよう

2013年04月24日 | 食品測定

食品の放射能汚染を確認する。出来る範囲で土壌汚染地区の食品を避けよう。

                          Bq/m2    (換算:Kは ×1000)

 C  確実な危険性がある      100万     福島の東

 Ca  危険性の不安が常にある   10万    福島の西 宮城 栃木 茨城

 Caa危険性が生じる事が時々ある  1万    岩手の南 群馬 埼玉 東京 千葉

 B  危険性が生じる事が稀にある   1000   岩手の北 山形(山側大半) 新潟(山側) 神奈川


 

<日本の放射能汚染格付図>

 

放射能汚染のレベルによって、都道府県を格付けしました。
まず格付けを参考にして、産地表示をよく見て、それから他の条件を考えて、国産食品を選んでください。
こうすれば、食事の安全性を的確に高めることができます。

※食品中の放射能レベルが下がってきたので、危険性が低い地域の格付けを改訂しました。(2012/5)


 

<世界の核汚染一覧>

※クリックで拡大図がご覧いただけます。
<button type="submit">世界の放射能汚染格付け図</button>

 

 

 

※筆者注:  クリックして拡大しない場合は、以下の2012 2月号のところでご覧下さい。 http://tabemono.info/gekkan/back12.html

 

放射能汚染を格付けすると、世界中に危険がありますが、最悪の国は日本。
この格付けを参考にして選べば、食事の安全性を的確に高めることができます。
「格付け図」の見方・使い方、孫から先の子孫の守り方、現在の世代を守るには…発生までには時間がかかるガンについて知っておきましょう。

月刊誌「食品と暮らしの安全」 

2012年2月号(No.274)

 


 

 


さけ水煮缶 セシウム 22Bq/kg検出2012.5.10・さば缶 4.3Bq/kg検出2012.4.2

2013年04月17日 | 食品測定

魚介類缶詰

調査概要

 第2回、第3回の食品放射能調査で、サバの缶詰から放射性物質が検出されたことをうけ、魚介類缶詰について魚種とサンプル数を拡大し、集中的に調査しました。

鮮魚と異なり、缶詰製品は産地や魚種の表示が義務づけられていないため、この調査では国産を中心に産地が表示されていない缶詰も調査しました。

調査結果

  • 35サンプルすべて、食品に含まれる放射性セシウムの基準値を大きく下回りましたが、サバを使用した缶詰3サンプルで放射性セシウムが検出されました。
     
    最も高い数値は、さば水煮(日本水産株式会社)で1キログラムあたり4.3ベクレル、次いでさば水煮(株式会社極洋)で1キログラムあたり4.2ベクレル、さば味噌煮(伊藤食品株式会社)で1キログラムあたり4.0ベクレルでした。

商品情報は詳細結果PDFをご覧ください >>

  • この調査では、イワシ、サンマ、マグロ、カツオ、貝類、カニの缶詰からは放射性物質は検出されませんでした。              

記事 - 2012-04-02 http://www.greenpeace.org/japan/ja/campaign/monitoring/fss5/


2012.5.10
  • 5/9の放射能検査結果は、以下の1検体を除き不検出でした。
  • さけ水煮缶2缶組(マルハニチロ食品)からセシウム合計22 Bq/kgを検出しました。
  • 本日のデータ数(新たに検査結果データベースに加えた品目)は以下の通りです。
      19週分(5/7-5/11配達分)…青果物(戸田DC組込品) 39検体
      20週分(5/14-5/18配達分)…加工食品(飯能DC組込品) 21検体
     新生酪農の原乳…3検体
     放射能汚染食品測定室委託分…7検体

生活クラブ連合会

http://www.seikatsuclub.coop/coop/news/20110905top.html