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韓国ドラマ「支配種」あらすじと感想、チュ・ジフン&ハン・ヒョジュ

2024-08-22 | 韓ドラ さ行、さし



韓国ドラマ「支配種」あらすじと感想、チュ・ジフン&ハン・ヒョジュ。
Disney+(ディズニープラス)全10話、2024年作品。
過去に韓国大統領を狙った爆弾テロで多数の死傷者が出てから数年が経った2025年。
元軍人のボディガードのウ・チェウン(チュ・ジフン)は事件の犯人を追い詰めるため、独自の捜査を続けています。
そんなある日、チェウンは人工培養肉を世界に提供する国際的企業BFグループが大統領テロ事件以降に記録的な利益を上げていること、そしてその代表のユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)がテロ事件の生存者であることを知り近づきます。
しかし、人間が動物を食べてきた支配から、人工培養肉によって動物を開放する世界を目指そうとするユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)が本当に凶悪事件の犯人なのか?
ウ・チェウン(チュ・ジフン)はボディガードとして謎に包まれたジャユに近づき、組織に潜入することに成功。そして事件の真相に迫ろうとしますが、そこで世界をも揺るがす秘密を目撃することとなるのです。
元軍人のボディガード、ウ・チェウン役を演じたのは、超大作作品への出演が多いチュ・ジフン君。
幅広い確かな演技力は今回も健在で、優秀なボディガードらしい冷静沈着な落ち着いた雰囲気は超~カッコ良かったです。もちろんアクションシーンも完璧ですが、でも1回も笑顔がなかったのが残念でした。 でも、チュ・ジフン君といえば、あの大ヒットドラマ「宮」を思い出しますね!あの頃は韓流全盛期で昼夜を問わずワクワクしながら韓ドラばかり見ていたのが懐かしいです(笑)
そんなチュ・ジフン君と本作で初共演されたのが人気女優のハン・ヒョジュさん。
彼女もまた韓流初期のドラマ「春のワルツ」に抜擢された女優さんでしたが、あのころ今のような大女優になるとは想像も出来なかったけど、最近のイメージチェンジは大成功ですね!
本作ではBFグループの代表に扮し、ノーメイクで地味ですが凛とした上品な美しさはまさにハン・ヒョジュさんだからこそ演じられるBFグループの女性代表ユン・ジャユだと思いました。
劇中、史上初の培養肉の商品化は次に何を支配しようとし今後の世界がどう変わっていくのか気になりますが、結局は悪の親子が権力を振りかざすだけの物語で、更にユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)の大事な研究所にスパイが何人もいて、ウ・チェウン(チュ・ジフン)を含め誰が味方で敵か分からなくなりイライラ感がましてきて、イマイチ説得力や物語に工夫が足りないように思いました。
私が一番印象に残っているのは、よく息子家族の家に遊びに行くと「アレクサ、テレビを消して」とか「アレクサ明日の天気を教えて」とか、家族が声でアレクサに指示を出していますが、本作のBFグループ研究所内には超~高度なAI音声認識機能「チャン・ヨンシル」が登場し、皆が「チャン・ヨンシル」〇〇を探してとか「チャン・ヨンシル」扉を開けてとか、「チャン・ヨンシル」を頼って、すべて解決してくれるところが凄かったです。 どんどん新しい機能が追加され進化されていく未来が凄すぎです。
ラストはシーズン2を予感するような結末で視聴者を満足させてくれるようなスッキリ感はありませんでした・・・

あらすじ(ネタバレあり)
1話
2022年に史上初の培養肉の商品化に成功した国際的企業BF社。
BFグループ代表のユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)は2025年の12月に新製品の発表会を開催しますが、今度は畜産ではなく水産物のマグロ、サケ、サバ、エビの培養に成功します。
ところが、世間はユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)に激しい攻撃を加えてきます。
そんな中、車に乗っていたユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)を狙った衝撃的な事件が発生し、その時ウ・チェウン(チュ・ジフン)が偶然現れます・・・

2話
全ての面接等に合格したウ・チェウン(チュ・ジフン)はBFグループ代表ユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)の直属の警護員になります。
その後、南米のギャングたちから、先日の培養発表した作物の件で、ウ・チェウン(チュ・ジフン)の首に懸賞金を懸けたという脅しの脅迫を受けます。
更に細菌密告騒動と研究所のパソコンハッキング事件も加わり、困惑するユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)は仕方なくハッキング犯に身代金の仮装通貨を払うことになります。
ソン・ウジェ(イ・ヒジュン)首相はジャユ(ハン・ヒョジュ)を助けるために、2つの条件を出します。

3話
イ・ムンギュ前大統領から、次の標的はBFでユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)に近づき信用させろという指示を受けるウ・チェウン(チュ・ジフン)はハッキングは近くにいる者ほど危険だとジャユに伝えるのです。まさか自分に近い人物の中の仕業なのかと疑ってしまうユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)。
特に自分が内部を疑っていることを最初に知るソ・ヒ(チョン・ソクホ)チーム長は仮装通貨、ハッキングにも一番詳しいのですが・・・
また、すべての時点に合わせたように現れたウ・チェウン(チュ・ジフン)も結局は怪しく感じてしまうのです。そんな中、ホン・セイプ(イ・ソ)研究員が車の事故に遭います。

4話
意外な相手ドーソングループの会長ソヌ・グン(オム・ヒョソプ)から多額の金額で買収合併の提案を持ちかけられるユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)。
ありがたい提案だがすぐに即決は出来ないとし、「私には考える時間が十分にあります、近いうちにお返事します」と答えます。
そのドーソングループの会長ソヌ・グンは息子の国務総理ソヌ・ウジェ(イ・ヒジュン)から、警護人のウ・チェウン(チュ・ジフン)がいまだにユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)から信用されていないことを聞かされます。ソヌ・ウジェは役に立たないなら他の使い道を探すというのですが・・・
そんな時、フランス行きの飛行機の中でキム・シング教授(キム·サンホ)が心筋梗塞で死亡したという連絡がユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)に入ります。



5話
国務総理ソヌ・ウジェ(イ・ヒジュン)から急に呼ばれたユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)はウ・チェウン(チュ・ジフン)たちと車で向かいますが、その帰り道に何者かに襲われるユン・ジャユ。
その時、胸を撃たれ負傷した警護人ウ・チェウン(チュ・ジフン)はBFグループの本社地下室に運ばれます。
その場所でスキャン分析をしたウ・チェウンに培養技術の臨床試験を試みますが、ユン・ジャユはこれが最初の成功例になるとつぶやきます・・・
その後、カプセルの中で目を覚ましたウ・チェウン(チュ・ジフン)は自力で外に出ますが、自分の体に銃に撃たれた跡がないことに気が付きます。
この時、ユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)たちが人間の臓器を培養していたことを知るのです。

6話
ウ・チェウン(チュ・ジフン)は政府がユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)を怪しんで監視していたわけを知りますが、しかし、あの襲撃事件の時に出血多量で自分は死んでいたかもしれないのです・・・
史上初の培養肉からはじまり、さらに人間、食物連鎖はどこまで続くのでしょうか?次は老いや死までへと繋がっていくのでしょうか?ウ・チェウン(チュ・ジフン)は臓器や皮膚を培養しているユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)に疑問をぶつけますが、さいごは「生かしてくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えます。
また、ユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)はウ・チェウン(チュ・ジフン)に、亡くなったキム・シング教授(キム·サンホ)が毎週水曜日に通っていたという福祉会館の場所を訪ねてほしいと指示を出します。ウ・チェウンは相棒のもう一人の警護人キム・ホスンを連れて行きます。

7話
同じ仲間の警護人キム・ホスンは追っていた犯人に殺されてしまいます。
駆けつけたウ・チェウン(チュ・ジフン)はその場で殺害容疑で警察に逮捕されますが、その時のウ・チェウンには超人的な怪力が備わっていたのです。
国務総理ソヌ・ウジェ(イ・ヒジュン)は並外れた怪力を持つウ・チェウン(チュ・ジフン)に興味を示し注目するのです。
その後、釈放されたウ・チェウン(チュ・ジフン)を連れて帰る国務総理ソヌ・ウジェです。
また一方で、ユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)の仲間の中にウ・チェウン(チュ・ジフン)の行き先をドーソングループ会長ソヌ・グン(オム・ヒョソプ)に知らせたスパイがいたのです。

8話
チョン・ヘドン(パク・ジヨン)企画室長がスパイだと判明しますが、なかなか正体を明かさないヘドンです。そして彼女を落とすためにあえて自分がBFグループの警護員になった目的を明らかにしたウ・チェウン(チュ・ジフン)はユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)に本音をぶつけ、ただ私は同僚たちは自国民の手で殺されたのか、そしてその情報はBFグループになかった、流す情報がなかったと伝えます。
自分が騙されていたことを知ったチェウン(チュ・ジフン)は大きな衝撃を受けチェウンをクビにします。
その後、窮地に立たされたBFグループのためにユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)は「突然ですがお知らせがあります。」BFグループは極秘にプロジェクトを進め人間の臓器の培養に成功したと衝撃発言をします・・・

9話
韓国大統領を狙った爆弾テロで多数の死傷者がでましたが、その時ウ・チェウン(チュ・ジフン)の戦友も亡くなり、テロの黒幕を絶対にこの手で制裁すると誓います。
やっと黒幕が判明しますが、その事件にはドーソングループ会長ソヌ・グン(オム・ヒョソプ)と離婚した前妻が絡んでいたのです・・・
ただ妻は息子である国務総理ソヌ・ウジェ(イ・ヒジュン)の立場を心配しているのですが、全てを知ったイ・ムンギュ(チョン・グクファン)前大統領は、娘(会長ソヌ・グンの前妻)から「ごめんなさい」と泣きつかれ「お前たちは全て知っていたのか」と声にだすとその場に倒れてしまいます。
また一方で、警護人キム・ホスンの殺人犯がジ・スンウォンだと判明し、別の投身自殺した人もキム・シング教授みたいに洗脳されていたことが分かり、彼は牧師のふりをして近づいたことをユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)たちも知ります。そして黒幕はドーソングループだと・・・

10話(最終回)
罪を被るように仕向けられたテロ犯のキルの従弟が黒幕は韓国の権力者だと言い、その従弟を捜すためにドバイに行くことになるウ・チェウン(チュ・ジフン)はそこから資金の動きを探ろうとします。
そして、ウ・チェウンがいないときにユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)は殺人犯のジ・スンウォンと会うことになりますが、ドーソングループの手下に追いかけられユン・ジャユは車ごと屋上の駐車場から突き落とされてしまいます。
急いでユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)はBFグループの地下研究所に運ばれますが、手術の途中で研究所に家宅捜索が入ると通告がありました。
事件を知った国務総理ソヌ・ウジェ(イ・ヒジュン)が大規模な家宅捜索を強行し、BFグループは予期しないシステムダウンも加わり、ユン・ジャユの手術を中断することになりました。
そんな中、ウ・チェウン(チュ・ジフン)も帰国しBFグループに向かいますが、すでに警察や外部からの侵入者たちとの激しい銃撃戦で大怪我を負い瀕死の状態になります。
驚くような大事件となり、ニュース特番に出演した国務総理ソヌ・ウジェ(イ・ヒジュン)は「BFグループの主張は全て嘘だ」と断言し父親の身の潔白を訴えますが、その時、AIを合成したチョン・ヘドン(パク・ジヨン)の声とドーソングループ会長ソヌ・グン(オム・ヒョソプ)の通話記録が公開され、父親の犯行が明らかになりました。
国務総理ソヌ・ウジェ(イ・ヒジュン)は自分には資格がないとし、総理職を辞任しますが、BFグループから奪い取った培養医学技術でドーソングループ会長の座に就きます。
ラストは、BFグループ研究室からユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)の短い声だけが聞こえ、重体だったウ・チェウン(チュ・ジフン)が目覚めるシーンで終わりました・・・
いつか、不死身の人間が支配する世界がやってくるのでしょうか・・・??


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