カン・ハヌルが、KBS2新ドラマ『カーテンコール』でハ・ジウォンと息を合わせる。
2人のスチールカットが初公開され、ファンからは早くも「相性抜群」と呼び声が高い。ここ最近、年上女性との共演の多いカン・ハヌルには、彼特有の魅力が潜んでいるようだ。
カン・ハヌルが、また新たな姿でお茶の間を楽しませてくれそうだ。
ハ・ジウォンが、カン・ハヌルのネクタイを直している2ショットが、物語の関心を引いた。
本作でカン・ハヌルは、余命宣告を受けた“ホテル楽園”の設立者であるジャ・クムスン(コ・ドゥシム扮)の願いを叶えるため、“北朝鮮から来た孫”を演じるという、史上最大の詐欺劇の特命を受けた青年、ユ・ジェホンに扮する。
演じれば演じるほど、クムスンが自身を本当の孫だと信じてしまい、徐々に罪悪感と葛藤を覚えるという役どころだ。
そしてハ・ジウォンは、クムスンの末娘でありホテル楽園の総支配人、パク・セヨン役を演じる。孫になりきっているジェホンを通して、様々な感情変化を抱くことになるという。
またハ・ジウォンとカン・ハヌルに、ラブラインはあるのかという点も気になるところ。そんな2人の実年齢差は12歳だ。
ここ数年のカン・ハヌルは、年上女性と共演している印象が強い。
記憶に新しいのは、除隊後復帰作であり爆発的人気を集めたKBS2『椿の花咲く頃(2019)』だろうか。そんなコン・ヒョジンとの年齢差は10歳である。
そして、2022年にNetflix(ネットフリックス)で公開された映画『パイレーツ2(原題:海賊:鬼の旗)』ではハン・ヒョジュと共演。
カン・ハヌルはムチというキャラクターを演じ、落ち着きがなく軽い性格で、自分勝手すぎて自身の率いる義賊団の人々にさえ人望がないという役柄だった。
対するハン・ヒョジュは、海賊団の紅一点であり海賊団のキャプテンを務めるヘラン役に扮し、男らだけの中で秀でた剣術と人柄で、部下から信頼されているという役どころだった。
2人は序盤こそ、性格も相性も悪そうなところを見せつつ、最後は思いが通じ合いハッピーエンドに。ハン・ヒョジュも、カン・ハヌルより3歳年上だ。
さらに2020年に公開された映画、『雨とあなたの物語』で共演したチョン・ウヒも年上だったのだ。これらの作品は、いずれも年齢について触れたものではないが、キャスティングにおいて同世代俳優の中から彼が人選された背景には、はおそらく考慮された部分だったのではと推測する。
彼は出演を引き受けるにあたり「努力していることがある」と、かつてインタビューで語っていた。それは、“作品より目立たない事”。
「僕の演じる役の下に、作品がないようにするという思いは、いつも感じています」と言い、まさに彼をして“カメレオン俳優”という肩書きがつく所以だろう。
その誰にも気づかれないような、むしろ気付かれたくないであろう細やかな配慮が、相手が誰であろうとぴったりマッチングするのだと分かる。
だからこそ、コン・ヒョジンでも、ハ・ジウォンでもハン・ヒョジュでも、年下そのままに子犬のように振る舞うことができるし、“あれ?”と思わせるほど、大人びた雰囲気で肩を並べることができるのだ。
それはカン・ハヌルだけが持つ純朴さや素直さ、巧みで安定した演技力に他ならない。
唯一無二の存在感で、まだまだその威力を発揮し続ける彼の姿を、これからもずっと見続けたいものである。
(構成:Danmee編集部) かしこい韓流・k-pop生活Danmee