韓国ドラマ 「シンデレラのお姉さん」 2010年 20話
ムン・グニョン、チョン・ジョンミョン、ソウ、テギョン
再婚願望が強い母親(イ・ミスク)のせいで次々と同棲相手の家を渡り歩いて
きたウンジョ(ムン・グニョン)は、学校へも通えず母親のガングスを
憎んでいた。
そんな自分勝手でしたたかな母親ですが、自分の子供に対する愛情は本物で、
お金がすべての母親を、見捨てることが出来ないウンジョ(ムン・グニョン)
です。
ある日、大きな酒造所「デソン都家」の一人娘と知り合った母(イ・ミスク)は、
その家の後妻に入ろうと父親(キム・ガブス)に近き、正式な妻になることに
成功します。
私はヨン様の映画「スキャンダル」でイ・ミスクさんを知りましたが、
相変わらず美しい美貌とクールさが魅力的で男たちの視線を感じるのも
無理はないです~!
またはじめからガンクスに騙されていると知っていても受け入れるデソン役の
キム・ガブスssiの大きな深い愛にも感動します。
たくさんのドラマに出演されて悪役のイメージが強いキム・ガブスssiですが、
このドラマで彼女を支えてやりたいと願う究極の愛を演じたガブスssiが
とても男らしく良かったです。
そして彼女の子供のウンジョ(ムン・グニョン)のことも我が子のように
温かい心で見守るデソンですが、ウンジョは素直に「お父さん」と呼べない
状態がつづきます・・・
人を信じたり頼ることが出来ないウンジョ役のムン・グニョンちゃんですが、
このドラマではいつもの可愛い笑顔はなく、いつも眉間にシワを寄せている
難しい役で感情を素直に表現出来ない女性を演じていました。
ウンジョにとって、皆から愛され甘え上手な義妹ヒョソン(ソウ)は、そばに
いるだけで苛立つ存在。
またヒョソンにとっても、頭の良い優秀な義姉は劣等感を抱かせる存在に
変わっていきます。
姉と妹の二人の間に流れる感情は複雑で二人の迫真の演技はとても迫力が
ありました。
演技力の高いグニョンちゃんはもちろんですが、ヒョソン役のソウさんも
細かい心の描写を見事に演じていて、とてもリアルでした。
その彼女たち二人から愛されるギフン役にチョン・ジョンミョンssiが
出演されています。
除隊後、初のドラマ出演のジョンミョンssiですが、2004年のドラマ
「ファッション70's」のビン役のころとぜんぜん変わらない姿に驚きました!
若い!! (笑)
ギフンも大手の酒家の息子ですが、後継者争いで傷つき、デソン酒家で修行
しながら暮らしています。
ウンジョ(ムン・グニョン)の態度に、はじめは反発していたギフン
(チョン・ジョンミョン)ですが、だんだん距離が縮まりお互いに
惹かれあっていきます・・・
子役時代から活躍されていたグニョンちゃんですが、なんと~
初のキスシーンはチョン・ジョンミョンssiでした!!
グニョンちゃんも大人の女優さんになったのね~!
と感じながらのシーンでした~(笑)
2010年、これ以上に美しい童話はない!
シンデレラでなく、シンデレラのお姉さんの視線で描かれた逆発想ドラマ。
21世紀のガラスの靴の本当の主人は誰だろうか?
「シンデレラ」の家に入城した継母の娘、すなわち「シンデレラのお姉さん」
がシンデレラを見ながら自らのアイデンティティを訪ねて行く。
愛という甘い話なんて贅沢だったウンジョ、人々のあたたかい愛の中で
育ったが幼い時母親を失って、他人の愛に飢えているヒョソン、
二人の少女が一つ屋根の下で一緒に育ち、お互いを嫌って誰かを共に愛して、
お互いの背後でつらく思う。
だが二人の少女が一人の男を愛して成熟した女になる過程で二人の差は
なくなる。
誰がシンデレラでも、誰がシンデレラのお姉さんでも、人生は同じように
つらくて甘い。
二人の少女と二人の男そしてその家族の話を通じて、愛と人生を語り、
美しい風景をバックに21世紀を生きていく女性のため童話を模索しようと思う。
(イノライフ)