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沙羅瀬二案の要塞ノヴァ

特撮・ロボットアニメを中心とした、レビュー・評論・パロネタのブログ
最近ではインディーズお笑いライブレポートも。

ことほぎ寄席

2016年07月23日 | 落語

今回リポートするライブは、高津寺高津の富亭にて7月23日(土)14時開演の「ことほぎ寄席」


今日は沿線のスーパー銭湯で朝風呂をしてから来ているので、実に気分がいいのよ。
人間、無駄に力んでもしょうがないね。人生は長いんだからリラックスして生きなくちゃ。
境内で聞く落語もいいもんだね。では感想へ。

ろくろ首(演・柱祭蝶)
婿養子先のお嬢さんの秘密とは…
「婿養子の出戻り」とは聞き慣れない状況だね。
でも、俺ならこれと同じ話が来たら、二つ返事で結婚しちゃうな。何ならガールフレンドか婚約者からスタートでもいい。
だってさ、リアル「モンスター娘のいる日常」だぜ。問題は、このお嬢さんが俺みたいな理由(怪物という特徴目当て)の求婚者を受け入れてくれるかだが…
「私はコンプレックスとして気にしているのに…」と怒るか、「私のコンプレックスまでもありのまま受け入れてくれるの!?」と喜ぶか…
確実に言えるのは、このお嬢さんがモンスター娘萌えの現在に生まれていたら、引く手数多だと言う事。
生まれた時代を間違えたとは悲劇だね…

牛の丸薬(演・爪田家恵比庵)
世の中嘘だらけ。
前回は手品を披露したとのお話だけど、それはそれで見てみたかったかも。
「ポケモンGOが日本でも配信された!!」という詐欺があるとはね。
さて、バンダイナムコがデジモンで対抗するか否かが見所よ。

天狗裁き(演・立の家談平)
他人の夢の話。
考えようによっちゃ、この奥さんや友人はいい奴かもな。
だって、他人の夢の話を嫌がらずに聞いてくれるんだろ?
夢の話なんてのは、要領を得ない上に脈絡がないから、聞いていてウンザリする物なんだよ。
それを能動的に聞いてくれる訳だぜ。大事にしなくちゃな。

仲入
ここで10分のお休み。
境内から聞こえる蝉の声が、夏の風情を感じさせるねえ…

狸賽(演・華乃ひかる)
予定の打ち合わせはきちんとしよう。
とはいえ、食い違いが起きないようにくどくどと念押しすると、「しつこい奴だな。」と相手がうざがるから、程々にしようね。

仔猫(演・立の家猿之助)
夏に相応しい怪談仕立ての話。愛猫家や動物愛護団体は勿論だが、山口如月ちゃん(猫好き)や一井透(炭酸という名前の猫を飼っている)には聞かせられない話だな。
「日本一の主任」って、植木等あたりがやってそうだわ。

次回は9月19日(月・祝)


全日本社会人落語選手権 第22回大阪本選

2016年06月26日 | 落語

今回リポートするライブは、上方ビル4Fトリイホールにて6月26日(日)13時開演の「全日本社会人落語選手権 第22回大阪本選」
では感想へ。

悋気の独楽(演・つる丸亭新正)
独楽はそうやって使うのか。この旦那の上を行く女たらしなら、日本地図にダーツを投げて、刺さった都道府県にいる愛人の所に行ったりしてな。

船弁慶(演・古都家研多)
船遊びと言うと、御大尽のお遊びというイメージがあって、実に結構だな。
俺はまだ船遊びを主宰出来る御大尽になっていないから(なっても、するかどうかは不明。)、今年の大川の桜クルーズでは船上で桜を愛でながら飲酒したな。なんとも気分が良かったが、噺の中の船遊びに比べたらスケールがミニマムだな。

しあわせの館(演・渚家初都)
創作落語。
一億総活躍時代を反映した格安の老人ホームとは…
このMr.ウォンはいいキャラをしているね。
「GA 芸術科アートデザインクラス」のキョージュの美術知識を医学事典に置き換えたみたいだ。
思いやりなどは、キョージュに軍配が上がるがな。

仏師屋盗人(演・大亭都若)
うむ…羽衣寄席で見た時とは、枕が少し変化しているのね。

くやみ(演・浪漫亭来舞)
お葬式のお悔やみ。
落研と応援団の親交とは、やはり文化会繋がり?
その高座名は落研時代からの名前かしら?

野崎詣り(演・柱祭蝶)
薄暗い中で出順表を見ると、柱を桂と読み違える所だったよ。

仲入り

幽霊の辻(演・南遊亭栄歌)
創作落語。
これだけ怪奇スポットの集中した地域だと、現代なら肝試しのメッカになりそうだわ。

振り込め!!(演・関大亭豆蔵)
創作落語。
振り込め詐欺のマニュアルを手に入れた詐欺師志願者達だが…
マイホームを買ったらすぐに転勤を強いられるのには、意味があるみたいよ。
マイホームのローンがあるから、転勤させてもおいそれとは辞めないだろうという事で。

堪忍袋(演・立の家猿乃助)
夫婦喧嘩の解決法。
俺、「ドラえもん」の「堪忍袋」って道具を思い出したわ(そのままだな…)。
イライラしそうになった時に息を吹き込んだらイライラの収まる袋で、癇癪持ちのジャイアンがこの道具を使って温厚になるの。
ところが、あまりにイライラする出来事が多すぎて、すぐに袋がパンパンになっちゃうんだ。
この噺の堪忍袋も、ドラえもんの秘密道具の堪忍袋も、破裂した時の事は書いてなかったけど(「ドラえもん」だと、「それ以上吹き込んだら破れるから、後は自力で堪えろ。」みたいな事しか言ってない)、破裂したらどうなるのかね。
イラつきが大気中に拡散して、周囲の人間がイライラしまくるのかね。

近日息子(演・甲家達痴)
先振り機転が度を越したらどうなるか…
聞き間違えをする長屋の住人の話だけでも、一席出来そうなボリュームだね。

河豚鍋(隣乃玄関)
調理師免許無しでも河豚を調理出来た時代の噺。
河豚でも、卵巣などの有毒部分を避けたら大丈夫なんだけどね。
その卵巣も、糠漬けにしたら食べられるから、人間の食欲とは物凄いね。

次回は2017年6月25日(日)。つまり来年の6月第4週目の日曜日。


羽衣寄席

2016年06月15日 | 落語

今回リポートするライブは、パンセ羽衣3F羽衣公民館にて6月11日(土)14時開演の「パンセ羽衣寄席」


かなり久々のカテゴリー「落語」の記事ね。
では感想へ。
感想と言うよりは、落研の公演のパンフレットにありがちな演目紹介のページに近いかもね。

色事根問(演・古印亭勝丸)
モテる男の10大条件。
この咄の主人公との深いお付き合いは辞退させて頂きたいが、顔見知り程度でなら生暖かく見守ってあげたいな。
奇抜な装いだから見ていて飽きないし、得意とする踊りも一度は見てみたいが…体調管理は万全にして頂きたいな…

無筆の手紙(演・味付亭紺染)
読み書きの出来ない人が手紙を読んで貰おうとしたが、相手も読み書きが出来なくて…という咄。
第二外国語の教科書を履修前にパラ見した時の感覚に近いかな?
あっちはまだ、挿し絵がある分まだどうにかなったけどさ。

仏師屋盗人(演・大亭都若)
泥棒に入った先が、肝っ玉の据わった仏師屋だったために…という咄。
テロリストや強盗は、被害者が落ち着いているよりも、ビビって慌てふためく方を望むらしいな。
これは、相手への優越感を確認する事で自尊心を満足させようという願望だと思っていたが、加害者には「被害者は加害者にビビるべき」というテンプレート展開がインプットされていて、それに反した展開になるとどうしていいかわからなくなるという理由もあるのかもね。
反社会的な真似をする人間が、「こうあるべき」というモデルケースを重んじるとは面妖なり。

ねずみ(演・千里家一福)
鬼嫁残酷物語と、左甚五郎のちょっといい咄。
こないだの「行ってQ」では、虎も猫科だから、猫じゃらしで遊んであげたらストレス発散と運動不足解消になると言っていたね。
にしてもこの鬼嫁は、奉行所に駆け込まれたらThe endなのに、よくこんな無茶をしたもんだ。

次回は9月10日(土)