ホテル屋日記

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「補助犬同伴者に対する基本接遇」を受講

2005-03-06 19:17:15 | バリアフリー
「身体障害者補助犬法」が完全施行されてから早くも1年以上が経過した。にも拘らずまだ入店拒否を受けたという経験者が今も52%もいるという。ホテル、飲食店等受け入れ側の認識不足と一般客との軋轢を危惧しているというのが主な理由だそうだ。そこで全国介助犬協会、日本介助犬アカデミー主催の「すべての人に優しい接客講座」がホテルグランヴィア大阪で開かれ定員一杯の約70名が受講した。大手ホテルなどはまだ教育を受けているだけでもましである。問題は家族経営に近い旅館、飲食店にありそうだ。個人経営のため情報が正確に行き届いていない、というのが実情のよう。補助犬ユーザーは当然この法律を首を長くして待っていたのだから認知度は高い。それに引き換え受け入側、特に家族経営のような零細な店にはなかなか情報が伝わらない。平気で「犬を嫌うお客さんがいるから」と拒否してしまう。もっと認知度を上げねばならない。特にステッカーすら掲示していないホテルには猛省を願いたい。「法律で決まったんだから今さら・・・」なんて言っているGMはクビである。ホテルの公共性を認識できていない証拠である。とにかく今の段階では告知・啓発活動が必要なのだ。
写真は間もなく引退する介助犬シンシア。

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