ホテル屋日記

誰もが旅を楽しむことができるための情報を発信していきます。

補助犬ステッカー発見

2006-01-24 00:11:00 | バリアフリー
百貨店、スーパーなどでは今やほとんどの店舗に掲示されている「補助犬同伴可」のステッカー。しかし、同じ客商売であるホテルでは滅多に見かけません。
そこで補助犬ステッカー求めて全国行脚の旅に出た私ですがホテル日航姫路に続く2件目のホテルをやっと見つけました。
わが地元のホテルニューオータニ大阪です。
今までに見たことのないデザインなのでオリジナルなのでしょう。正面玄関のガラスに貼ってありました。
しかし、なぜホテルにはステッカーがないのか? サービス業の頂点と自他ともに認めているだけに一層謎が深まります。官公庁をはじめいろいろな人たちの意見を聴いてみると共通しているのが「ホテルは体裁を気にするところだから」という点です。つまり一流といわれるホテルの玄関に犬の絵のステッカーがあ貼ってあると品位が落ちるというわけです。もし、この指摘が当たっているとそういう経営者こそ品位に欠けるのであって、ホテルの産業界での地位は向上しないだろう。現在の社会情勢を見て本当のサービスとは何か良く考えてみる必要があるのでは。

西鉄福岡駅で見かけました。

2006-01-12 16:25:47 | バリアフリー
このマークご存知ですか?
サービス介助士のマークです。
交通機関や流通・金融等不特定多数の人々が利用する施設での
身障者他移動制約者に対する的確な介助を目的にNPO法人
日本ケアフィットサービス協会が認定している資格です。
このマークを見かけたら気軽に声をかけてみましょう。
ホテルにももっと広まれば良いのですが。
http://www.carefit.org/

ホテルのBFルーム紹介~ホテルグランヴィア京都

2005-12-04 12:59:10 | バリアフリー
ホテルのバリアフリールーム紹介、第2段は新都ホテルとは京都駅を挟んで建つ「ホテルグランヴィア京都」であります。ちなみに「グランヴィア」とはJR西日本系のホテルチェーンでラテン語で大きな道という意味なのだそうです。その中でも京都はフラッグシップ的存在で国鉄時代に開業した大阪などと比べると格段に高級イメージが強くなっています。

京阪神のホテルをリードするBFへの取り組み
 グランヴィア京都というと盲導犬育成事業に積極的に協賛するなどBFに対する取り組みには定評があるところです。その点は客室にも生かされており「フレンドリールーム」と呼ばれる特別仕様の客室は6室を数えます。京王プラザが30室有するのは別格としてもほとんどのホテルが1・2室しか備えていない点を考えると随分多いと感じられます。でも、実際に客室を見ると納得! 一見して通常の客室とかわらないのです。これなら健常者が利用しても全く違和感はありません。もちろんバスルームには手摺りが巡らされておりシャワーチェアが用意されています。扉も引き戸ですが外側は一面鏡張りになっており姿見の役目を果たします。
 他にもリモコン式電動カーテン、電動式ベッド、2段式ドアスコープを備えています。バリアフリーというよりユニバーサルデザインに近い内容です。ただし、内1室は重度の障害者にも対応できるよう玄関扉が引き戸になっているなど特別仕様になっています。

社員サークルが活躍
 このホテルには宿泊部門を中心に社員が自主的に立ち上げたサークルがありユニバーサルデザインを研究するとともに実際に接客最前線で発生した問題点を会社側に報告、改善提案を行っているとのこと。「予算がつかないのが辛いところ」とは代表のY氏の言葉。同感ですね。

ホテルのBFルーム紹介~新都ホテル

2005-11-22 10:32:19 | バリアフリー
ああ、えらいこっちゃ・・・。ご無沙汰、ご無沙汰です。

長らく冬眠していたお詫びにホテル屋ネットワークを生かして収集したホテルのバリアフリールームをご紹介しましょう。
第一段は9月23日オープンしたばかりの京都駅前、新・都ホテル「サウスウイング」から参りましょう!このサウスウイングは決して色っぽいとは言えない本館とは正反対のレンガ色した南欧風の瀟洒な建物。本館との間の中庭には同ホテル待望のチャペル「アクアクリスタル」が清々しい姿を見せています。
さ~てバリアフリールームは6階建の1・2階に位置します。部屋数は2室とチョット寂びしい。2階というのも非常時のことを考えてのことでしょうが。まあ、あまり景色を期待できる地域ではないのでむしろ芝生が眩しい低層階の方が良いかも。
さて、BFルームは30平米強の広さ。スイッチ類は低く設置されコンセントは逆に床面から高めに設置されておりました。それから写真のようにベッドの間隔が広く取られており車椅子でも十分入っていけるんですね。
案内していただいたK氏曰く「こちらの考えが施工業者に理解されなくて・・・」とのこと。でも、ようやく第一号が誕生したわけで大事に育ててやって下さいな。
「祝・BFル-ム誕生!」

大阪の新しいホテル

2005-09-03 16:22:23 | バリアフリー
9月2日、大阪に新しいホテルがオープンしました。「ホテルモントレ・ラ・スール大阪」です。
仕事が終わってから早速見物に行って来ました。JR・京阪京橋駅からは屋根付きの陸橋で直結。地下鉄長堀鶴見緑地線OBP駅も徒歩圏内です。
私が見る限り段差のあるところにはスロープが設置されておりホテル内のバリアフリーは少なくとも合格か。
今度じっくり観察しておきます。

補助犬ステッカーのホテルを見つけました。が、・・・・

2005-08-22 19:52:53 | バリアフリー
ああ、長い間サボってしまった。すみません。

ずっと昔に「なぜホテルは補助犬ステッカーを表示しないのか」という投稿をしました。それ以来ホテルに入る時は必ずエントランス周りを観察しています。

そして、先日1軒見つけました。岡山からの帰途、姫路で夕食を摂ろうという事になり6月29日に三井ガーデンからリブランドしたホテル日航姫路に立ち寄りました。すると駅に面した玄関にステッカーを発見!よしよしと思いながら館内に。さて、どの店にしようかと各レストランに問い合わせしましたが、どの店もホスピタリティ皆無。とにかく、忙しいから来てくれるなという態度がありありです。これほど客を粗末にするホテルも珍しいと妙に感動したりして。

日航は本業のみならず、ホテル業もガタが来てるんじゃないかと思いました。ANAと出店競争するのも良いけど中身がないとね。

ホテルマン、BFを学ぶ。

2005-05-06 20:28:07 | バリアフリー
11月にご紹介した関西の主にホテル・レストランのマネージャークラスの親睦会であるRMC(Restaurant Managers Conference)の4月例会が行われ勉強会のテーマが「ユニバーサルサービスへの対応」だったので私も参加しました。
講師の今井先生の主張は「攻めのバリアフリー」。BF対策が単に福祉などに留まらず、ブランドイメージの向上、営業力の強化に繋がるというものでした。
11月例会で高齢者、障害者マーケットの重要性に気づいたホテルマン約40名は熱心に講義を聴くとともに模擬体験なども織り交ぜた2時間の講義を聴講したのでした。

「補助犬同伴者に対する基本接遇」を受講

2005-03-06 19:17:15 | バリアフリー
「身体障害者補助犬法」が完全施行されてから早くも1年以上が経過した。にも拘らずまだ入店拒否を受けたという経験者が今も52%もいるという。ホテル、飲食店等受け入れ側の認識不足と一般客との軋轢を危惧しているというのが主な理由だそうだ。そこで全国介助犬協会、日本介助犬アカデミー主催の「すべての人に優しい接客講座」がホテルグランヴィア大阪で開かれ定員一杯の約70名が受講した。大手ホテルなどはまだ教育を受けているだけでもましである。問題は家族経営に近い旅館、飲食店にありそうだ。個人経営のため情報が正確に行き届いていない、というのが実情のよう。補助犬ユーザーは当然この法律を首を長くして待っていたのだから認知度は高い。それに引き換え受け入側、特に家族経営のような零細な店にはなかなか情報が伝わらない。平気で「犬を嫌うお客さんがいるから」と拒否してしまう。もっと認知度を上げねばならない。特にステッカーすら掲示していないホテルには猛省を願いたい。「法律で決まったんだから今さら・・・」なんて言っているGMはクビである。ホテルの公共性を認識できていない証拠である。とにかく今の段階では告知・啓発活動が必要なのだ。
写真は間もなく引退する介助犬シンシア。

元気出せ、のんちゃん!

2005-03-02 00:20:35 | バリアフリー
のんちゃん、こんばんは。
どうしてますか? 予想以上に長い入院になってしまいましたね。
ぼくなんか2ヵ月半の入院でねを上げたほどだから貴方の辛さも
完全ではないにしろ少しは分かるつもりです。
貴方の精神力の強さにも感心させられます。
だてに苦労してないよね。焦らずに治療を受けて下さい。
気持ちが落ち着くまでBFの皆は待つって言ってるよ。
その時にはメール下さいね。もう少しすれば病院の中で花見ができ
そうだしね。
ホンマに何時でも連絡下さいね。でも、無理せんようにね。

補助犬セミナーに行くぞ!

2005-02-16 01:55:43 | バリアフリー
3月6日(日)ホテルグランヴィア大阪で全国介助犬協会、日本介助犬アカデミーの主催するセミナー「全ての人にやさしい接客サービス・身体障害者補助犬同伴の受け入れ方」が開催されます。
この企画が面白いのは補助犬ユーザーと受け入れ施設双方から3名ずつのパネラーが講演するというもの。施設側からは高島屋、オリエンタルランド、そして京王プラザホテル宿泊部のN氏が登場します。
京王のN氏と言えば今やホテル業界にこの人ありといわれるBFリーダーです。
当日は14:00から16:30まで。資料代として¥2000要です。
既に締め切りは過ぎていますが、まだ若干空席ありとのことです。0426-38-2426まで問い合わせて下さい。