ミカエルさんとルシファー（ルシフェル）さんの対話 その6

ミカエルさんとルシファー（ルシフェル）さんの対話　その5
http://blog.goo.ne.jp/qzkqzk/e/5f67cda07884195d6060a4fd4a7f434d
の続き。



　ただいま～

　おかえり～。楽しんで来たかい

　そだね、おじいちゃんも満足したみたいで、今はクリスマスの準備に奔走してるよ

　良かったね（君もかなり楽しんで来た様子で）

　な、何その意味深な表情は…。僕はあくまで付き添いだからね

　ハイハイ。満足したところで前回の続きと行こうか

　おっけ～～

　じゃあ、「“欲”が原因で様々な問題が起きる」は大間違いって訳でもないけれど、正解では無いって事を説明してくれるかい

　うん…。ではまず、ことわざに「衣食足りて礼節を知る」（http://www.d2.dion.ne.jp/~nob_o/kotowaza/a_isyokutari.html）って言葉があるよね。

　あるね。この通りの人もいるけれど、ことわざ通りにいかない人がいるよね。特にアメリカ、日本、韓国の様な国には…。

　そうだね。欲望がキリがない…ってヤツ。実際問題として「足る事を知る」が無理だから「欲望は理性で抑えなければならない」という考え方だね敬虔なクリスチャンとか、真面目な方はこういう考えの方が多い（最近はそうでもないけどスピ系の人には多いかも）。
確かに、キリの無い先進国の人々の欲望の暴走によって環境問題とか戦争が有るわけだから、その考え方ももっともなご意見なんだよね。正しいかといえば正しい。

　でもそれが出来ないから問題解決がない。だから社会主義という考えも生まれた。「富を公平に分配しよう」という考え方に基づいている、ある面では良い思想だったのに、現実は一部の人間が利を得る仕組みになって行った。

　何故だと思う

　だからそれを説明してよ

　人間は動物的な本能だけではなく、理性もあるよね。前回も言った様に動物は欲求を満たしたらそれで終わってエスカレートしない。問題を起こすのは理性があるはずの人間。何故だと思う

　う～ん…動物霊（低級霊）のしわざって言う人もいるよね。または霊性の低い人間がやっている…とか。僕的にはそれは「あり得ない」と思うけどね。

　動物や死んだ人に失礼だよね。自分の事は棚に上げて動物や死者の責任にすり替えるなんて…ね。ネイティブアメリカンとまるで逆の考え方だ

　彼ら（ネイティブアメリカン）は動物や死者に対して敬意をもっているからね。昔の…日本人もそうだったんだけど…。
そうそう、彼らもヨーロッパ人（現アメリカの白人）に侵略されて思想や価値観を押し付けられる中で、彼らの若者たちが西洋文明に傾倒していくにつれてあらゆる問題が起きたんだけど…それがヒントになるかもね。

　そう、なるよ日本もある意味そうだね。西洋文明が流れ込んでくるにつれて、以前の日本だったらあり得ないくらい自殺者が増えて行ったからね。

　武士には切腹が有ったよ一応

　そうだけど、同じ自殺でも意味あいが違うよね…。
生活が裕福になって飢え死にする人がほとんどいないはずの日本や韓国でこれだけ自殺者が多い…。引き籠りも増えている。おかしな事なんだよ。
ある意味彼ら（自殺者や引き籠りの人）は欲望があまり無いとも言えるね。でも「放棄した」という感じで全然自然な感じではない。

　話を戻すけれど、ネイティブアメリカンの生活は西洋文明ほど物質的には豊かでは無かったけれど、西洋文明が入って来るまで満たされていたんだよね。少なくともヨーロッパ人がアメリカ大陸に来る以前の方が幸せだったはず。
つまり、欲求が満たされる為には（生理的欲求は大切だけれど）物質的に豊かになる事はあまり関係が無いと言えるよね。
物質的な豊かさと幸せに絶対的な法則は無い。

　だからと言って「貧しい方が幸せと言うわけではない」んだよね。物質的にも精神的に豊かな人もいる。物質的に豊かでも不幸な人、物質的にも精神的にも不幸な人、色々いる。
ネイティブアメリカンで言えば、西洋文明が入って来るにつれて若者たちに失われていったものがある。それは自然との調和する生き方でありその思想。

　ふむふむ・・・。

　では質問
自然界（またはネイティブアメリカンの思想）の中に無くて人間（西洋的な考え方）の中にだけある考え方、かりそめの幸福と不幸を作りだしている考え方ってな～んだ

　もしかして・・

　それぞれが考えようね～