唐史話三眛

唐初功臣傳を掲載中、約80人の予定。全掲載後PDFで一覧を作る。
その後隋末・唐初群雄傳に移行するつもりです。

浙西都団練観察使 鎭海軍節度使その3

2012-04-16 08:45:54 | Weblog
・長慶元年[821年]から太和二年[828年]観察使、太和8年[834年]から9年節度、開成元年[836年]
から2年観察使と三度の李裕の統治が目立つ、特に最初の統治は淫祠をのぞくなど積極的なものであった。
・大中12年[858年]宣歙の軍乱に備えて鎭海軍節度使がおかれたがすぐ廃された。
・咸通9年[868年]武寧龐の乱には淮南とともに派兵した。
・咸通年間より宰相格(杜審權.曹確.趙隠等)の赴任が続いた。そのため都団練観察使と節度使と制度が交替した。
・乾符二年[875年]には趙隠の待遇に不満があった將王郢等が乱を起こし浙江・浙東・福建の沿海部が
荒らされた。裴璩が赴任し乾符四年[877年]一応鎮圧したが不穏な状況は続いた。
・乾符五年[878年]高駢、六年周寶と武将が赴任し、主要な税収地である浙西を黄巣から防禦する處置が図
られた。そのため比較的乱の影響は少なかった。
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