2013年5月5日(日)
同行者:ホッシー、シモちゃん、ハッシー
遂に念願の大窓越え。。天気はマアマア持ちそう。
剱岳、後立山連峰もバッチリ。6:35出発。
薬師~雄山も。
別山への途中から。凄い景色。毛勝から白馬迄。
別山より。7:08
真砂沢に飛び込む。少しガリガリの処有り。7:22
鹿島槍。
此の沢もデカい。
気分好し。
本当にスケールがデカい。
剣沢出合。7:44
別山沢出合と剣沢上流。
今年の剣沢は雪が多い。殆ど流れが出ていない。こんなことは初めて。
あっと言う間に近藤岩と仙人山方面。8:02
三ノ窓。今日は誰も入って居ない。上部にデブリ少々。
池ノ平山が見えて来た。先行者3名が登っていた。
小窓入口。小窓の王。9:02
平ノ池付近よりの黒部別山と針ノ木。
池ノ平乗越。9:37
小黒部川を覗き込む。コッチハ初めて。3名の先行者有り。
イヤー快適でした。
大窓全貌。9:59 先行者が見える。(これだと見えないか?)
近づくと雪庇のデカいのが段々クッキリとして来た。
先行者のシュプールが消えているデブリ地帯を行く。気持ちの良いものでは無い。
デブリ地帯を突破し漸く大窓越えに取り掛かる。先行者は右手より上がって行ったが、すでにそこは雪崩の通り道。僕らはセオリー通り左手より。雪庇が薄気味悪い。
結構な急斜面。登っているとハングして居る様に見える。
最後の処はロープを使用。ホッシーが突破した。
白ハゲ。素晴らしい。12:14
中仙人谷滑降へ。12:36 適当な斜度、しかし新雪が10cmで重い。
快適に滑っていた積りが。
白萩川が見えてもう大丈夫と思ったが。甘くは無かった。先行者が左手の沢筋に行ったが、僕等は予てからの計画通り右手を選択。12:40
流される前の私(by ホッシー)
スラフに足を取られ流された。しかし斜度が其れ程で無く、スピードも遅かった為自力で立ち上がり脱出。ラッキーとしか言いようが無い。山の神様に感謝してもしきれない位感謝。標高差50m程、時間にして1分有ったか?カメラの時間でも丁度1分だった。12:41
右上から左下に向かってスラフが流れている。さっきまでの好天と打って変わって上はガス。
左俣と右俣の出合。左俣の方がデカいから(出口は狭いので雪が少ない時は詰まって仕舞う)スラフも大量に出ただろう。右俣を選んだのが幸運だったか。
其処から下もデブリランド。足が揃って居るので運良く凌いで降りて来れた。
大窓のデブリランドと右手、小窓出口。
去年より断然雪は少ない。
雷岩。
険悪な雰囲気の池ノ谷出口。殆ど土砂。
遂にタカノスワリ。あそこさえ越えれば帰れる。
タカノスワリのスノーブリッジは堕ちていた。今年は上は雪が多いが下は少ない。しかしジャンプで越えられる位の幅。13:46
去年はこの上をスキーで滑れた。今年はスキーを担いでスノーブリッジを越える。
今年は水も少なく、何と言う事も無く歩いて渡れました。去年は流れが凄かったからね。良かったよ。
無事に馬場島到着。神様に感謝。本当に良かった。14:47
此のルートは4~5年前から考えて居たが漸く実現出来ました。これも偏に仲間が良く、天候がバッチリで、運が味方して呉れたからだと思います。山の神様に本当に感謝です。
しかしスラフに流されたのは甘かった。あの雪の状態なら当然出ると思って行動しなければならない処、大窓迄トラブルも無く順調に来て、大窓を越えて気が緩み、中仙人谷の斜度を見て其れ程で無かったのでもっと気が緩んで仕舞ったのが大敗因。矢張り勝負は下駄を履く迄は分からないと言う事。まだまだ未熟。人間修行が足りない。
今回はラッキーで摺り抜ける事が出来ましたが、次回はこうは行かないでしょう。運や山の神様に頼らず(感謝は忘れず)、自分自身をもっとブラッシュアップ、研鑽を積まねばと固く肝に命じて居ります。