QAZのつれづれ日記

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北イタリアに行ってきました (1)

2019年11月07日 | 旅行


年々海外旅行は体力勝負です。
今回は半年間患った腰部脊柱管狭窄症がほぼ治ったあとだけに特に足腰に注意しながらの旅行でした。
帰国してもう1週間以上経ってしまいました。
やっと体調も戻って旅行の整理があらかたついたところです。
遅くなりましたが旅行記を綴ってみたいと思います。
写真掲載については風景や絵画の写真はネットに溢れるほど載っていますのでなるべくそれ以外の写真をと思っております。

今回は出発から少々トラブリました。
リムジンバスで成田に行こうと考えていたのですが即位に伴う祝賀パレードによる都内の交通渋滞が予想されるためバスの運行予定が立たないとのことで仕方なく成田エクスプレスで行くことにしてネットで切符を予約し駅で購入していましたら直前になってパレードが延期、バスのほうが便利なのですが今さら切符をキャンセルしてバスに変更する意欲も失せそのまま列車で行くことにしました。

その列車ですが、出発当日成田エクスプレスが駅に入ってくる直前、一人の男性がプラットフォームからころげ落ち線路にまたがるように寝ころがってしまいました。
そこら中の駅の赤ランプが点灯し警報が鳴り響きましたが、幸いなことにすんでのところで列車の急停止が間に合い大事故を免れました。
どうも酔っぱらって誤って落ちたようですが、プラットフォームにいた私は一部始終が良く見える位置にいましたのでぞっとしました。
列車は20分ほど遅れて発車しました。
どうもさい先良くないスタートではありましたが、その後の旅行は何事もなく順調でこの事件のこともその後すっかり忘れていました。

成田に着いていつも最初にやることは両替です。
一番割のいい両替所は成田空港グループ直営のGPAですが、メンバーの一人が千葉銀行の両替手数料1割引券を持っていましたので、両社の店頭表示レート (両替手数料込み)を見比べてどちらが得か計算しました。
手数料1割引後の両替レートは
店頭表示レート-0.1×(店頭表示レート-本日の生レート)
で計算できます。
私が手計算し千葉銀行のほうが有利とわかりましたので全員千葉銀行で両替を済ませました。

搭乗エアラインは私の一番乗りたくないアリタリアです。
航空会社の格付け調査を行うスカイトラックス社のエアラインオブザイヤー2019で何と72位という低位にランキングされています。
日本人大好きイタリアへの直行便を運航しているため仕方なく利用しているというのが実情でしょう。
添乗員の間では「アホタリア」とバカ呼ばわりされています。

往路のローマ行き機種B777-200ERは横10席(3+4+3)、通路が極端に狭くカートの横を人が通れません。
復路のミラノからのA330-200は横8席(2+4+2)、トイレが少なくエンターテイメント機器も旧式でよくフリーズして動かなくなります。
往路、復路とも日本語訳の映画が極端に少なく、機内食も中の下といったところでした。
マイレージはスカイチームですが共同運航しているスターアライアンスのANAが使えます。

2日目はローマ一日見学、ガイドさんにこの日は全日程で一番忙しい日になると言われました。
まずはヴァチカン見学です。
さすがローマ在住のガイドさんだけあって予約したヴァチカン美術館を先に見てからシスティーナ礼拝堂脇の抜け道を通ってサンピエトロ寺院を見学するという知る人ぞ知る最も効率的な見学ルートを取りました。
ヴァチカン美術館は予約しておくことで当日券を買い求める長蛇の列に並ばなくていいですし(予約料が必要ですが)、システィーナ礼拝堂脇の抜け道を通ることでこれまたサンピエトロ寺院に入場するためのセキュリティチェック待ちの長蛇の列に並ばなくて済みます。

ヴァチカン美術館はまだ朝の早い時間でしたがすでに人でごった返していました。

込み合う館内券売フロア

まずは美しい螺旋階段を見てから、ガイドさんはいきなりピーニャの中庭でシスティーナ礼拝堂の中の絵画の説明を始めました。
私と家内はその間に別行動しピナコテカに行ってラファエロの「キリストの変容」とミケランジェロの彫刻「ピエタ像」(レプリカ)を見てきました。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「聖ヒエロニムス」は貸し出し中とかで残念ながら見ることができませんでした。
このあと見たかったピオ・クリメンティーノ美術館はすっ飛ばされて上階のタペストリーのギャラリー、地図のギャラリーのいつも込み合う長い直線廊下を歩いてラファエロの間で「アテナイの学堂」を鑑賞しました。
それから再び下階に下りてシステーナ礼拝堂でミケランジェロの「最後の審判」と天井画「創生期」を見ることができました。

ガイドさんにせっつかれるように先を急いでシスティーナ礼拝堂脇の抜け道からサンピエトロ寺院に入場。

システィーナ礼拝堂脇の抜け道

午後も大忙し、フォロ・ロマーノ、コロッセオ、トレビの泉、スペイン階段をあたふたと巡りました。
デジカメのバッテリーが切れ、換えのバッテリーをホテルに置いてきたため残念ながら午後は何も写真に残せませんでした。
当初コロッセオは外観を見るだけで入場しない予定だったのですが、見学希望者が多かったのか入場することになり(チケットは元々フォロ・ロマーノとの共通券)、その分私がじっくり見たかったフォロ・ロマーノの見学時間が削られた格好になりました。

フォロ・ロマーノでは特に見たかった聖母マリアアンティクア教会がガイドさんの説明によれば閉まっているとのことで見学できなかったのですが、せめて外観だけでもとここも別行動で見に行ってきました。
行ってみると建物の出口が開いていて係りの女性が座っていました。
入りたそうなそぶりをしていたのを感づかれたのかまったくラッキーなことにどうぞと言うしぐさ、本来ならばこの教会は別途チケットを購入しなければ入れないのですがフリーで入ることができました。

閉まっているはずの教会の中に見学者が何人かいました。
私のように出口から特別に入れてもらった人なのか正規に入口から入場した人なのかは不明です。
この教会は遺跡保護のため入場できる曜日、一日の参観者数や参観時間帯などが細かく制限されています。
たまたま私が見学した時間が時間外だったのかすでに定員オーバーだったのかよくわかりません。
バッテリー切れで絶好の機会に写真が取れなかったのはかえすがえすも残念なことでした。
パラティーノの丘からフォロ・ロマーノを俯瞰したかったのですがこれも時間の都合で叶いませんでした。

3日目はフィレンツェ観光です。(つづく)

関連ブログ:
北イタリアに行ってきました (2) (2019.11.28)
フォロ・ロマーノ 下調べ(2019.10.18)
ヴァチカン美術館 下調べ(2019.10.07)
7度目のイタリアへ(2019.09.19)


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2 コメント

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おかえりなさいませ♪ (mio)
2019-11-07 18:14:31
本当にお忙しい旅ですね。私もイタリア好きですが、とても真似できません。

さて、アリタリア、そんなにダメですか?私が運が良かったのかな。殆どのエアラインに乗ってますが、機内食を平らげたのはアリタリアだけでした(笑

CAもイケメンで、タイミング良くワインを注いでくれるし、おもてなし感満載でしたけどね。

ローマのフウミチーノ空港(合ってますかしら?)ってヨーロッパで一番混雑する空港なんですってね。おまけに、EUになってから、入国スタンプもなく、すいすいと入れるんですよね。スタンプ楽しみにしていたのに。

私はいつも現金は3万円程両替して、後は全部カードです。カードだと悪用された時の保障がありますし、現金は盗られたら、アウトですもの。

ローマでは、今ジプシーが問題になっていますね。老婆のジプシーが萎んだオッパイをアカンボにくわえさせて、私にこの子のミルク代をくれとか言われました。

その年で(50~60歳位)でアカンボ産めるかいな、産んでから言え!と思ってましたっけ。

ミラノのイータリーも行かれましたか?あそこは、欲望は食しか残っていない私には垂涎ものでした。

そうそう、ミラノ博にも行きました。キティちゃんのお箸でお握り食べて帰りましたヨ。
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北イタリアに行ってきました (1) (QAZ)
2019-11-07 20:34:45
上から読んでも下から読んでもアリタリア、きっとイタめしがお好きなのかな?
直行便がなければとっくに倒産しているかも、そのうちANAが買収する?
ローマの空港でアリタリア社員による荷物抜き取りが発覚し49名逮捕されたというとんでもない会社、経営が苦しく安月給で社員をコキ使っているのかも。
今は入国審査が簡単になりましたね、記念?スタンプを押してくれません。
両替は必要最小限でいいですね、今回は全員一人一律2万円を両替、食事時の飲み物代やチップなどに必要なほかはほとんどカードで間に合いますね。
イータリーではなかったと思いますが日本のコストコのようなところで大好きなミントチョコをいっぱい買い込みました。
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