18世紀に生まれ活躍したマンドリニストの紹介です。
生誕順にその2からの続きです。
■ Giovanni Battista Gervasio (ジョバンニ・バッティスタ・ゲルヴァシオ、
c.1725-c.1785)
ナポリ生まれのマンドリン作曲家。
西暦年の前のc.(circa)は「頃」、「およそ」を表しています。
Gimo Music Collectionに作品があります。
Gimo144(Mandolin Sonata in D Major)の楽譜と演奏です。
■ Giovanni Francesco Giuliani (ジョヴァンニ・フランチェスコ・ジュリアーニ、1760-1818)
フィレンツェ西の港町リボルノ生まれのヴァイオリニスト。
マンドリンを含むいくつかの器楽室内楽曲を作曲しています。
没年については1820年説もあります。
Mandolin Quartet in A Major (レコード)
Mandolin Concerto in F
■ Leonhard von Call (レオンハルト・フォン・コール、1767-1815)
イタリア生まれのマンドリンとギターの名手。
世界音楽全集「マンドリン・ギタア曲集」第26巻(大河原義衛編、春秋社、1931年)にマンドリン、ギター二重奏曲「変奏附歌謡調」が収められています。
■ Giovanni Hoffmann (ジョバンニ・ホフマン、1770-1814)
ウィーン生まれのマンドリン作曲家であり奏者。
Giovanni Hoffmann: Quartet A-Dur for Mandolin, Violin, Viola and Cello
■ Johann Nepomuk Hummel (ヨハン・ネポムク・フンメル、1778-1837、スロヴァキア)
モーツァルトの家に住込み2年間に渡ってピアノを師事しました。
ハイドンにオルガンを学び、またベートーヴェンと親交を結びました。
生前にあってはヨーロッパ最高の作曲家、ピアノ奏者の一人に数えられ、ベートーヴェンと並び称される巨匠の一人として音楽界に君臨しました。
シューベルト、メンデルスゾーン、ショパンらと交流を持ち、かつ多大な影響を与えました。
マンドリンとピアノのためのソナタ ハ長調Op.37a
マンドリン協奏曲 ト長調S.28 第一楽章
18世紀生まれのマンドリニストについてはこれで終了、いずれ1~3をまとめて整理しHPのマンドリン玉手箱に掲載する予定です。
次は19世紀生まれのマンドリニストについて調べたいと思います。
関連ブログ:
・18世紀生まれのマンドリニスト 2 (2020.03.22)
・18世紀生まれのマンドリニスト (2018.08.28)
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