参議院議員 大島九州男の活動日記 「Q-blog」

参議院議員・大島九州男(おおしま くすお)の活動記録です。

地域包括ケアの必要性

2012年01月31日 | Weblog

 このところ、厚生労働部門会議のWT(ワーキングチーム)で介護に関する勉強会が相次いでいます。

 日本の高齢化問題が日を追って現実味を帯びる中、どうやって「人生最後の時」を迎えるべきかという議論が重ねられています。

 この数年間の統計では、病院のベットで最後の時を迎える方が約8割で、多くの方が「自宅で最後を迎えたい」と望む姿とは正反対の結果となっています。
 
 こうした中、地域包括ケアの実現こそが「自宅で最後の時を迎えたい」という方々の思いを叶えるのだと言えます。

 今年4月1日に施行される「改正介護保険法(介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律)」では、地域包括ケアシステムの実現を目指して、医師や看護師、医療スタッフらが一丸となり、主に自宅療養中の患者などをケアしながら、QOL(クオリティーオブライフ)の充実を図るというものです。

 病院や介護施設などのハード面だけではなく、今後は地域包括ケアというスローガンのもと、ソフト面からも高齢化社会を支えていこうという考えです。

 これから始まる新しい取り組みではありますが、これからの高齢化社会をしっかりと受け止めながら議論を深化させてきたいと思います。