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プロ野球 OB投手資料ブログ

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小林誠

2023-12-29 13:08:13 | 日記
1965年
「将来の大物まちがいなし」と林監督や首脳陣が太鼓判を押す選手が台頭している。背番号59番。保原高出身で十九歳の二年生、小林誠二塁手。1㍍75、73㌔の小林は大きな体ではないが、軽快な守備ぶりはともかく、パンチのきいたバッティングはますます磨きがかかり、キャンプの進境ナンバー1といわれている。湯之元キャンプを訪れる評論家たちもそろっていい選手だと目を見張っているが、中でも別当薫氏の惚れ込みようなどが桁外れ。「他の選手には失礼だが、湯之元キャンプでずっと小林のバッティングに釘付けにされてしまった。柔らかく力が抜けて強烈なスイングができるのが魅力だね。バッティングの正確さ、フォームのできている点では、豊田や徳武などよりもはるかに上だと思う。リストワークが見事で三塁方向に飛ぶ彼の当たりは打球の速さではナンバー・ワン。もし二塁の守備に不安があるようだったら、外野なりどこかに彼が出場できるポジションを捜してやるべきだ。」と別当氏もべた褒め。林監督もそれは十分承知の上だ。昨シーズン、小林はイースタンでは三年生の望月の控えとして34試合にしか出ていない。打率は2割4厘(64打数13安打)で、長打は二塁打が3本だけ。無難な二塁手と地味な評価だった。しかし、まだ十九歳の若さに加え、柔軟な体を持っており、粘り強い根性もあるだけに期待は十分持てる。新生国鉄の新星として売り出すだろう。

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