1962年
さきに巨人入りが決まっていた広陵高の山本英規選手(18)=1㍍75、80㌔、右投右打=の入団発表が、三十日午前十一時から銀座西の読売本社五階会議室で行われた。巨人側から高橋社長、正力亨副社長、川上監督が出席したが、さすがに大物選手の入団とあって首脳陣もえびす顔。両親の山本銀一さん、コサミさんにつきそわれた山本選手は、記者団の質問に顔をあからめてボソボソ。いかにも純朴そうな表情に川上監督が助け舟を出す一幕さえあった。
同選手は高校一年のときから広陵に山本ありとさわがれた強肩好打の選手で、高校での通算打率は四割強をマーク、特に長打力も備え、ことしすでに5本のホームランを飛ばしている。なお同選手は午後二時から多摩川での練習を見学した。研修期間は百試合。背番号は未定。
ー巨人入りの動機は。
山本 小さいときから巨人が好きでしたし、同じ野球をやるなら巨人でと思っていました。
ー野球をはじめたのはいつか。
山本 中学一年からです。そのころはずっと投手で、内野をやるようになったのは高校に入ってからです。
ーいままで当たった投手でこわいと思った投手は。
山本 ありません。下関商の池永君ともやりましたが、たいした投手とも思いません。
ーベース・ランニングはどれくらいか。
山本 16秒です。あまり早くありませんが…(笑い)
ー目標とする選手はだれか。
山本 やはり長島さん、王さんです。そのためにも一生剣舞がん張ります。
川上監督の話 山本君がウチに入ってくれたことを喜んでいる。体もいいし、これから大いに伸びる素質を持っているので、近い将来有力な五番打者となるだろう。
長島選手の話 いままでボクのあとがまがいなかったので山本君の入団はうれしい。体もいいそうだし、立派な選手になるだろう。控えがいると思えば安心してプレーできるからね。当分は追い越されることもないだろうが、若い人が入ってくれることはいいことだ。
さきに巨人入りが決まっていた広陵高の山本英規選手(18)=1㍍75、80㌔、右投右打=の入団発表が、三十日午前十一時から銀座西の読売本社五階会議室で行われた。巨人側から高橋社長、正力亨副社長、川上監督が出席したが、さすがに大物選手の入団とあって首脳陣もえびす顔。両親の山本銀一さん、コサミさんにつきそわれた山本選手は、記者団の質問に顔をあからめてボソボソ。いかにも純朴そうな表情に川上監督が助け舟を出す一幕さえあった。
同選手は高校一年のときから広陵に山本ありとさわがれた強肩好打の選手で、高校での通算打率は四割強をマーク、特に長打力も備え、ことしすでに5本のホームランを飛ばしている。なお同選手は午後二時から多摩川での練習を見学した。研修期間は百試合。背番号は未定。
ー巨人入りの動機は。
山本 小さいときから巨人が好きでしたし、同じ野球をやるなら巨人でと思っていました。
ー野球をはじめたのはいつか。
山本 中学一年からです。そのころはずっと投手で、内野をやるようになったのは高校に入ってからです。
ーいままで当たった投手でこわいと思った投手は。
山本 ありません。下関商の池永君ともやりましたが、たいした投手とも思いません。
ーベース・ランニングはどれくらいか。
山本 16秒です。あまり早くありませんが…(笑い)
ー目標とする選手はだれか。
山本 やはり長島さん、王さんです。そのためにも一生剣舞がん張ります。
川上監督の話 山本君がウチに入ってくれたことを喜んでいる。体もいいし、これから大いに伸びる素質を持っているので、近い将来有力な五番打者となるだろう。
長島選手の話 いままでボクのあとがまがいなかったので山本君の入団はうれしい。体もいいそうだし、立派な選手になるだろう。控えがいると思えば安心してプレーできるからね。当分は追い越されることもないだろうが、若い人が入ってくれることはいいことだ。
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