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プロ野球 OB投手資料ブログ

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菅原勝矢

2016-12-17 09:27:34 | 日記
1967年

「相手がどこでもこわがらない。登板させると喜んでいる。野球がおもしろくてしようがないのだろう」川上監督は逃げを知らない菅原の積極性を高く買っている。昨年と比べて進歩した点は四球の心配がなくなったことだ。それに昨年は速球一点ばりだったが、ことしはキャンプで右打席の外角に鋭く落ちるスライダーをおぼえた。腰痛の堀内に代わってベロビーチキャンプに参加できたことが菅原には大きな収穫だった。スチュアートは菅原には手も足も出なかった。4打席で無安打。しかも2三振。「スチュアートにはスライダーで攻めた。真っすぐ走っていたので、よけいスライダーは威力があった。だが完投できたのは四球を出さなかったからだろう。ねらったところへ大体タマがいった」こういってプロ入り初の無四球試合を自慢した。だが、コントロールはまだ完全でない。桑田には2-3から外角をねらった直球が真ん中にはいってホームランされた。「桑田さんのような一発長打のある人にはもっと慎重に投げなくてはいけない。簡単にストライクを取りにいくと痛い目に会うことがよくわかった」若い投手は打たれるたびに進歩していく。試合前、前夜奪三振16個のセ・リーグ新記録をたてた金田に「わしのような年寄りでもこれだけやっているんだから、お前らも若いものはもっとピリッとほおらんといかん」とハッパをかけられた。最近の菅原はしょっ中金田にくっついて練習している。ランニング、柔軟体操はいつもいっしょ。「金田さんのことばが気持ちのささえになった」菅原は金田を一番尊敬している。

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