街の風景

散歩の時に出会った何気ない風景、手押しポンプ、使われなくなったコンクリート製のゴミ箱、懐かしい洋館付き住宅などなど。

続・早島町の街の風景…岡山県都窪郡早島町

2009-03-20 23:15:01 | ウォーキング
早島町の街ウォーキングを続けます。

金比羅詣往来で賑わった現在の県道を歩いていると、「いかしの舎(や)」に出会います。

「いかしの舎(や)」は、早島が「い草」で栄えて時代の問屋の町家の寺山家の建物(明治末期建築)を改修して、

文化交流の拠点として、蘇らせた施設と言う事です。



外観はなまこ壁の展示室、長屋門、喫茶室、研修室、茶室などが整備されています。
電柱の陰になっている処の長屋門の格子戸の所から入ります。


和室の縁側や和風の庭園。                   竹坪庵と言う茶室の屋根は藁屋根です。

この「いかしの舎(や)」は、色々な催し物なども行われているようで、私が行った時は、

呉服屋さんが母屋の座敷を借り切って、着物の展示会をしていました。

そのほか、3月22日(日)には 「いかしの舎 お座敷狂言」が開催されるようで、切符は売切れですと書かれていた。

お役所は建物を建てるが、その後の利用については考えていない事が多いが、早島ではそんな事が無いのだろう。



県道は、昔は四国に渡る為の道だったのでしょうが、今は高速道や国道が整備されているので、

早島のこの県道を走る車は、町の人の車が多いようでたまにしか来ない。

その道路の両側には、中々良い雰囲気の家が建っている。       どっしりとした蔵。
      


タバコ屋さん。                           タバコ屋さん。


          県道からちょっと入った所に、藁屋根の家がある。まだ、屋根は綺麗です。
          


藁屋根がある大邸宅。



           擬洋風建築の理髪店。もう廃業しているとの事。
           

棟のレリーフ。柱型の飾り。西洋に憧れたのでしょう。      入り口のアーチ。



これも、擬洋風建築の理髪店。上の建物と同じ設計者だろう。



町指定重要文化財・建造物「清澄家住宅」明治41年建築の洋風2階建住宅で、

町内に残る唯一の明治洋風建築との事。


洋風建築は少しありましたが、私の好きな洋館付き住宅は見つけることが出来ませんでした。

しかし、早島町はまだ町中にも藁屋根の家が残っているし、戦前に建てられた和風建築が、

良く手入れされた状態で残されていた。

その様な建物が町並みを作り、小さな町ではあるが、豊かさが感じられる町を感じました。

友人が言った「古い建物の町並みが在る」は充分にみる事が出来ました。

早島町があまり他所には知られてはいないのはいい事で、このままに静かな町で在り続けて欲しい。

「風格がある往来ロマンのまち早島」が早島町のキャッチコピーです。






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