作文小論文講座

苦手な作文を得意に。小学生から受験生まで、文章上達のコツを項目別に解説。作文検定試験にも対応。

作文検定を受けてみよう ~準2級~

2005-02-16 | 小論文
<第一段落>
 長文の要約または状況説明を書きます。状況説明とは、長文のテーマについて、実例を挙げながら現況を説明するものです。そして、そのあとに長文のテーマをもとに、社会問題を提起をします。
 【例】「日本人に個人主義が欠けており、世間に流されやすい面があるところに問題がある。」

<第二段落>
 第一段落で示した問題の原因の一つ目を書きます。
 【例】「その第一の原因としては、日本の農耕民族の歴史が、日本人の国民性を作ったということが考えられる。」
 次に、その原因についての実例を挙げます。まずは体験実例が書きやすいと思います。読む人の共感を得られるような実例をさがしてみましょう。
 
<第三段落>
 原因の二つ目を書きます。
 【例】「第二の原因としては、日本の社会が島国であるために、異質の文化を持った人との接触が少ないということが考えられる。」
 次に、第一段落と同じようにその方法に関する実例を挙げます。もちろん、体験実例でもよいのですが、伝記実例、歴史実例、自然科学実例などを挙げると話題が広がります。 

<第四段落>
 反対意見への理解を示した後、提起した問題を解決するためにどうしていくべきかをまとめます。
 【例】「確かに、日本人の世間志向が安定した社会を築いてきた面はある。しかし、これからの国際化社会では、日本人も自分の意見をしっかり持った個人主義的な発想をしていく必要がある。」
 ここには「○○○とは、AではなくBである。」という形の自作名言も入れてみましょう。
 【例】「個人の意見を主張することは、社会の中で孤立することではなく、社会の中で生きるための方法なのである。」

★「問題」「原因」「確かに」「ではなく」など指定されたキーワードが入っていないと減点になるので注意しましょう。
 キーワードについては、日本語作文小論文検定の勉強の仕方「表現のキーワードを入れて書く」のページを参考にしてください。

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