作文小論文講座

苦手な作文を得意に。小学生から受験生まで、文章上達のコツを項目別に解説。作文検定試験にも対応。

花の絵を描き始めるとき

2014-08-10 | 作文
 今週の小学校5年生の課題は、「花の絵を描き始める時、心は画用紙のように真白でありたい……」で始まる星野富弘さんの文章についての感想文です。

 知識や先入観を持って物事を見ると、その物事の真実から離れてしまうことがあります。

 思い込みをなくし、真白な心で物事や人を見ることは、自分の世界を広げることにもつながるでしょう。

 この文章の似た話として、チューリップのことを書いてくれた生徒がいます。

 「ぼくは、ずっと、チューリップの花びらは6枚だと思っていた。でも、理科の授業で、外側の3枚はがくであることを知った。」

 (恥ずかしながら初耳でした。^^;)

 さらに、「このことは、一石二鳥の役割を果たしている。」と続けています。

 つまり、外側にある3枚のがくは、がくとして内側の花びらを守ると同時に、花を一層美しく見せるためにも一役買っているというのです。

 なるほどと感心しました。一つの真実が新しい発見につながっています。だからこそ、まずは、真白な心で物事を見ることが大事なのですね。

 子供は、本当に純真な心を持っています。(^^)


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