「マイ・ディア・ミスター 私のおじさん」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/2d/b0abb060bb34d90919b2a7672a9c904f.jpg)
いいドラマが見れてよかった~、としみじみ感動した作品。
建設会社の部長ドンフン(イ・ソンギュン)は現社長に疎まれ、
鬱々とした日々を送っている。
彼が派遣として雇ったジアン(IU)は死んだ親の借金返済を背負わされ、
聾唖の祖母を抱えて食うにも困る生活。
ひょんなことからドンフンの妻が社長と不倫関係にあることを知ったジアンは
それをネタに社長を脅し、お金をもらう。
そしてドンフンを陥れようとする社長の悪だくみの片棒を担ぐことに。
そうとは知らないドンフンはジアンを気の毒に思って何かと手を差し伸べる。
ドンフンの優しさにジアンの頑なな心は揺れ始め、
自分の過ちとドンフンへの思いに気づき・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/bd/6f616e23b12d3bec2d6e71a2947b8132.jpg)
お人よしと言ってもいいほど邪心のないドンフン。
周りに二人の関係を疑われようとも気にせず、
気の毒なジアンの世話を焼く。
彼を取り巻く兄弟や仲間が、鬱陶しくもあり温かくもあり。
彼は3人兄弟の真ん中だが、兄も弟も身の定まらない中途半端な人生。
母親が「3人とも一流大学に入れて昔は鼻高々だったのに」と嘆く。
どうやらソウルの下町らしい地区に暮らす彼ら、
地元の仲間はみんな人生挫折組。
リストラ、離婚、商売失敗、夢の挫折・・・
大会社に勤めて順風満帆にみえるドンフンも、社内の派閥争いにうんざりしている。
妻ともうまくいかない。
でも彼らの地元愛と結束はものすごく、仲間の女性がやっている酒場に
夜な夜な集まっては年じゅう同窓会状態。
誰かが辛い時はみんなが憤り、誰かにいいことがあればみんなで喜ぶ。
誰かが困ったときはみんなが助ける。
飲んで騒いでうっ憤を晴らし、肩の力を抜く場所。ベースキャンプみたいな場所。
ちょっと抜けてる兄ちゃんも、短気だけど意外と純粋な弟も
愛すべき人間だ。
こんな仲間と場所があるから、
ドンフンはたとえ会社で冷遇されても
他者への優しさと温かさを失わずにいられるのだろう。
かたやジアンは幼いころから殴られて育ち、人間不信に陥っている。
誰とも口を利かず、イヤホンで耳を塞いで他人をシャットアウト、
そして自分は生きる価値のない人間だと思っている。
「みんな気の毒がって3,4回は施してくれるが、そのあとは無い」
ハタチそこいらでそんな諦観を持つなんて、何という人生だろう。
親の借金は放棄できること、世帯分離すれば祖母を施設に入れられること、
ドンフン以外、誰も教えてくれなかった。
そんなふたりが、いつの間にかお互いを励ましあって
人生をやりなおしていくというヒューマンドラマ。
イ・ソンギュン、最近あまりいい役に付いていなかったが、今作は![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/12/0f63cc64c9f1a5e7beee79f2e6cf9dfb.jpg)
深みのある役で、よかった。
でも、おじさんというのはちとかわいそう。まだまだ色っぽい青年の感じ。
美声健在なり(#´ο`#)
IUちゃんは元気いっぱいのキュートな役が多かったが、
今回はセリフもほとんどない暗くて貧しくて幸薄い役。
難しかっただろうが、役者としてワンステップ上った感じ。
それにしても、
「マイ・ディア・ミスター」って。なんやねんコレ!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0152.gif)
サッパリわけわからんタイトル。
もうちょっとどうにかならんもんか。タイトルで損している典型例。
「マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~」DVD予告編
もうひとつ。
「ハンムラビ法廷」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/89/71b0d01c02c06c9048acb50c2e35eec0.jpg)
予告Vでは「胸キュン・リーガル・ラブコメ」とあるが、
さほど胸キュンでもなく、ラブもコメも少なめ。
人気の二人だから、中途半端にラブコメにしなくても視聴率は獲れるだろうに。
私はどっちかといえばお仕事ドラマとして観たけど、
十分見応えあり。面白かった。
バルン(エル)はソウル中央地方裁判所、民事部の判事。
そこに新人判事オルム(Ara)が配属されてくる。
彼女はバルンの初恋の相手だった。
人間嫌いでクールで原則や前例に則った判断を下すバルン、
正義感が強く当事者にすぐ感情移入してしまうオルム。
ひとつの判例に正反対の結論を導き出す二人。
そんな二人が机を並べて仕事することに。
新人ゆえ裁判所内の不文律も知らず、
破天荒なことをやらかしては上司に睨まれる問題児のオルムだが、
考えてみれば、彼女は間違ったことは言っていない、
自分たちが上を忖度し、臆病になり、事なかれ主義になっているだけ
と気づくバルン。陰に陽にオルムを助ける。
やがて若手判事たちも巻き込んで、裁判所内の空気は変わっていく・・・。
判事の仕事というのは
ひとの運命を左右する仕事。ひとの恨みを買う仕事。
重圧に耐え得る心身のタフさがないと務まらない。
その前に
裁判所という組織自体が判事間の出世争いの場であり、
ブラック企業さながらの長時間労働の場であり、
女性蔑視の旧態依然としたオッサン社会。
オルムはそこから変えようと奮闘する。
扱う裁判が長時間労働、遺産相続争い、パワハラ、セクハラetc...
日本の社会問題とほぼ同じ。
証拠がなく事実認定が難しかったり、
新たな証言が出てきたりで裁判は難航、
そのたびふたりは衝突しながらも、
資料を読み込み、議論し、判決を下す・・・。
このあたりがなかなか面白いし、勉強になる。
ふたりは仕事上の同志として信頼を深めていく。
でも元々好きな相手であるだけに、バルンは最初から超甘々。
ちらちらと隣のオルムを気にする姿がかわいい。
彼の仕事の効率は確実に落ち、
ケアレスミスは確実に増えただろうと思われ(^0^)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/77/3e2338b0c277d071bc42aec0c1263e2a.jpg)
エルくんはもうカンペキにきれい。
仕事男子の白シャツ腕まくりは・・・
反則よ~ ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
「イ・ソン」の時もきれいな子だな~と思ったけど
役者としても着々と成長しているようだね。
Araちゃんはこういう意思のはっきりした勝気な役がピッタリ。
脇には、居るだけでほんわかしてくるソン・ドンイル氏、
「神ク」のリュ・ドックァンくんも二枚目半ぐらいの役柄で出ている。
「ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~」DVD 2019.5.9リリース【予告編】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/2d/b0abb060bb34d90919b2a7672a9c904f.jpg)
いいドラマが見れてよかった~、としみじみ感動した作品。
建設会社の部長ドンフン(イ・ソンギュン)は現社長に疎まれ、
鬱々とした日々を送っている。
彼が派遣として雇ったジアン(IU)は死んだ親の借金返済を背負わされ、
聾唖の祖母を抱えて食うにも困る生活。
ひょんなことからドンフンの妻が社長と不倫関係にあることを知ったジアンは
それをネタに社長を脅し、お金をもらう。
そしてドンフンを陥れようとする社長の悪だくみの片棒を担ぐことに。
そうとは知らないドンフンはジアンを気の毒に思って何かと手を差し伸べる。
ドンフンの優しさにジアンの頑なな心は揺れ始め、
自分の過ちとドンフンへの思いに気づき・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/bd/6f616e23b12d3bec2d6e71a2947b8132.jpg)
お人よしと言ってもいいほど邪心のないドンフン。
周りに二人の関係を疑われようとも気にせず、
気の毒なジアンの世話を焼く。
彼を取り巻く兄弟や仲間が、鬱陶しくもあり温かくもあり。
彼は3人兄弟の真ん中だが、兄も弟も身の定まらない中途半端な人生。
母親が「3人とも一流大学に入れて昔は鼻高々だったのに」と嘆く。
どうやらソウルの下町らしい地区に暮らす彼ら、
地元の仲間はみんな人生挫折組。
リストラ、離婚、商売失敗、夢の挫折・・・
大会社に勤めて順風満帆にみえるドンフンも、社内の派閥争いにうんざりしている。
妻ともうまくいかない。
でも彼らの地元愛と結束はものすごく、仲間の女性がやっている酒場に
夜な夜な集まっては年じゅう同窓会状態。
誰かが辛い時はみんなが憤り、誰かにいいことがあればみんなで喜ぶ。
誰かが困ったときはみんなが助ける。
飲んで騒いでうっ憤を晴らし、肩の力を抜く場所。ベースキャンプみたいな場所。
ちょっと抜けてる兄ちゃんも、短気だけど意外と純粋な弟も
愛すべき人間だ。
こんな仲間と場所があるから、
ドンフンはたとえ会社で冷遇されても
他者への優しさと温かさを失わずにいられるのだろう。
かたやジアンは幼いころから殴られて育ち、人間不信に陥っている。
誰とも口を利かず、イヤホンで耳を塞いで他人をシャットアウト、
そして自分は生きる価値のない人間だと思っている。
「みんな気の毒がって3,4回は施してくれるが、そのあとは無い」
ハタチそこいらでそんな諦観を持つなんて、何という人生だろう。
親の借金は放棄できること、世帯分離すれば祖母を施設に入れられること、
ドンフン以外、誰も教えてくれなかった。
そんなふたりが、いつの間にかお互いを励ましあって
人生をやりなおしていくというヒューマンドラマ。
イ・ソンギュン、最近あまりいい役に付いていなかったが、今作は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/12/0f63cc64c9f1a5e7beee79f2e6cf9dfb.jpg)
深みのある役で、よかった。
でも、おじさんというのはちとかわいそう。まだまだ色っぽい青年の感じ。
美声健在なり(#´ο`#)
IUちゃんは元気いっぱいのキュートな役が多かったが、
今回はセリフもほとんどない暗くて貧しくて幸薄い役。
難しかっただろうが、役者としてワンステップ上った感じ。
それにしても、
「マイ・ディア・ミスター」って。なんやねんコレ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0152.gif)
サッパリわけわからんタイトル。
もうちょっとどうにかならんもんか。タイトルで損している典型例。
「マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~」DVD予告編
もうひとつ。
「ハンムラビ法廷」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/89/71b0d01c02c06c9048acb50c2e35eec0.jpg)
予告Vでは「胸キュン・リーガル・ラブコメ」とあるが、
さほど胸キュンでもなく、ラブもコメも少なめ。
人気の二人だから、中途半端にラブコメにしなくても視聴率は獲れるだろうに。
私はどっちかといえばお仕事ドラマとして観たけど、
十分見応えあり。面白かった。
バルン(エル)はソウル中央地方裁判所、民事部の判事。
そこに新人判事オルム(Ara)が配属されてくる。
彼女はバルンの初恋の相手だった。
人間嫌いでクールで原則や前例に則った判断を下すバルン、
正義感が強く当事者にすぐ感情移入してしまうオルム。
ひとつの判例に正反対の結論を導き出す二人。
そんな二人が机を並べて仕事することに。
新人ゆえ裁判所内の不文律も知らず、
破天荒なことをやらかしては上司に睨まれる問題児のオルムだが、
考えてみれば、彼女は間違ったことは言っていない、
自分たちが上を忖度し、臆病になり、事なかれ主義になっているだけ
と気づくバルン。陰に陽にオルムを助ける。
やがて若手判事たちも巻き込んで、裁判所内の空気は変わっていく・・・。
判事の仕事というのは
ひとの運命を左右する仕事。ひとの恨みを買う仕事。
重圧に耐え得る心身のタフさがないと務まらない。
その前に
裁判所という組織自体が判事間の出世争いの場であり、
ブラック企業さながらの長時間労働の場であり、
女性蔑視の旧態依然としたオッサン社会。
オルムはそこから変えようと奮闘する。
扱う裁判が長時間労働、遺産相続争い、パワハラ、セクハラetc...
日本の社会問題とほぼ同じ。
証拠がなく事実認定が難しかったり、
新たな証言が出てきたりで裁判は難航、
そのたびふたりは衝突しながらも、
資料を読み込み、議論し、判決を下す・・・。
このあたりがなかなか面白いし、勉強になる。
ふたりは仕事上の同志として信頼を深めていく。
でも元々好きな相手であるだけに、バルンは最初から超甘々。
ちらちらと隣のオルムを気にする姿がかわいい。
彼の仕事の効率は確実に落ち、
ケアレスミスは確実に増えただろうと思われ(^0^)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/77/3e2338b0c277d071bc42aec0c1263e2a.jpg)
エルくんはもうカンペキにきれい。
仕事男子の白シャツ腕まくりは・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
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「イ・ソン」の時もきれいな子だな~と思ったけど
役者としても着々と成長しているようだね。
Araちゃんはこういう意思のはっきりした勝気な役がピッタリ。
脇には、居るだけでほんわかしてくるソン・ドンイル氏、
「神ク」のリュ・ドックァンくんも二枚目半ぐらいの役柄で出ている。
「ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~」DVD 2019.5.9リリース【予告編】