多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

紫色のアメリカ

2004-11-09 00:18:06 | USA
本日も、我輩の最近の最愛好サイト「暗いニュースリンク」が取り上げた記事が最高!
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/
兎に角、タイムリーに興味深い問題意識をさりげないタッチで紹介されている。
この地図を作成したジェフ・カルバー氏のコメントを引用:

「今日ずっと考えてたんだが、大統領選挙の接戦状態を考慮すれば、赤対青で分かれているグラフィックは、すごいミスリーディングじゃないかと思うんだ・・・で、自分でも地図を作ってみた。」

御覧のように、青色の強いのが民主党有利、より青に近いと民主党の得票率が高いということ。逆に赤色が強いのが共和党有利、と言う見方である。
実際には、このサイトでは、州毎から更に地域を細分化して地方別にこの民主vs共和の得票率を色で表している別の大学教授による分析も紹介している。こうした分析は分かりやすく、また面白い。大したものだ。(日本でもこういう分析やると面白いのでは。得票率はさほど高くない自民党が何となく大敗を逃れた前回の選挙など、このような分析をすると選挙制度に助けられていることが一目瞭然となるのでは。)
『暗いニュースリンク」では、この状況を表して『アメリカはパープル(紫)になった』としている。まさしく言いえて妙である。
先般、アメリカは西海岸全州、そして東海岸中央から北及び五大湖近辺の多くの州でKerryの民主党が勝利し、残りの地図では米国の真ん中大部分をBushが勝利した形が鮮明に出ていたが、実態はどこも接戦が多く、白黒、いや、赤青はっきりするほどの大差でもないとのこと。
州毎の選挙人の算出方法やら、得票多い候補者の選挙人まる取り方式の採用やら、その辺の設定条件のチューニング次第では、また結果も異なってきた可能性もあるのでは。4年前の大統領戦でも勝ったのはBushだったが、得票率では対立候補のGoreだったのだ。負けたほうとしては、納得し難いものがあったものと推される。

青色部分の星、と独立時の13州を表す赤線の部分からなる星条旗、これを機にいっそのこと青と赤の部分は全部紫色にしちゃったら? (アメリカに怒られる?)

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