MOMAがニューヨーク・マンハッタンに戻ってきた、というニュースを見た。
この土曜日のことである。
AP電によると、「2年半ぶりに新装なったMOMAにニューヨーク市民は長い列をなした」とある。
どうもFree Viewing 即ち、ただであった、ということもあったのだろうが、それにしてもNY名物の復活に市民の心の踊りようも想像できるというものだ。(日本では新装なったものに並ぶのは、パチンコ屋程度か!)
最近の米国絡みのニュースは余りに殺伐としたものが多かっただけに、久々に颯爽とした知らせである。
いつもニューヨークへ行くと、必ず訪れるお気に入りの場所が幾つもあるが、美術館で言えばセントラルパークの先にある「メトロポリタン美術館」、その向いにある蝸牛型建物の「グッゲンハイム美術館」、そして、53丁目あたりにある「近代美術館MOMA」であった。私にとってのNY三大美術館である。
どれもそれぞれに特徴があり楽しいのだが、その名の通り、19世紀から現代に至るまでの近・現代美術品を納めたのがこのMOMA(The Musium of Modern Art)である。
初めてここに来たのはもう20年近く前になるが、日本でも馴染みのあるゴッホ、ピカソ、モネなどの教科書等でも見覚えのある絵画が実物として目の前にある感動は大きなものであった。著名作品でも特に囲いなどもなく、すぐ目の前まで近づいて絵の具の盛り上がりを見ることも出来る。画家の息遣いまで聞こえるような至近距離まで近づき絵を鑑賞できる開放度の高さにも驚愕したものだった。その他、ウオーホールのポップな絵や、かなり理解に苦しむ抽象的なオブジェ、小建築物など、バラエティに富んだ作品の多様さにも時間を忘れてその世界に酔うことが出来た。
また曜日によっては、結構遅い時間まで閉館時間を延ばしたり、勤め人にも来場し易い配慮がなされているのも、素晴らしいことだと感じたものだった。
昨年ニューヨークに出向いた時に、メトロポリタン美術館を訪れた後、やはりMOMAにもと思い、ある筈の場所へ行ったのだが幾ら探しても見つからず、自分の記憶力がおかしくなったのかとも心配しながらホテルに戻ったのだったが、その時は新装を前にQueensに隠遁していたらしい。まだ、何かと物騒なアメリカだが、MOMAの復活により、NYを訪問したい理由がひとつ増えた、という気分である。その時までには、世情ももう少し落ち着いていて欲しいと願っている。
MOMAのサイトもなかなか情報に溢れ、楽しい。
実物の迫力には及ばないが、陳列作品の一部を見ることも出来る。是非御覧あれ。
http://www.moma.org/
この土曜日のことである。
AP電によると、「2年半ぶりに新装なったMOMAにニューヨーク市民は長い列をなした」とある。
どうもFree Viewing 即ち、ただであった、ということもあったのだろうが、それにしてもNY名物の復活に市民の心の踊りようも想像できるというものだ。(日本では新装なったものに並ぶのは、パチンコ屋程度か!)
最近の米国絡みのニュースは余りに殺伐としたものが多かっただけに、久々に颯爽とした知らせである。
いつもニューヨークへ行くと、必ず訪れるお気に入りの場所が幾つもあるが、美術館で言えばセントラルパークの先にある「メトロポリタン美術館」、その向いにある蝸牛型建物の「グッゲンハイム美術館」、そして、53丁目あたりにある「近代美術館MOMA」であった。私にとってのNY三大美術館である。
どれもそれぞれに特徴があり楽しいのだが、その名の通り、19世紀から現代に至るまでの近・現代美術品を納めたのがこのMOMA(The Musium of Modern Art)である。
初めてここに来たのはもう20年近く前になるが、日本でも馴染みのあるゴッホ、ピカソ、モネなどの教科書等でも見覚えのある絵画が実物として目の前にある感動は大きなものであった。著名作品でも特に囲いなどもなく、すぐ目の前まで近づいて絵の具の盛り上がりを見ることも出来る。画家の息遣いまで聞こえるような至近距離まで近づき絵を鑑賞できる開放度の高さにも驚愕したものだった。その他、ウオーホールのポップな絵や、かなり理解に苦しむ抽象的なオブジェ、小建築物など、バラエティに富んだ作品の多様さにも時間を忘れてその世界に酔うことが出来た。
また曜日によっては、結構遅い時間まで閉館時間を延ばしたり、勤め人にも来場し易い配慮がなされているのも、素晴らしいことだと感じたものだった。
昨年ニューヨークに出向いた時に、メトロポリタン美術館を訪れた後、やはりMOMAにもと思い、ある筈の場所へ行ったのだが幾ら探しても見つからず、自分の記憶力がおかしくなったのかとも心配しながらホテルに戻ったのだったが、その時は新装を前にQueensに隠遁していたらしい。まだ、何かと物騒なアメリカだが、MOMAの復活により、NYを訪問したい理由がひとつ増えた、という気分である。その時までには、世情ももう少し落ち着いていて欲しいと願っている。
MOMAのサイトもなかなか情報に溢れ、楽しい。
実物の迫力には及ばないが、陳列作品の一部を見ることも出来る。是非御覧あれ。
http://www.moma.org/