森井教授のインターネット講座(神戸大学大学院工学研究科教授 森井昌克)

1996年から2009年3月まで朝日新聞に連載してました森井教授のインターネット講座のネット版(もどき)です。

読売新聞へのコメント:米で心臓移植希望の女児支援HP、中傷相次ぐ

2006年10月06日 16時16分18秒 | Weblog
読売新聞の記事:『米で心臓移植希望の女児支援HP、中傷相次ぐ』にコメントを寄せました。

題目の通りなのですが、コメントとしては 「いろいろな考えもあって然るべきだが、多くは無責任な意見であり、許せない」と結んでいます。限られた文字数でのコメントですので(実際は電話での記者さんとのディスカッション^^;で30分近く)、正確には伝えにくいのですが、許せないのは「無責任な誹謗中傷」であって、ネット上での意見ではありません。むしろ反対意見や疑問は書いて然るべきと考えています。逆に、支援団体は、十分想定すべきです。このような自体は想定できないものではなかったはずです。逆に、支援団体も説明を含めて、責任をもつべきところがあるでしょう。 これはネットだけを責めるわけにはいきません。繰り返しますが、無責任な誹謗中傷は許されるべきではありません。否定的な意見と誹謗中傷を分けるべきです。

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23 コメント

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Unknown (俯瞰)
2006-10-17 08:55:41
読売新聞の記事は、趣旨が「ネットでの誹謗中傷は止めろ」という結論有りきで書かれていますね

これはマスコミの常套手段で、まず「結論」を決め、「ウラ」をとり「記事」を完成させる

あるいは「結論」→「記事」→「ウラ」→「掲載」という具合です

つまり今回の場合は森井先生が「ウラ」の主役を演じてしまった事になりますね

察するに、この募金活動を応援する事が社会正義だと思った記者が「俺もネットに詳しいです」だけでは上が掲載してくれないので「ネットに詳しい森井教授の御意見」という外部からの情報を付加するために電話取材(有料でしょ?w)して紙面に至ったのでしょう

ところがネットで騒がれている本質は「募金詐欺」であり、それに関連して「臓器移植法改正案」、「SDA教団の関与」、「複数のNHK職員と関係者の関与」、「阪大医学部とロマリンダの関係」、「移植ブローカー」etc…と芋づる式に「ネタ」が発表され、「これは何か違う」というネット住人の思いが「この両親の年収知っていますか」、「最低3000万以上ですよ」、「募金の必要あるの?」、「まず家を売れ!」、「売るのがイヤなら氏ね!」とネット特有の底なしエスカレートを生み出したのです

今時「ネットの誹謗中傷を叩く」などというアクションを起こしても世論は動きません

色々と周囲に気を遣った挙句の記事を有料で提供する既存のマスメディアは、まさしく「建前」であり

「落書き」、「たれ流し」と揶揄されても、めげずに「本音」が書き込まれるネットにこそ、あちこちに「真実」が存在しているのだと思います

今度この話題が掲載される時には「ネットに詳しい」ではなく「募金詐欺問題に詳しい」森井教授として御登場なさる事を切に望みます

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↑のようなことを書く悲しい人 (凡庸)
2006-10-16 14:11:34
通りすがりに、意味のない内容を書き捨てていくような人がいるから、非難されるところもあるのさ! 「ネットの負の側面」というのは、「ネットが負の側面」ではなくて、「ネットにも負の側面」があって、それは批判や否定的な意見を述べることでは、決してなく、上のようなことを書き捨てていく、文字通り「通りすがり」の野次馬がいるってことだよ。
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結局 (通りすがり)
2006-10-16 12:58:07
叩かれたら書かれ方が悪かったと、議員さんみたいな言い訳で逃げようって事ですね?



この肩書きで本気でそう思うなら、訂正なり謝罪なり求めないはずないですもんね??
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Unknown (スポンタ)
2006-10-10 19:41:23
「無責任な誹謗中傷」と、訂正されていますが、誹謗中傷であるかどうかは、事実性との対照によって成立する事案です。したがって、真実を語らない相手との議論では、常に誹謗中傷で訴えられる可能性があります。



また、匿名者たちに無責任を責めるのは無価値でしょう。尊敬できる匿名者たちはをささえるのは、無私の精神です。



2ちゃんねる者たちの意見は、誹謗中傷ではなく、否定的な意見でもない。事実、真実を知りたい。そういう呻きと嘆きです。



悪態、罵倒、AAや嘲笑があったとしても、それがテンプレートに反映されることはない。2ちゃんねるとはそういうメディアです。
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Unknown (hoge)
2006-10-08 16:43:00
そういう意図で書いた文章ならば、紙面でそういう意図が通じる様な文章にするべきだろう?

紙面に書かれてある物事は、それが紙面の全てなんだからな

誤解釈を生まない、もっとマシな文面を書ける記者はいないのか?



否定派の人達が卑屈な解釈をしても仕方がないと思う
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恣意的な報道に手を貸さないでください (mori)
2006-10-07 12:42:36
こちらのブログに述べられたご意見については、個人的には基本同意です

ただし、新聞記事となった文章だけを親記事とセットで読んだとき、先生の意図するところが伝わる記事になっていたとは思えません



私はこのことを、ネットにおける誹謗中傷以上に大きく由々しき問題だと思っています

ネットでの言論については、自力で同じネット上で情報を集めて、ある程度の正誤判断をすることが可能です

しかし、マスコミ情報はそれぞれが一媒体として完結しています

意図的にねじまげられたその情報をすり込まれてしまうと、人は自力で正しい情報かどうかを判断する能力を奪われがちだからです

そして先生の肩書きも、一手段として悪用、もしくは先生自身が荷担している印象を受けてしまいます



ここのコメントにも、「否定的な意見と誹謗中傷」のライン上にあるものは存在していると思います

支援団体にある程度の説明責任が求められ、誹謗中傷の類に対して、同じネット上で「無責任な誹謗中傷」ではない「否定的意見」の根拠とされる点について反論する権利を持っているのと同様、このブログでも、コメントについて取捨選択しながら回答したり、またはその必要はないと切り捨てる権利を先生自身が持っています

しかし、マスコミが一方的な視点によって行う偏った報道に対して、「中傷を行った」とくくられた2ちゃんねるの住民全員は、同じステージで発言する機会を持ちません

既にコメントされた方が紹介された事例のとおり、疑問や批判をあげた2ちゃんねらーと呼ばれる人々の中には、理屈のとおった自分の意見を持ち、展開されている方がたくさんいらっしゃいます

自分自身も記事の会の説明不足に疑問を持ち、募金活動が始まった直後に「救命活動の趣旨には賛同するけれど」という前提で、メールで質問を送りましたが、まだ十分な説明を受けたとは思えておりません

そんな私も、2ちゃんねるの関連スレッドに感想を書き込んだことがある時点で、あの記事にかかれば「誹謗中傷」している団体の一員としてしか判断されなくなってしまうのです



このあたりのことは、釈迦に説法の類だと重々承知ではあるのですが…以下、先生の意見に共感できるからこそ、切にお願いしたく思います



どのようなネットでの発言よりも、恣意的な報道で問題の核を別の方向にねじまげることのほうが恐ろしい、極論ではあるけれど、それは一種の洗脳につながる行為だからです、マスコミによる恣意的な報道の積み重ねの恐ろしさは歴史が何度も証明しています



記事の掲載のされ方に全く問題を感じなかったというのなら、その時点でどうにもならないのですが、自分を含め記事に問題を感じた人の意見に理を感じて頂けるのでしたら、どうか新聞側に対し、記事の趣旨訂正を求めて頂けないでしょうか

そして、新聞にコメントを発表することについて、もっと慎重にのぞんでいただきたいです



正直、先生が掲載された趣旨のようなコメントを発表されなくても、マスコミは他の、先生と同様の肩書きを持つ人をあたって似たような意味のコメントを回収し、掲載したと思います

最初から記事の外枠は出来ており、先生の発言を都合良く切り貼りしてその枠にはめ込んだ、…それはマスコミの常套手段です



だからこそ、恣意的に作られた記事に手を貸すようなコメントを、指揮者と呼ばれる方々自身が、安易に発しないでいただきたいです



立ち位置を明解にするため、少し偏り気味の意見に映るかも知れませんが、どうか意見の趣旨をくみ取って頂けましたら幸いです

長文失礼致しました
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Unknown (TT)
2006-10-07 08:26:26
私は、2ちゃんをみなければ、このブログにたどり着くことはありませんでした。

よくわかってない問題に、安易にコメントをつけてしまった貴殿も甘いのですが、意図をねじまげられたことに対してきちんと抗議をしなければ、本当にこの問題を考えて行動されておられる方への「無責任な中傷をするやつ」ととられても仕方ないくらいの立場になっっていることを認識すべきです(たとえそれが実名であっても)。

迅速な対応を望みます。
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マスコミの存在意義はどこに (その他の野次馬)
2006-10-07 05:33:51
はじめまして、読売夕刊のコメントを拝見させいただきました。



 プログの内容を読まさせていただき、流れを

把握されないで、ミスリードされたのかな?

・・という感じを持ちました。

今年、小泉元首相が靖国参拝についての談話全文

掲載を行いましたが、記事としてはマスコミの

主張に沿った記事が作られていた。・・という

事もありましたので。



 2chはオープンな匿名掲示板のため、疑問に思っ

ている方々や詳細を知りたい方、野次馬、そして

相手側の方、最近では企業などが風評(?内部情

報流出)に対応するための通称ビッ(ト)クルーが

入り交じって話の流れを制御しようと、罵倒など

も含めて書かれています。



詳細は、まとめミラーサイトをご覧ください

http://news.80.kg/index.php?%BB%E0%A4%CC%BB%E0%A4%CC%BA%BE%B5%BD



 まとめサイトのオリジナルの方は、時折wiki内

の全文削除という妨害工作を受けておりました。



さて本題



 先生のおっしゃっている「いろいろな考えも

あって然るべきだが、多くは無責任な意見であ

り、許せない」ごもっともな意見です。が、

6日「スケート連盟背任 元強化本部長聴取へ」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061006-00000013-san-soci

が配信されました

昨年末 冬季五輪女子フィギュア代表選考以降、

2chスケート板でチョコレート3人娘について

話題になって騒ぎ出した頃、浅田選手五輪出場

についてアメリカマスコミからの掩護射撃があり

ましたが国内のマスコミはスポンサーの顔色を

伺い話題にしませんでしたが、



blog フトコロえぐらせていただきます http://microsoft.seesaa.net/article/10287459.html

 時系列的には、先生のおっしゃる無責任な意見

ですが、 目の前にある事実を積み上げ、それら

を考察することによって真実がついてくる。

ということもネット上では存在しています。

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本当に教授なんですか? (ガッカリしました)
2006-10-07 02:49:34
村井教授、あなたには失望させられました。



総合的、多角的、批評的に事実を分析せず

独断かつ感情的な文章を書き綴り全国紙に

投稿するあなたの知性の軽薄さは教育者の

レベルに値しません。



教授職を自ら放棄してください。



頭を冷して、もう少し勉強してください。



あなたの寄って立つべき専門分野の研究に

没頭し、もっと精進する姿を学生に社会に

見せてください。



あなたは研究をしていますか?

学生を育てていますか?



あなたがしている行為全ての結果が

答えとしてあなたに返ってくるでしょう。



メディアリテラシーを学ぶべきはあなたです。





マスメディアに名前を売りたい幼稚な精神が

あなた自身を崩壊に招くのです。
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Unknown (Unknown)
2006-10-07 02:31:23
また新聞のミスリードか・・・。
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無責任な誹謗中傷 (Unknown)
2006-10-07 01:41:03
結果的に読売新聞のあの記事は無責任な誹謗中傷になってしまったことについてどう思いますか?
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Unknown ()
2006-10-07 01:09:33
はじめまして こんばんは

読売とってるので夕刊読みました。



>無責任な誹謗中傷は許されるべきではありません。

こんなの当たり前ですよね。別にネットに限ったことではない。

ネット以前だって、匿名の手紙や電話など散々あったことですよね。今もあるし。

それなのにわざわざ これだけ 持ち出して批判する時って

問題の本質から話をそらしてミスリードを誘う手口ですよね。

マスコミがよく使う手口・手法ですな。

[多くは無責任な意見]なんて言えるほどホントに調べてるのですか?

調べてたらこんなこと言えないと思うよ。

募金、海外移植、臓器移植、様々な問題が考えられるきっかけになってるのにね。
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両方擁護 (jrna)
2006-10-07 00:54:34
はじめまして。



もしか先生のことを知らずに語るのはとても偉そうなことかもしれませんが、新聞社の取材に関してはいろんな作家や評論家の方が、自社の言いたいことを代弁してもらいがための都合のいいカット&ペーストをされ、本意とは違うことを新聞に載せられて迷惑だったり不本意だったりする話をいろんな書物で読んでいますので、先生の場合もそれに該当されるのでしたらお気の毒としかいいようがありません。



逆に今回の事件、おもしろおかしく、ストレス解消のようにはやしたてている連中もいないとはいいません。ただ、多くの批判的な人たちも決してこの命が燃え尽きようとしている幼子を軽視したり、まして助からなければいいと考えてはいないと思っています。そのとりまいている人たちのあまりのうさんくささ、更に小さい子を盾に「おまえらはこの子がしんでもいいと思ってるのか」と言わんばかりの大きな逃げ道を自分たちが作って、上からものをみているようなレスポンスやマスコミを利用すること、そういうことに納得がいかないという考えが、ちょっと過剰な行動原理を引き起こしている面もあるのではないでしょうか。



僕も懐疑的なほうをとってますが、決してさくらちゃんをどうなってもいいとは思っておりませんことを発表し、巣に戻りたいとおもいます。ご静聴ありがとうございました。



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疑問 (Unknown)
2006-10-07 00:42:20
読売新聞のコメントが恣意的にねじ曲げられて書かれている事に対し、読売新聞に対して何も言わないんでしょうか?

ここに書くだけですか?



ここに書くだけなら、2chなどからの攻撃から身を守るためだけに言い訳してるようにしか思えません

もし、ここに書かれている事が本当でしたら、読売新聞に対して何らかのアクションを起こすべきだと思いますがいかがですか?



事を荒立てたくないのかもしれませんが、黙っていたら炎上させられるだけかと思います。

アクションって言っても、真意は違うのだから訂正文を載せてくれ、程度でいいと思いますがどうでしょうか?
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Unknown (mayu)
2006-10-07 00:38:04
読売新聞の記事を読んで、とても偏った意見だと思いました。



なぜなら、今回の記事以前より救う会のHPを見ていたなら、都合の悪い部分をごまかしたり、削除したりしているのは分かるからです。



ですが、森井教授のお言葉が「インターネットに詳しい教授の意見」として載っていたので、心が揺れました。

私は、我が子を治療するお金を「募金」

とは言いませんが、自分は間違っているのだろうかと。



新聞には「『両親は身銭を切るべきだ』などと心ないものも多い」と言う記載があるのです。子供を守る為に、親が出来る限りの治療費を負担するのは、当然の事だと思っておりました。



私ならどうするか・・・。

我が子が病気になったら全てを投げ出して助けようとしますが、それでも足りない分は、やはり善意の募金にすがるかもしれません。



でも、「出来る限りの事をやった上で、それでも足りない分」です。家があったら売るでしょう。ただ、それを口にすると常識とは掛け離れた誹謗中傷になってしまうのか、と・・・。



新聞ではその様に受け取れました。



悩んだ結果、検索してこちらのブログにたどり着きました。



そして、納得です。

森井先生は、「無責任な誹謗中傷は許されるべきではありません。」と書いておられます。また「否定的な意見と誹謗中傷を分けるべきです。」とも書かれています。



このブログを見る限り、読売新聞を読んで受ける感じとはかなり違います。



私には、読売新聞は森井教授の言葉を、都合の良い部分だけを切り取って利用した様に見えます。

とても失礼な事だと思いました。



文章が下手で申し訳ありません。
返信する
明らかに誤解を招く内容 (ただし)
2006-10-06 23:50:03
あの新聞記事の内容では、

ネットの意見の多くは無責任であり許せないもの

とおっしゃっているようにとられるのではないのでしょうか?

それに対して訂正等を要求なさらないのでしょうか?

返信する
Unknown (市嶋)
2006-10-06 23:45:53
はじめまして。ご意見を拝読させていただきました。



>十分想定すべきです。このような自体は想定できないものではなかったはずです。



このくだりについても本当にそのとおりだと思います。

しかし、既存大手メディアは筑紫哲也や鳥越俊太郎のネット言論に対する罵倒に象徴されるように常に「ネット=否定の対象」という大前提でもってこの種の報道を繰り返してきたのもまた事実であって…



と、まぁネットをしてる人にすれば顧問・センスなのでこれ以上は書きませんが、どっちにしろ、大手メディアにコメントをするに際しては細心の注意はやはり必要かと。
返信する
お願い (Jサポ)
2006-10-06 22:13:27
はじめまして、Jサポと申します。

「さくらちゃんを救う会」広報担当の方のブログにコメントさせていただいた人間の1人です。

読売新聞「米で心臓移植希望の女児支援HP、中傷相次ぐ」紙面記事に「さくらちゃんを救う会」広報担当寿ジャパン様のブログ「みたけ音楽日記~業界浮遊録~」のコメント欄の写真が掲載されていましたので、実際に記事の対象になった人間の1人として、コメントさせていただきます。



まず、

みたけ音楽日記~業界浮遊録~

http://blog.goo.ne.jp/kotobukijapan/e/dc08d8ff692f8f297c42077416cb9466

にさせていただいた私のコメントを全文引用いたしますので、もう一度お読みください。





私案 (Jサポ)



2006-10-01 07:28:28



一刻も早くさくらちゃんをアメリカに行かせたい、ということが目的であって、あくまで募金活動はそのための手段のひとつにすぎないはずです。

私をはじめ、多くの方々が不信感ないし疑問点を抱いてるのは、もちろん目的に対してではなく、その手段のひとつである募金活動のスタイルにあります。

現在、さくらちゃんを救う会に対し、多くの批判が集まっている最大の要因は、かねてから多くの問題点が指摘され続けてきた旧来のトリオジャパン的募金モデルを、そのまま踏襲してしまったことにある、と思われます。

たとえ今からであっても旧来のトリオジャパンモデルを改め、一刻も早くさくらちゃんをアメリカに行かせたい、という目的のみに徹した、言わば、さくらちゃんを救う会モデルを新たに提案できさえすれば、現在募金に批判的な層を逆に味方につけることも可能ではないでしょうか。

「さくらちゃんを救う会」事務局の方々にとっても、守らなければならないのは、さくらちゃんの命であって、トリオジャパンのビジネスモデルではないはずです。



両親からの当座の負担額3000万円を前提とした私案を考えてみましたので、事務局で検討してみてもらえませんか。



・両親からの負担額3000万円は募金に含めない。

・旧来の目標募金額の内訳のうち、現地滞在費500万円、事務局費150万円は、両親からの負担額3000万円から支出する。

・医療予備費3600万円は、現時点では集めない。

・移植医療費9000万円、渡航費350万円のうち、両親からの負担額2350万円では不足する7000万円を新たな目標募金額とする。

・両親は所有物件を売却し、流動性の高い金融資産に変えることによって、不測の場合の予備費にあてる。

・不測の場合に備え、トリオジャパン、NPO日本移植支援協会、各レシピエント団体の基金に緊急時の支援を強く要請しておく。

・「さくらちゃんを救う会」規約 第十一条(余剰金の使途)から「国際移植医療支援団体トリオジャパンと協議のうえ基金を設立し、」の部分を削除する。



両親からの当座の負担額3000万円が妥当かどうか、判断できませんので、提案した私自身、これでも100パーセント納得できるわけではありませんが、落としどころにはなりうるのではないか、と考えます。

一刻も早くさくらちゃんをアメリカに行かせたい、という目的にはこれで充分なはず、ですので。

趣旨は、必要以上に募金を集めすぎないため、目標募金額を下げる、私的に負担すべきではないか、と指摘されている項目については自己負担する、「自分たちでできる限り資金を調達し、足りない分を募金というかたちで助けていただきたい」という両親の気持ちを形としてあらわすためにも所有物件を売却する、です。

緊急時に資産の流動性を高めること、可処分所得の変化に合わせ生活水準を変化させること、はどこの家庭でも当たり前に行っていることですから、事務局の方々も理解できるはずです。

不動産のままでは、さくらちゃんを助ける役にはたちませんし、これからの上田家のライフスタイルにも合いません。

募金と併用するのであれば、売却の目処を無理に11月末に設定する必要はなく、もうすこし時間の余裕をもって処分することも可能です。

また、万一緊急時に各レシピエント団体の基金に支援を求められる際には、我々もお力になれるはずです。

多くの人間の善意によって集められた募金は、本当に必要な患者の方に速やかに渡されるべきものですので。



募金というものは、本当に募金が必要な人間に、本当に必要なとき、本当に必要な額だけ届く、かたちであらなければならない、と考えます。

善意の募金者の信頼を裏切るもの、であってはならない。

広報担当の方の一連のコメントを読ませていただきましたが、可能なかぎり誠実に対応していこう、という姿勢が感じられましたので、愚見を述べさせていただきました。

できれば、御両親にも読んでいただければ、私のような立場の人間の考えや気持ちが理解していただけるか、と思います。

協力したい気持ちがあっても、現状の募金のスタイルでは協力できない、ということを。

将来本当に募金が必要な人間のためにも、悪しき前例をこれ以上増やすわけにはいきませんので。

御両親と本当に御両親に近い方たちだけで、一度話し合われた方がいい、と思います。

まだ初期の方向性に軌道修正できる段階ではありませんか。





自分自身が書いたものに対してのの評価は、読み手の方が下されるもの、と考えていますので、私の提言が反対意見であるのか、それとも無責任な誹謗中傷であるのか、の判断は皆様にお任せしたい、と思います。

私が最も訴えたかった点ではありませんが、「(両親は)身銭を切るべきだ」「(募金の)余剰金は寄付しろ」との意見が無責任な誹謗中傷である、とすれば、私の提言も無責任な誹謗中傷に類するもの、となるでしょう。

また、森井教授がおっしゃられている「無責任な誹謗中傷は許されるべきではありません。」 とのお考えにも完全に同意いたします。

もし、記事中の教授のコメントが、「いろいろな考えもあって然るべきだが、無責任な誹謗中傷は許せない」でしたら、こちらにコメントさせていただくこともありませんでした。

しかし、実際に掲載されたコメントは、「いろいろな考えもあって然るべきだが、多くは無責任な意見であり、許せない」であり、読売新聞の記事のみを目にする読者にとっては、かなり違うニュアンスで受け取られたものと考えます。

「みたけ音楽日記~業界浮遊録~」のコメント欄を読ませていただいた私個人の印象では、誹謗中傷ととられても致しかたないコメントをしておられる方も少数おられるようですが、責任を持って反対意見を述べている方々が多数を占めているように感じます。

広報担当寿ジャパンさんのできるかぎり誠実に回答していこう、という当初の姿勢が、質問者側の自制にもつながり、相互にリスペクトを持って質疑応答できていた時期もあったように思います。



そこで、お願いがあります。

お手数ですが、「みたけ音楽日記~業界浮遊録~」のコメント欄を先入観なしに、もう一度全部読んでいただけますか?

教授のこのブログの記事の主旨については、充分理解しているつもりです。

しかし、私が自身の発言に全責任を持つ、と同様に、教授もご自身の発言に全責任を持つ御覚悟をお持ちであることと思います。

たとえ、限られた文字数でのコメントであろうと、一旦コメントの使用を許諾した以上、その記事中のコメントのみで評価されるのは致し方ないことでしょう。

もう一度全部読んでいただいて、もしまったく同じ御感想を持たれるようであったとしても、それはそれで構いませんので。



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Unknown (味兵)
2006-10-06 21:40:15
森井さんの文章を読むかぎりこの問題についてまともに意見出来るほどの調査はなさってないようですね。

あなたのコメントが正しいとしても今回の出来事と一切関係ありません。
返信する
Unknown (ななし)
2006-10-06 21:32:03
結果として、森井教授はネットでの批判行為

全てを読売新聞というメディアを通じて

否定してしまいました。

返信する
読売夕刊の記事へのコメント (夢人)
2006-10-06 20:46:08
はじめまして

 私は、事の発端いらいネットを観察してきましたが、

相対的に「無責任な誹謗中傷」はすくなかったと思います。潜在的にあった、「お涙頂戴的高額募金活動」への批判が、顕在化しただけではないでしょうか。先行していた

これらの募金活動の会計報告等が極めて不明朗であること

が拍車をけることとなっています。

 あまりにお粗末で、身勝手だと感じざる得ないHPをはじめとする広報活動とその記述内容への疑問点の指摘への対

応のまずさもありました。必要金額の予算案のボロ隠しの

様子がリアルタイムで見えているわけですから疑問が

膨らまずにはいられません。

 いまのところ、救う会とネット側の対話が、救う会の

広報担当者のブログで続けられています。たまには、ひどいのも混じりますが、おおむね紳士的な質問が続いています。しかしながら、回答が国会答弁並ですので、今後は

どう運ぶことないなりますやら。

 十分に状況を把握なさった状態でコメントなさったのなら何も申しませんが、そうでないなら、下記URLを一読

なさることをお勧めします。

参考:広報担当のブログでの対話

http://blog.goo.ne.jp/kotobukijapan/cmt/dc08d8ff692f8f297c42077416cb9466
返信する
読売新聞を見てきました (けい)
2006-10-06 20:40:34
ぜひ、ここをご覧になって

ご意見をいただけないでしょうか。



http://www18.atwiki.jp/sinusinu/5.html

返信する
読売新聞を見てきました (みゆ)
2006-10-06 20:16:16
誹謗中傷のコメントの一つと記事の内容が合わなくて不思議だったのですが、先生のブログを読んで合点がいきました。

新聞と言ってもただ読んで鵜呑みにしてはいけないのですね。



(><)

↑この顔文字を使うと可愛いですよ♪
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